有馬記念2014予想
皆さん良いお年を…

夏影
14期 予想歴31年

◎トゥザワールド
  2着/9人気

○ジャスタウェイ4着/3人
▲メイショウマンボ15着/14人
△ワンアンドオンリー13着/5人
×ジェンティルドンナ


中山の芝コースは非常にタフさが求められる構造になっている。
この季節でそもそもが力の要るオーバーシードだというのに、エアレーション作業により更にコース摩擦を高くしている。
この馬場により道中の体力の消耗は多大。
更に追い討ちをかけるように、ゴール前には心臓破りの急坂が待っている。
単調なスピードで押し切れるような生易しいレースではない。
しかしながら、ホームストレッチの短い小回りコースな訳で、じっくりのんびり構えては追い込みが届く訳もなく、レースに対して前向きな姿勢も問われる。
物理的には息をつくところはしっかり息をつき、勝負所は一気に決め、最後の急坂でひたすら踏ん張る…が理想だ。とにかくメリハリが問われる競馬なのが有馬記念だ。

ゴールドシップは体力自慢もパワー不足。
前半ペースが速くなり、後半の攻防が淡白になれば捲るチャンスも出てくるが、前半がスローになり各馬余余力を残すような展開になり、3-4コーナーの攻防か活発化するようだと追い込む競馬を強要されてしまいちょっと厳しい。

エピファネイアは天皇賞(秋)で馬群に入れたレースをさせて凡走。距離延長のペース鈍化ステップにより楽に先行し変わり身を見せた。
つまりが揉まれ弱さを露呈した訳で、今回ハイペースならペース激化で不利、スローなら後半の激しい攻防に巻き込まれやはり不利…と展開的なアドバンテージが得られない。

そんな訳で、ここはMに忠実な予想に徹してみたい。

◎⑥トゥザワールド
新馬→未勝利→500万下→OP→弥生賞→皐月賞…と常に相手が強化されるタイミングでパフォーマンスを上げて来た訳だが…
皐月賞→ダービー
セントライト記念→菊花賞
のタイミングで明らかにパフォーマンスを落としている。
つまり、ペースや攻防が激しくなるタイミングでパフォーマンスを上げ、距離延長のようなペース鈍化ステップでパフォーマンスを落とすタイプの馬なのだ。
コース適性は弥生賞や皐月賞の内容からも充分示している。
今回は3000㍍→2500㍍の距離短縮に加え、初の古馬対戦で精神的に新鮮味を感じるタイミングでもある。
凡走後にレース間隔をたっぷり与えられ疲労も皆無。
人気薄だがこの馬から馬券を攻めてみる。

○⑮ジャスタウェイ
ジャパンCは差しが届かなかった形。
今回スローの流れでエピファネイアを意識するような競馬になれば、位置取りショックによる精神的な新鮮味が期待できるし、ペースが上がり前目ポジションが取れないようなら、即ちが差しが決まり易くなる訳で、展開的にも物理的にも向きそうなところが魅力。


▲⑧メイショウマンボ
京都内回りコースで行われたこぶし賞や秋華賞、阪神の内回りコースで行われたフィリーズレビューの内容から、小回りチックな流れの競馬に適性を示しているところに魅力。
基本的に気の良いタイプで、極端な変わり身を見せられるところも穴党にとっては魅力。
阪神JF→紅梅S、桜花賞→オークス、大阪杯→ヴィクトリアマイルで見せた巻き返しは全て惨敗からのもの。
ノンストレス状態で、小回りチックな競馬に変わってどんな変わり身を見せるか?

△③ワンアンドオンリー
△⑬エピファネイア
△⑭ゴールドシップ

単勝
⑥     3000円
ワイド
⑥-⑮   7000円
馬連
⑥-⑮   2000円
⑥-⑧   1000円
⑧-⑮   1000円
3連単
⑥→⑮→?流し…③⑧⑬⑭
⑥→?→⑮流し…③⑧⑬⑭ 各500円

何か…結局事前予想とは劇的に変わってしまいました(苦笑)。

それでは、皆さん良いお年を…


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有馬記念2014回顧
来年は鞍上の癖も研究してみますかね…

夏影
14期 予想歴31年

次走狙い:ゴールドシップ


テレビでアンカツがレース後延べていた通り、ジャスタウェイの位置取りがもっと前目だったら結果はかなり変わっていただろう。
『枠順が…』と鞍上をちょっと庇うような解説をしてはいたが、最初から退いていたようなスタートだったので、あれは鞍上の作戦だったのだと思います。
アレを見てしまうと、今後中山コース騎乗の福永は買えませんね(笑)。
アンカツがレース前に上位人気の鞍上が『…下手な乗り方をしたら…』なんて話をしたら、福永が本当にソレをやってしまったって感じです(泣)。

逆に勝ったジェンティルドンナは前に壁が作れなかったにもかかわらず、鞍上が巧く我慢させていた。位置取りとしてはベストな位置取りだったんで、コレはいっちゃうかも?…と雰囲気がでていましたね。この変は流石に枠順と鞍上の差なのかな?といった感じ。

1番人気ゴールドシップの鞍上岩田は流石に苦しんでましたね。
良いスタートを切っておきながら、道中でポジションを下げてしまうのは、物理特性が合わないから故。
この馬が今まで中山コースとの相性が良かったのは、3-4コーナーで馬群の動きが活発化しなかったからであり、即ち展開に恵まれていた部分が大きかっただけの話。
予想で延べた通り、3-4コーナーで全馬が殺到して来る展開になると、やっぱり捲り切れない。
私的ににはむしろ、『よくそここまでポジションを押し上げられたな』といった感じだ。岩田の巧さをかなり感じた部分。
しかしながら、内からトゥザワールドに差され、外からジャスタウェイに差されそうになったのは流石にパワーの差である。

今回本命に推したトゥザワールドはやっぱり走りましたね(笑)。
また天皇賞(春)凡走後の宝塚記念あたりでやってくれると思います。
まとまっているタイプも、本来L(淡白さ)向きの気質に出るのがキングカメハメハ産駒なのだが、この馬はちょっとC(集中力)やS(闘争心)の方向にズレたタイプだと思います。

エピファネイアはやっぱり、前走が恵まれ過ぎだった。
今回のレースのように後続馬に殺到されてしまうとやっぱり怯みます。
これも予想で延べた通りの結果。

これだけ競馬が読めておきながら、馬券を外すとは…やっぱり俺って下手ですわ(泣)。

まあ、『差し馬に乗った福永はスローの中山コースでは買えない』これを格言に来年の馬券攻略をしますかね。

有馬記念で泣いた人も笑った人も、また来年から新たな気持ちで競馬を楽しみましょう。

皆さん良いお年を♪


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