08期 予想歴12年
◎モンテクリスエス
12着/3人気
○アルナスライン2着/4人
▲アサクサキングス9着/1人
×ジャガーメイル
比較的高年齢の馬が多い今年の天皇賞・春。しかし、基本的には4,5歳の若い馬が好走することが多く、ここ10年で見てもリンカーン(6歳)とビッグゴールド(7歳)が2着に来た以外は全て4,5歳馬が3着までを占めている。リンカーンは元々素質は高かった馬だし、ビッグゴールドも前哨戦の大阪-ハンブルグCでは速い流れを自ら作り出し、逃げ切っていたのだから買えない馬では無かった(もちろん自分は買っていませんでしたが…・゚・(つД`)・゚・。)オカルト的な部分になるが、このレースでは「若さ」が1つ重要なポイントなのかもしれない。
その辺りを踏まえて各前哨戦を簡単に分析。
・阪神大賞典
13-11.7-12.7-13-12.7-12.6-12.3-13.1-12.9-12.8-12.9-12.9-13.4-13.5-13.7
重馬場発表でしたが、それ以上に酷く見えた馬場。これではラップ云々では判断できない面が多すぎて難しいところですが、ある程度重馬場補正を外して考えてみても、ラスト3ハロンは相当遅く、かなりの消耗戦だったことが推測できる。
この流れを自分から動いて結果を出した1着アサクサキングス、2着ヒカルカザブエは疲労がどれだけ残っているのかが心配。それならば自分の形でレースを進め、直線では無理せず最後はほとんど追わなかった(馬券を買っているファンからしたらはた迷惑ですが)スクリーンヒーローの方が「次に繋がる競馬」をしたのではないかなぁと思っています。
ただ、例年何だかんだ言って阪神大賞典組は上位争いに絡んできますし、同レース1,2着馬も軽視することはできないでしょう。しかも、今挙げた3頭が揃って8枠…8枠のワンツースリーまであるかもしれませんね。
・日経賞
6.9-11-11.6-12-11.9-12.7-12.8-12.5-12.4-12.1-11.8-11.6-11.9
個人的にはアルナスラインは最後ピュッと切れる脚を使うイメージで、いかにも小回り向きのタイプだと思っている。前走ではその持ち味が存分に活かされた形で、強い内容だった。先行してある程度切れる脚を使えるのだから、とにかく早めに抜け出して押し切りたいタイプ。故に速い流れになると厳しくなってしまうので、消耗戦では苦しいタイプだろう。
理想としては道中どこかで一気にペースが落ちついて、3~4コーナーにかけて徐々にペースアップ、直線で一気に抜け出してそのまま押し切る…という形だろう。今回は逃げるであろうテイエムプリキュア、それを目標に番手で競馬するであろうホクトスルタンがいるが、この2頭はどちらも速いペースでガンガン逃げるタイプではない(仮にプリキュアが速いペースで大逃げしても後続に影響を及ぼすことは無い)ので、展開も向きそうなだけに、前走は展開がハマっただけと考えるのは…?
・大阪杯
12.6-11.5-11.9-11.9-12.1-12.8-12.1-11.9-11.2-11.7
ディープスカイとの叩き合いを制したドリームジャーニー。斤量差が2キロあったので、同斤だったらどうだったのか…?という疑念は残るが、それでも価値のある勝利だった。
今までは追い込み一辺倒だった馬が、昨秋から自分から動いてレースできるようになり、脚質に自在性が加わったのはプラス。しかし、やはりGⅠとなるとそうはいかないようで、後方待機から直線一発にかける競馬が続いており、結局他力本願の競馬になってしまう。前が相当速くなれば出番もあるかもしれないが、基本的にはここは距離が長いし、2000M前後で注目していきたい馬。狙いは宝塚記念かなぁ…と思っています。
・大阪-ハンブルグC
12.8-11.9-13.3-13.3-12.2-12.3-13-13.2-12.6-11-11.5-11.6
道中13秒台が4回。相当なスローペースで、良馬場だったにも関わらず2400Mを2分28秒台はあまりにも遅い。勝ったゼンノグッドウッドは血統的に距離延長はマイナスだし、3連勝の勢いは魅力も、明らかにここでは厳しい。前述のビッグゴールドぐらいのレース内容だったら少しは評価も変わっていたかもしれないですが…。
・ダイヤモンドS
12.9-11.4-11.9-12.8-11.5-11.8-12.1-13-12.3-11.9-13-13.5-12.2-12-11.9-11.9-13.3
個人的には各前哨戦の中で1番評価しているのがこのレース。最初の1000M通過が60,4秒とかなり速く、その後は徐々にラップが落ちていき、13秒台まで落ちたと思ったら再びペースがあがり、また13秒台まで落ちたらまたまたペースが上がり…とかなりの乱ペースで、最後の直線はまさに「スタミナ比べ」になったレースだったと思う。
そんな乱ペースに戸惑うことなく、道中は中団やや後方からレースを進め、直線では最後まで脚色衰えることなく差し切ったモンテクリスエスはステイヤーとしての素質は相当高いように思える。近走は後方からのレースが続いているが、4走前のように先行してもレースが出来る馬で、自在性があるのも魅力。前走は切れ味勝負の不向きな展開ながら、最後勝ち馬から0,2秒差まで詰めてきたのは立派。過去の天皇賞・春を見てみても、極端な上がり勝負になることはほとんどない(近年だとディープインパクトの時ぐらい)今、まさに力をつけてきている4歳馬で、ここでも期待してみたい。
以上、主な前哨戦を分析していきました。では、最終予想にいきたいと思います。
本命はモンテクリスエス。理由は前述の通りで、京都コース(1,1,1,0)と大崩れしていないのも魅力。鞍上が武豊騎手に替わったが、長距離にでのペース判断に関してはこの人はかなり上手いと個人的には思っています。どんな競馬をしてくれるか楽しみですが、溜め殺しだけはご勘弁を…orz
対抗にはアルナスライン。前走の勝ちっぷりは見事で、今回は展開も向きそう。自慢の切れ味で早め抜け出しからの押し切りを狙いたいところだ。こちらもESPだけはやめてくださいね…orz
3番手にはアサクサキングス。普通に考えれば京都記念→阪神大賞典連勝と来れば、ここでは断然の人気になってもいいのだが、未だに単勝4倍台は謎。ここ1番で勝ち切れないのが不安材料なのかなぁ。京都コース(3,0,1,0)は魅力だし、ここでも大崩れは無いと見ているが、やはり前走の疲労が気になるので3番手評価に下げた。普通なら大本命なんだけどなぁ…orz
距離延長はプラスでは無いし長距離輸送が気になるが、ジャパンカップ勝ちの実績、長距離大得意の鞍上を考えれば無視はできないスクリーンヒーロー。ここにきて一気に上昇気配のヒカルカザブエまでを押さえ。
消しはジャガーメイル。持っている素質は相当高いと思うが、4ヶ月以上の休み明けでは厳しいかなぁ…と。調教の動きもイマイチだったので狙いは次走以降か。
◎15・モンテクリスエス
○4・アルナスライン
▲17・アサクサキングス
△16・スクリーンヒーロー
△18・ヒカルカザブエ
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