東京新聞杯2015予想

カタストロフィ
10期 予想歴18年

◎シャイニープリンス
  4着/4人気

○サトノギャラント11着/5人
▲フレイムヘイロー14着/13人


 土曜を見ると先週に比べると若干回復傾向かなあという印象で、少し渋ってこれなので一応明日も天気は微妙だがこの馬場を踏襲したい。


 展開が読みにくい。恐らく明日の昼ぐらいからパラパラとは雨が降ってきそうで、その辺の意識を考えても今回のメンバー構成を考えても、マイネルメリエンダがハナを切るぐらいかなというところ。フレイムヘイローの場合は前走が前につけようとして窮屈になった形、マイネルメリエンダより外で自分より外に速い馬もいないので番手外で満足しそう。ハナを主張まではないと思うのでこの2頭が隊列を作って早めにペースが落ち着くかなとは思う。フェスティヴタローはこの面子ではテンが遅くでちょっと前目を意識するには難しいと思う。内田に替わったメイショウヤタロウのハナはありうるがケースとしては逃げ馬を前に置きたいと判断したマイネルメリエンダが内を開けて行かせてくれるパターンだと思う。いずれにせよそんなにペースは上がるまい。スロー気味を想定で良いと思う。


◎シャイニープリンスは色々恵まれたかな。まず今回は後藤に替わるという時点で期待しているという面もあるんだが、ギアチェンジやトップスピードの質に関しては最上位だと思う。過去の富士Sの内容的にも明らかで一昨年では11.9 - 11.0 - 10.9 - 11.9のラップ推移で好位3列目から加速の段階で手応え抜群だが進路なく待たされてL1でようやくできて突っ込む形もリアルインパクトには急追。昨年も最速地点でスッと抜け出したところにL1で強襲された形。安定感は抜群だ。一方でスローからのポテンシャル勝負となった東風Sではコスモソーンパークの勝ちパターン、12.2 - 11.6 - 11.5 - 11.5 - 12.1とペースを早めに引上げコーナー最速の流れで外々をぶん回しながらも直線ズドンと破壊力溢れる末脚を見せた。この馬は傾向的に見ても序盤は無理をしない方が良いのでスローペースは大歓迎。今回は内枠なのでどういう競馬をするかだが、まずトップスピード勝負ならサトノギャラントは互角としても他には見劣らないしサトノよりは前で競馬ができて内からのペースアップ戦にもすっと対応できるということ、タフな馬場適性も見せていると不安材料は少ない。ペースが上がり切ると不安もあるが今回のメンバー構成だとそれはないだろう。思ったより人気にならなかったし素直に本命。


〇サトノギャラントは前走のニューイヤーSで良い負け方をしてしめしめ、人気も落ちるだろうと思ったが想像以上に落ちた感じ。この馬は明らかにスローで団子向き。そもそもゲートが拙い馬なので縦長になってしまうと押し上げるスペースがなくてポジション差でせっかくのトップスピードが追い上げるだけで終わってしまう。ドスローの谷川岳Sの内容を見てもわかるように、この馬はとにかく序盤スローで取り付ける方が良い。とはいえ基礎スピードそのものがないわけではなく、昨年の東京新聞杯では46.1-47.1のハイペースで追走しながらコーナーの緩みでちょっと押し上げたとはいえ11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.5 - 12.3とL3最速戦のTS持続戦でL1まで食い込んできていて、時計はそこそこは出ていたが重馬場での時計勝負に対応していることも忘れてはいけない。この馬の場合はトップスピードの質を活かしたいタイプなのでこの東京新聞杯では決して良くなかったがそれでもエキストラエンドら2着争い勢に最後は詰めてきた。今回はメンバー構成的にもさほど強敵はおらず、特にトップスピードタイプの強敵はせいぜいシャイニープリンス、前から出し抜くタイプもマイネルメリエンダとフレイムヘイロー程度なのでこの舞台でスローの団子なら切れ味で勝負圏内に食い込めるはず。前走は完全な一貫ペースでこの馬の競馬になってないから度外視していい。前走で切ってここで狙うが正解だと思う。


▲フレイムヘイロー
この馬はやっぱり2走前の内容が良かったのがね。今週通してみても基本的に前で残るのは難しい印象なんだけど、2走前が少し時計がかかる馬場状態を積極的に番手追走、12.1 - 11.4 - 11.4 - 12.4とラップ的に見ても平均ペースから直線で早めに仕掛けて出し抜きながらL1でも強敵の強襲を決定的には詰め切らせずに凌いでいる。このレースの内容がかなり印象に残っていた。それと1200~1400でもスピード勝負では良さが出ていなかったし、脚を溜められての後半勝負で嵌っていた印象、+前走がマイル戦でポジションとろうとしながら窮屈になって下がって外々ロスを作りながらも最後まで脚は残っていたという点でもマイルは問題ない。前走もあの競馬であの内容なら陣営もここで距離を気にする競馬にはならないと思うし個人的に鞍上は不安だが馬場がそこそこ渋りそうだし結果的に良いペースで運べる可能性はあるかなと。最大の穴馬はこれだと思う。


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