08期 予想歴17年
◎アンバルブライベン
1着/2人気
○ベステゲシェンク4着/4人
▲サドンストーム2着/3人
△バクシンテイオー5着/6人
★傾向分析★
2010年 タイム 1’08”1 (良) 1FAve=11.35 3FAve=34.05
テン34.4-上がり33.7 『加速』
1着アルティマトゥーレ・・・フジキセキ×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔3-l〕 2-2
2着ショウナンカザン・・・ショウナンカンプ×ダイナマイトダディ=プリンスリーギフト×プリンスリーギフト 〔5-h〕 1-1
3着シンボリグラン・・・Grand Lodge×Linamix=ダンチヒ×リファール 〔5-h〕 7-7
2011年 タイム 1’08”2 (良) 1FAve=11.37 3FAve=34.10
テン34.8-上がり33.4 『加速』
1着ジョーカプチーノ・・・マンハッタンカフェ×フサイチコンコルド=サンデーサイレンス×ニジンスキー 〔2-f〕 11-10
2着アーバニティ・・・マンハッタンカフェ×Affirmed=サンデーサイレンス×レイズアネイティヴ 〔9-c〕 12-12
3着モルトグランデ・・・War Chant×Capote=ダンチヒ×ボールドルーラー 〔1-x〕 8-7
2012年 タイム 1’08”3 (良) 1FAve=11.38 3FAve=34.15
テン34.1-上がり34.2 『一貫』
1着ロードカナロア・・・キングカメハメハ×Storm Cat=キングマンボ×ストームバード 〔2-s〕 9-9
2着エーシンダックマン・・・サクラバクシンオー×スピニングワールド=プリンスリーギフト×ヌレイエフ 〔3-d〕 1-1
3着ケンブリッジエル・・・エイシンプレストン×Caerleon=ニジンスキー×ニジンスキー 〔5-g〕 12-12
2013年 タイム 1’08”6 (良) 1FAve=11.43 3FAve=34.30
テン35.0-上がり33.6 『加速』
1着ドリームバレンチノ・・・ロージズインメイ×マイネルラヴ=ヘイロー×ミスプロ 〔2-n〕 4-4
2着ダッシャーゴーゴー・・・サクラバクシンオー×Miswaki=プリンスリーギフト×ミスプロ 〔18〕 4-4
3着メイショウデイム・・・マンハッタンカフェ×ヘクタープロテクター=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔8-a〕 4-4
2014年 タイム 1’07”4 (良) 1FAve=11.23 3FAve=33.70
テン34.1-上がり33.3 『加速』
1着ストレイトガール・・・フジキセキ×タイキシャトル=サンデーサイレンス×ヘイロー 〔16-a〕 5-2
2着レディオブオペラ・・・Singspiel×Kingmambo=サドラーズウェルズ×キングマンボ 〔8-c〕 1-1
3着リトルゲルダ・・・Closing Argument×Buddha=マッチェム×ミスプロ 〔5-g〕 7-6
流れは、10年・11年・13年・14年が『加速』、12年が『一貫』の流れ。過去5年の流れの傾向から、比較的『加速』の流れになりやすく、テンは緩めになると思われるが、好走馬の位置取りからは、先行・差しにて展開する馬が有利な傾向があり、『加速』の流れでも差しが好走しやすく、上がり重視で考えてよいと思います。
血統の傾向は、フジキセキ産駒やマンハッタンカフェ産駒が好走していて、マイルGⅠ好走のサンデーサイレンス系向きと思います。この場合差し馬が好走しやすい傾向。
大系統ネイティヴダンサー系(=ミスプロ系、レイズアネイティヴ系、ネイティヴダンサー系)や大系統ノーザンダンサー系(=ダンチヒ系、ストームバード系)ならば先行馬。
また芝1200m重賞ながら、サクラバクシンオー産駒は以前は不振な傾向にあったが、近年では好走馬も増え、以前ほど割り引く必要はなくなったように思います。
ステップの傾向は、前走淀短距離S(=京都芝1200m)好走馬が走りやすい傾向(=06年3着アイルラヴァゲイン、07年2着タマモホットプレイ、08年1着ファイングレイン・3着ステキシンスケクン、12年2着エーシンダックマン、13年3着メイショウデイム、14年2着レディオブオペラなど)。
近年の好走馬の多いステップは、前走阪神Cからのステップ馬。着順が悪くても好走する馬が多いので(=阪神C→シルクロードS:07年8着→3着ビーナスライン、09年13着→2着ソルジャーズソング、10年5着→2着ショウナンカザン、11年16着→2着アーバニティなど)、穴で期待できるステップ。
また前走京阪杯からのステップ馬も、近年好走が多く0.5秒差以内の馬が期待できる(=京阪杯→シルクロードS:10年8着→1着アルティマトゥーレ、10年4着→3着シンボリグラン、11年3着→3着モルトグランデなど)。
★予想★
シルクロードSのポイントは、
①どんな流れでも差しが好走しやすく、上がり重視で考えること。逃げての好走もあるが、やはり上がり重視とみるべし。
②マイルGⅠ実績のある血統の好走が多い(=フジキセキ、マンハッタンカフェ、キングカメハメハなど)。
③サクラバクシンオー産駒は苦戦しやすく、人気でも過信禁物。
④京都芝1200m実績も重要。
⑤前走京阪杯好走馬は、0.5秒差以内ならこのレースでも好走しやすく、軸には最適。前々走に京阪杯出走馬なら、0.5秒差以内に好走している場合も注意は必要。
⑥穴なら阪神Cからのステップ馬。
⑦淀短距離S好走馬も好走しやすい。
◎アンバルブライベン・・・ルールオブロー×スプレンディドモーメント=キングマンボ×ストームバード 〔6-a〕
前走淀短距離S2着(=京都芝1200m:0.2秒差)。京都芝コースは(2-2-1-0)、芝1200m戦は(6-2-2-9)。前々走京阪杯1着(=京都芝1200m)とこのレースと相性の良いレースで好走していて、適性は高い馬と考えられる。京都芝コースでは崩れずに好走しているし、近走のオープン戦や重賞の好走内容から本格化と思えるため、連続好走の可能性は高いと考えて好走に期待する。前走よりも斤量もわずかだが軽くなるし、プラス要因はあると考えて期待する。
ルールオブロー産駒はキングマンボ系で、本質はステイヤー種牡馬なのだが日本ではステイヤー種牡馬は生きていけず、仕方なく力任せに走れる短距離で何とか凌いでいる。ただし高速馬場がキングマンボ系なのにやや苦手なので、時計のかかる馬場向きで、総じて得意コースや距離がはっきりしている。芝・ダート兼用馬もいて、芝→ダート、その逆替わりには注意。3歳以上になると中距離を走るが、中心はダート。母父スプレンディドモーメントはストームバード系で、特性は不明だが、仕上がりの早さと先行力、軽いスピードを有しているが、ただし勝負強さや底力には欠けるのと、勢いがなくなるとスランプに陥る点には注意が必要なストームバードの特性は有していると考える。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
○ベスゲテシェンク・・・ディープインパクト×Souvenir Copy=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-t〕
前走クロフネC1着(=中京芝1600m)。京都芝コースは(0-0-0-1)、芝1200m戦は(1-0-0-0)。芝1200m戦の出走歴は少ないが、全兄シュプリームギフトが芝1200m戦で活躍した馬にて、本馬も芝1200mへの適性が高い可能性は十分。近走上がりも上位で好走していて、上がり重視と考えるなら十分好走の可能性は高いと考えて、好走に期待して評価する。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Souvenir Copyはミスプロ系で、母系に上質のスピードを有した血統が入った芝向きのマイラー血統。どちらかといえば早熟タイプで、2歳から走り3歳前半が稼ぎ時となる成長力。、
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号tは、京都や中京などスパイラルカーブのあるコースで本領を発揮する。一瞬の脚があるので中山も得意。
▲サドンストーム・・・ストーミングホーム×Green Desert=ミスプロ×ダンチヒ 〔6-a〕
前走淀短距離S5着(=京都芝1200m:0.3秒差)。京都芝コースは(1-2-1-8)、芝1200m戦は(4-1-2-16)。前々走京阪杯2着(=京都芝1200m:0.2秒差)で、近走内容を考えると京都芝1200mで上がり上位を繰り出して上位に好走をしている馬。好走するには展開の助けなど必要な馬だが、今回は内枠からするりと抜け出せればと考えて好走に期待して評価する。
ストーミングホーム産駒はミスプロ系で、中距離で活躍する産駒が多い。軽いスピードを有し、持続する流れに強い特性を持つが、その上でキレる末脚を繰り出す。仕上がりは早く、2歳戦から狙える。レース間隔をあけると走り、使い込むと成績が下降する傾向があり、勝負は休み明けから数戦以内が狙い目。母父Green Desert産駒はダンチヒ系で、ダンチヒのスピードをそのまま受け継いだスプリンター血統。早い時期からオープン入りし、途中で壁にぶつかっても、レースで揉まれながら力をつけ、古馬になって一皮むける。時計のかかる馬場や重馬場はやたらと強い。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号aは、気性的には素直な産駒が多いが父親よりはスケールが小さくなる傾向。
△バクシンテイオー・・・サクラバクシンオー×サンデーサイレンス=プリンスリーギフト×サンデーサイレンス 〔2-s〕
前走タンザナイトS3着(=阪神芝1400m:0.1秒差)。京都芝コースは初で、芝1200m戦は(3-2-0-4)。前走休み明けでオープン戦を好走したが、叩き2戦目も(2-0-0-2)と好走は多く、好走に期待できると考えて評価する。本馬も近走は上がり上位を繰り出して好走しているので、内枠を活かして、うまく差し込むことを期待する。
サクラバクシンオー産駒はプリンスリーギフト系で、テンのダッシュ力に優れ、スピードという意味合いではピカイチの種牡馬。休み明けから好走可能で、使い詰めるとパフォーマンスが低下する鮮度重視の特性がある。持ち時計には限界があり、各馬の能力を示す指標にもなる。中4週~8週のローテーションが良く、それより短くても長くても成績が落ちる。レース間隔1~2ヶ月がホットスポット。またサクラバクシンオー産駒は、“勝てなかったレースで翌年リベンジ”の成功例がめったにない点で、今回はやや割り引く必要性はあると考えるが、それでも好走の可能性は高いと考え期待する。。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
No.〔2〕の牝系は、2歳戦から走れる仕上がりの早さとクラシックでも好走する成長能力を有した牝系。古馬での成長力も豊富。直線の長いコースでの末脚勝負に強い。分枝記号sは、立ち回りが上手く、スローの上がり勝負で強い。上級クラスでは展開利が必要。
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