08期 予想歴11年
◎リーチザクラウン
13着/2人気
○ロジユニヴァース14着/1人
▲セイウンワンダー3着/4人
×アンライバルド
★傾向分析★
2004年 タイム 1'58"6 (良) 1FAve=11.86 3FAve=35.58
テン35.3-中盤48.9(3F換算36.68)-上がり34.4 『加速・中弛み』
1着ダイワメジャー・・・サンデーサイレンス×ノーザンテースト=サンデーサイレンス×ノーザンテースト 〔4-d〕 2-2
2着コスモバルク・・・ザグレブ×トウショウボーイ=ヌレイエフ×プリンスリーギフト 〔5-d〕 4-5
3着メイショウボーラー・・・タイキシャトル×Storm Cat=ヘイロー×ストームバード 〔10〕 1-1
2005年 タイム 1'59"2 (良) 1FAve=11.92 3FAve=35.76
テン35.0-中盤49.7(3F換算37.28)-上がり34.5 『中弛み』
1着ディープインパクト・・・サンデーサイレンス×Alzao=サンデーサイレンス×リファール 〔2-f〕 9-9
2着シックスセンス・・・サンデーサイレンス×Danehill=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-a〕 12-13
3着アドマイヤジャパン・・・サンデーサイレンス×Caerleon=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔16-c〕 5-5
2006年 タイム 1'59"9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97
テン35.6-中盤48.6(3F換算36.45)-上がり35.7 『一貫・中弛み』
1着メイショウサムソン・・・オペラハウス×ダンシングブレーヴ=サドラーズウェルズ×リファール 〔3-l〕 4-3
2着ドリームパスポート・・・フジキセキ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔1-t〕 6-9
3着フサイチジャンク・・・サンデーサイレンス×Bellotto=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔4-m〕 10-9
2007年 タイム 1'59"9 (良) 1FAve=11.99 3FAve=35.97
テン35.5-中盤48.5(3F換算36.38)-上がり35.9 『一貫』
1着ヴィクトリー・・・ブライアンズタイム×トニービン=ロベルト×グレイソヴリン 〔1-l〕 1-1
2着サンツェッペリン・・・テンビー×オジジアン=ニジンスキー×ダマスカス 〔22-b〕 2-2
3着フサイチホウオー・・・ジャングルポケット×サンデーサイレンス=グレイソヴリン×サンデーサイレンス 〔1-p〕 11-9
2008年 タイム 2'01"7 (良) 1FAve=12.17 3FAve=36.51
テン36.2-中盤50.3(3F換算37.73)-上がり35.2 『加速・中弛み』
1着キャプテントゥーレ・・・アグネスタキオン×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔3-l〕 1-1
2着タケミカヅチ・・・ゴールドアリュール×マルゼンスキー=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔13-c〕 11-8
3着マイネルチャールズ・・・ブライアンズタイム×Zabeel=ロベルト×ターントゥ 〔6-b〕 8-6
2分を切るかどうかで好走馬がガラッと変わる皐月賞。1'58秒台だとマイラーが好走し、1'59秒台前半ならサンデーサイレンスが好走。2'00秒以降になると欧州型のスタミナ型向き(ノーザンダンサー系・ロベルト系)の傾向。
1'58秒台でマイラーが好走するのはスピード勝負でそのまま押し切れてしまう流れになりやすいため。この流れの時にはダートで好走歴のあった馬やミスプロ系が活きる流れとなる。この場合は逃げ・先行がよく好走する。
1'59秒台なら、中盤が弛み上がりの速さを競うレースになりやすく、サンデーサイレンスが得意のレース質になる。先行・差しが活きる流れとなる。
2'00秒以降ならばスタミナの持続性能が問われ、距離適性が延びると好走しそうなスタミナ型のノーザンダンサー系(特にオペラハウス)やロベルト系向きとなる。
近2年はほぼ2'00秒からやや欧州型よりの流れと考えます。サンデーサイレンスの血をもった馬よりも、欧州型のオペラハウスやトニービン、ロベルト系のブライアンズタイムが好走した結果に。
★予想★
◎リーチザクラウン・・・スペシャルウィーク×Seattle Slew=サンデーサイレンス×ボールドルーラー 〔23-b〕
前走きさらぎ賞1着(=京都芝1800m)。5戦全連対(3-2-0-0)のスペシャルウィーク産駒。スペシャルウィーク産駒はスタミナ型のサンデーサイレンス系で、緩い流れよりも厳しい流れで本領発揮のタイプ。母父Seattle Slewはスピードの持続性能に優れ、ボールドルーラー系のタフさを備えている。前走まで馬体重が減り続けてたため間隔を開けたステップは、今回に活きるはず。ロジユニヴァースには完敗したが、馬体重が戻り鮮度が高い状態ならば逆転は可能と考える。
牝系はNo.〔23〕で、タップダンスシチーやセイウンスカイなど積極的な逃げでこそ能力全開のタイプが多い牝系。分枝記号bは重賞初挑戦などで好走しやすい特性があり、間隔をあけて鮮度が高い状態でのGⅠ初挑戦は期待大と考えて評価する。
○ロジユニヴァース・・・ネオユニヴァース×Cape Cross=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔B3〕
前走弥生賞1着(=中山芝2000m)。4戦全勝のネオユニヴァース産駒で、ネオユニヴァースもスタミナ型のサンデーサイレンス系。キレよりも底力でねじ伏せるレースが得意で、溜めて勝負よりも積極的に動いてこそ持ち味が活きる様子。母父Cape Crossはダンチヒ系で、サンデーサイレンス×ダンチヒ配合は安定性が高く、その影響もあり連続好走を可能にしていると考える。ペース不問で脚質も様々、その点では堅軸と考える。
牝系はNo.〔B3〕で、本来ローカルコースが得意な早熟性の高いスピードに優れた牝系。中山コースは小回りということもあり、適性は向くと考える。完成度の高さも牝系の早熟性に帰するものがあると考える。
▲セイウンワンダー・・・グラスワンダー×サンデーサイレンス=ロベルト×サンデーサイレンス 〔3-l〕
前走弥生賞8着(=中山芝2000m:0.8秒差)。グラスワンダー産駒は、ロベルト系の特性を前面に出すGⅠ型の「ロベルト型」と母父ダンチヒの特性を受け継ぐスピード型の「ダンチヒ型」とがいる。本馬は根幹距離できっちり結果を出しているロベルト型で、叩き良化型。使い込んで良くなるタイプと考える。前走は太め残りの休み明けでの凡走で、絞れてくれば反撃は可能でグラスワンダーのここ一番の強さにも期待する。ロベルト系はもともと皐月賞に強い血統だし、母父サンデーサイレンスで、やはりここ一番の強さに期待できる配合と考える。
牝系はNo.〔3〕の牝系で、クラシックにも強く(=スペシャルウィーク、メイショウサムソン、ウォッカがいる牝系)成長力に富む牝系。分枝記号lはクラシック好走が多い特性を持つので、好走に期待する。
△トライアンフマーチ・・・スペシャルウィーク×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔7-d〕
前走若葉S2着(=阪神芝2000m:0.0秒差)。スペシャルウィーク産駒で、母父ダンシングブレーヴ(=母は桜花賞馬のキョウエイマーチ)。近年皐月賞はトニービン系が良く好走していて、トニービン系は凱旋門血統の欧州型。オペラハウスなどのサドラーズウェルズ系やロベルト系も欧州型からダンシングブレーヴ系にも適性は合うはず。これまでのレース内容から内枠を活かして先行しそうな脚質と破壊力のある配合から好走に期待して評価する。
牝系はNo.〔7〕の牝系で、距離変更ショックが有効で間隔を詰めて使った時に好走の多い牝系。分枝記号dは前哨戦で好走→本番でも好走が必殺ローテーション。この特性にも期待する。
アンライバルドは強い馬と思うし、牝系はクラシック好走の多いNo.〔1〕で分枝記号l。好走する下地は十分と思うが、この牝系は体質の弱さがつきまとう牝系から、間隔が開かず詰まっているこのローテーションを嫌い嫌うことにて勝負する。
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