東海S2015予想

カタストロフィ
10期 予想歴18年

◎インカンテーション
  3着/3人気

○コパノリッキー1着/1人
▲ソロル5着/7人


 まず土曜の馬場状態なのだが、重馬場なのにかなり時計がかかっていた印象。古馬の500万下クラスで1800m54秒台とかなので、明日も晴れて回復傾向ならもう少し時計がかかってもおかしくない。このクラスでも49秒台突入とかはまず難しく、出ても50秒台後半~51秒台前半ぐらいが妥当なところじゃないかなと思う。


 さて、展開なんだけど、どっちかだと思う。2つ予想を出したいぐらいなんだけどね…。コパノリッキーが出遅れる想定なら他に引っ張る馬がいない。マイネルバイカは坂スタートでの速さをあんまり感じさせないしもともと逃げ馬ではないから、仮に逃げの手を打つにしてもそんなにペースを引き上げていく感じでは難しいだろうと。ニホンピロなんかは基本逃げは打ちたくない馬、マイネルクロップも同様、ナムラビクター辺りはしめしめな展開になる。一方でコパノリッキーが逃げるとしたら武豊としてはやっぱりJBCのイメージが強いだろうし、同時にナムラビクターを撃破しようと考えるならペースを落とすことは考えにくくそこそこ厳しい流れを作っていく可能性が高い。今の馬場だと50半ば~51秒前半を走破時計のベースに考えるとして、800通過49ぐらいで平均ペースだろうと思う。コパノリッキーがハナを切っていくならそれより速くなると思うし、ハイペース気味で基礎スピードが要求される可能性が高い。まあ武豊の意地に期待してスタートを決めてのハナ主張、厳しいペースを作っての基礎スピード勝負に期待する。



◎インカンテーションは大野には汚名返上の舞台。ここで恥ずかしい競馬はしないでほしい。この馬はみやこSを見ても明らかにポテンシャル勝負向きで基礎スピードが要求されつつそこからしぶとく粘ってばてた馬を交わすという競馬でパフォーマンスを上げてきた。平均ペースから12.4 - 12.2 - 11.9 - 12.2 - 12.6とL3最速戦で外から追走とロスを作りながらも直線でしぶとくしっかりと伸びてきてL1でもロスなく立ち回ったランウェイワルツを完封。少なくともポテンシャル勝負では最上位のパフォーマンスといっていい。チャンピオンズCでは大野が何をとち狂ったか出遅れたコパノリッキーをマークするような感じ。50.4とGIとは程遠いドスローのペースから12.9 - 11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4とL2最速戦で後方では万事休す。トップスピード勝負でも対応はしてきたが前々でだし、最速地点ではそんなに切れる馬ではない。11.7の最速ラップであの位置ではどうにも。基本流れてほしいタイプだし、BSN賞でも見せたようにハイペース適性が高い。道悪も得意なエーピー系シニスターの仔だが、時計がかかっているのでここだけがカギ。ペースが流れてくれれば安定するしスローならスローで前を確保できるだけのポジショニングは本来持っている馬。まともに乗ればこの相手でもという馬。


〇コパノリッキーはスタートを出すことに関してはやっぱり武豊というのは大きいかなと。中京の坂スタートは不安材料だし、もうちょっと軽いダートになってくれればなあとは思ったがまあ仕方あるまい。この馬のいいところはかしわ記念でも船橋のタフなダートで出負けしながら12.5 - 12.2 - 11.9 - 12.3 - 12.4とスローからのL3最速戦で好位からしっかりと外々回して伸び切っての勝利。ある程度時計がかかる馬場への対応力は持っているはず。後はしっかりとレースメイクできれば。この馬の場合超高速馬場ではあるが盛岡JBCで基礎スピードの高さで押し切る強い競馬ができている。中京に近いコース形態でハイペースを刻みながら直線入りでスッと引き離す感じでもあったし、ハイペースでも一脚を使えるタイプの馬なんじゃないかなと。積極的な競馬に持ち込んで他馬の脚を使わせることができればというところ。逆にスローの競馬になってしまうとナムラやマイネルクロップといったところは手ごわい相手になると思う。


▲ソロル
この馬は狙いつつもいつも来ないんだけど、ポテンシャル勝負は絶対に合うはずなのと、重賞勝ちの舞台が今回に近い馬場状態で、重馬場なんだけど時計はそこそこかかるというような条件だった。中山1800m戦で重馬場だったが12.3 - 12.8 - 12.6 - 12.2 - 12.9というラップ推移で外枠から向こう上面で押し上げて先頭列に並びかけるような感じでしぶとく伸び切った。ここでは現5歳世代の強敵揃いだったがこれを最後までしぶとく伸びて粘りこんだのはポテンシャル面の高さとみていいはず。ポルックスSでもナムラビクターは撃破できていて、他の相手もマスクトヒーロー。このメンバーでもという馬。4走前の内容やここ3走の負け方からも、1800で軽いダートだと基礎スピード的にちょっと足りない感じはする。2走前は極端なスローからのトップスピード勝負とポテンシャル勝負にならなかった。今回は時計がかかる重馬場での消耗戦というところでしつこく狙ってみたい。スローなら難しいが。


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