阪急杯2015予想

カタストロフィ
10期 予想歴18年

◎コパノリチャード
  6着/1人気

○ダノンシャーク5着/3人
▲ローブティサージュ3着/9人


 まず馬場だが土曜の段階でも雨が多少残っていたにせよかなり時計がかかっていた。日曜は明朝から降り続けるし、阪神は恐らく持たないだろう。渋ってかなりタフな馬場になるとみる。


 展開はミッキーアイルが行かないんだからコパノリチャードが行くだろうと。まあ流石に単騎逃げがほぼ明白だしニホンピロアンバーが仮についてきたところで影響はほとんどないと思う、ある程度は馬場を意識して進めるだろうがそれでも34秒後半ぐらいのペースになるんじゃないかなと想定。走破時計が恐らく22~23秒ぐらいかかってきそうな感じはするのでかなりハイペースにはなるだろう。タフな馬場での消耗戦をイメージしておいてまず間違いないと思う。



◎コパノリチャードはこのレースで一番最初に決めた。というかまあこれに関しては土曜の馬場見た段階ですぐにこれが本命だなと思っていたので。人気は人気だけど、タフな馬場状態での消耗戦での異常なパフォーマンスは言うまでもなくて昨年の阪急杯でもハイペースで文句なくちぎっているし、宮記念でも中京の不良馬場でダート並みの時計、消耗戦で34.5-37.7のハイペース、コーナーで上手く立ち回っての直線半ばと上手くミルコが乗ったといっても最後までしっかりと抜け出す脚を保っていたし強かった。前走阪神Cは負けはしたけどちょっと探ったような出方でペースが34.3-35.2とそこそこ落ち着いてしまったし2列目からの競馬でもあったのでその点も、かな。ただリアルインパクトはここではいないし、3着ダイワはロスなく上手く乗られてのモノ。ここに入ってしまえば付け入るスキはほとんどないと思うけどね。35秒ぐらいの気持ちで走っていれば勝手に他の馬がしんどくなって伸びあぐねてくれるでしょうと。タフな馬場での基礎スピードに関しては右に出る馬はいないと思うし、タフな馬場での阪神1400は一番合っている。素直に本命で良い。


〇ダノンシャークは逆にみんなちょっと評価下げ過ぎではないかという感じ。4番人気とは思わなかった。昨年の阪急杯では完敗したけど、33.8-35.8と2秒のタフなハイペース、基礎スピード消耗戦で外々から勝ちに行く立場になったのもあって甘くなったわけで。今回内枠に入ったらまず狙いたいなと思ってはいた。それに1400m戦だと総合力という観点でもとりわけ基礎スピード面でちょっと苦しいかなという面があったんだが、これが恐らく道悪で時計がかかる馬場ということでカバーできそうというのも大きな材料。特に安田記念がそうで、不良のかなりタフな消耗戦。ハイペースで12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.1 - 13.8と厳しい競馬、早いラップを刻み続ける中で2列目からしぶとく4着まで粘ったと。先行勢で頑張っていたのはこの馬だけ。道悪での消耗戦という括りで見れば結構強い競馬ができている。富士Sは悪くないと思ったんだけどラップを見ると結果的に早仕掛けになったのかなという感じ。L3最速で10秒台を刻んでいる中で勝ちに行っているし、L1で甘くなるのは珍しいケース。本来ポテンシャルタイプの馬だと思っているし、マイルCSでもハイペースの中で上手く内内突いてしっかりと進路を確保して伸びてきた。今回は福永も富士Sのイメージで消極的な競馬になると思うが消耗戦だしそこまで気にしない。地力は一枚上で1400でも道悪で良質な基礎スピードよりもパワー型にシフトする。意外とこの馬に良い風は吹いていると思う。積極的に。


▲ローブティサージュ
穴はこれ。まず枠が良い。できれば内枠をと思っていたのでこの枠ならまあいいでしょう。タフな馬場での消耗戦になる想定なので、ポテンシャルが必要になってくるんだがこの馬はそれが武器といっていい。3走前ではタフな洋芝で34.1-34.9とややハイペースを好位にしっかりつけて11.4 - 11.5 - 11.5 - 11.9のラップ推移でジリジリと脚を伸ばしながらL1で抜け出す。外からライバルも来ていたが、この馬としてはやはりポジショニングで優位にたてて、ある程度前に行ける分、コーナーでロスなく立ち回れる。消耗戦ということは3角ぐらいで速いラップ、そこから徐々に減速するようなイメージになるので、3角の入りでロスなく進められるというのは良い材料だと思う。2走前は内で包まれて再加速戦で後手、前走はトップスピード勝負で外枠ではどうにも。条件としては狙いやすいし、適性的に不安がある人気馬が多いことを考えると実力はやや物足りなくても適性面で十分通用する。好勝負を期待。


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