10期 予想歴18年
◎ステファノス
3着/4人気
○イスラボニータ5着/1人
▲マイネルフロスト4着/5人
展開予想はまずタイキパーシヴァルが逃げるだろうし、これを外からイスラボニータが見ながらの番手にはつけるかなというところで、スローはほぼ確定的。好位外にロゴタイプ、ポケットに恐らくヌーヴォレコルトになると思うが、この辺が凝縮しながらのスロー団子。動き出すのが誰かになるが、多分外のステファノスなんかはロゴタイプの動き出し押し上げるタイミングを狙いたいところだろうし、内はマイネルフロストやヌーヴォレコルトといった我慢できる馬がペースアップを待つというような競馬。ロゴタイプとしてもイスラの外から捲る形での競馬で早めに動く選択肢は持っているだろうと。あとはこれに馬場がどう絡んでくるか。土曜の段階ならこの時期としてはかなり早く、雨が降らずに回復すればヴィクトワールピサの年ぐらいのレベルには高速状態なんじゃないのと思う。それをベースにしつつどの程度雨が降るのかどうかという形で、ロゴタイプの動きが消極的になると２段階加速戦でトップスピードが要求される可能性が高いレースになるかなと思う。内内で進めながらも反応できるトップスピードタイプか、外から前を向いて仕掛けながらトップスピードを引き出せる馬か。天気がかなり悪くなると２段階加速ではなくスローロンスパになる可能性も高くなるが、前日の段階では敢えて雨がそんなに降らずに２段階加速戦を想定する。
◎ステファノスは休み明けでちょっと嫌ったけど、トップスピード持続力の高さということに関しては秋以降明確に成長してきたといえる。２走前のセントライト記念は後方馬群の中で進路を確保できない中、３着馬の直後をとって何とか進んでＬ１でグンと来た。12.0-12.1-12.3-11.6-12.1と明確なトップスピードは問われない中で仕掛けが遅い競馬。それで仕掛けに苦労しながらＬ１伸びてきたという点は評価したいところ。それと前走だろう。ドスローからの12.0 - 11.8 - 10.9 - 11.2 - 11.7とＬ３最速ＴＳ持続戦で中団外からしぶとく差し切っている。秋のパフォーマンスは春に比べても一段階上げてきたと思うし、特に後半速いラップを刻むことで良さが出てきているように感じる。２走前は勝ち馬相手に唯一最後詰めた馬でもあるし、成長度での逆転を期待したい。休み明けでという面でも多少不安があるが、セントライト記念は進路どりの問題もあったし、あれがスムーズならという感じで決して休み明けが影響した負け方ではなかった。トップスピード勝負での良さは確実に見せてきているわけだし、この内容でイスラボニータを目標にしながら動いていける馬という点でも毎日杯でのかなり積極的な４角先頭からのＬ１までのしぶとさからも、マイネルフロストとの比較では上位だと思っているし、ロゴタイプが確実に仕掛ける形になると思うのでそこでうまく乗じることができればチャンス。
〇イスラボニータは個人的には追い切りがそこまでよくは見えず、８分ぐらいかなあとは思っている。ただこのメンバー構成、馬場状態からロンスパでも完全な消耗戦になるとはまず思えないし、２段階の形でＬ２最速戦になる可能性は大いにあるだろうと。ロゴタイプとの位置関係がカギにはなるのだが、どちらかというとロゴタイプを見ながら外からじわっと仕掛けてロゴタイプに積極的な仕掛けを展開させない方が良いかなとは思っている。蛯名がロゴを見ながらの競馬をするのか、それとも前で受ける競馬をするのか、どちらでもやれると思うがリスクという点でいうとロゴに後ろから積極的に向こう正面で仕掛けられた方が厄介ではある。この馬の良さは総合力、とりわけスローから一気にトップスピードに乗せられるギアチェンジ。もちろんトップスピードの質の高さ、持続力共に一級品ではあるが敢えて言うならすぐに反応できる点が魅力。それは当然できる限りゴールの近くで発揮したいわけで、ロゴが早めに仕掛けてしまうとポテンシャル寄りになるのでそこだけ注意したい。イスラ手動で２段階加速のＬ２最速戦ならまず好勝負だとは思っているが、状態面をちょっと嫌っての対抗という感じ。これも雨が降ってズブズブの展開は未知数。まあドスローに近い競馬になると思うし、11秒前後のラップが問われそうな今の馬場状態なら４歳勢の勝負になると思うので簡単には負けられんだろうと。
▲マイネルフロスト
まず馬場適性を取った。高速馬場でのＴＳ持続戦でこそ良さが出ていた馬というのは間違いなく、前走でも中山2200ｍ戦で12.0-11.4-11.2-12.0と明確にＬ２トップスピードを問われる競馬で勝ち馬が出し抜いての逃げ切りを図ったレースでも中団からしっかりこのペースアップに対応しながらＬ１でジリッと伸びてきて３着争いに迫った。こういう競馬ができればいいが、前走は少しポジションが悪かったことは確かで、同じ二段階加速でも頭数も多く距離を意識しすぎたか、もう少し前で競馬できればなという印象だった。今回は中山1800だしタイキが逃げるだろうがペースが上がり切る不安はほとんどない。馬場も雨さえ大きく振らなければまず時計が出やすい状況だろうし、動き出しへの意識も変わってくるのでトップスピードそのものは要求される可能性は高い。それとポジション的にも恐らくイスラの直後のロゴタイプの後ろぐらいを狙えるはずで、ロゴタイプが勝負師に行くところでイスラの直後にスペースができるしそこを突けそうというのと、最悪ロゴタイプの直後を狙うのもあり。動きやすい条件になる。２走前は完敗で伸びあぐねたが12.0-11.6-11.5-11.4-11.9とややスローからの４Ｆロンスパでポテンシャル寄りの競馬になったというのもある。４走前も同様。これまでの傾向を見ても明らかに11秒前後のラップが問われたときにＴＳ持続力を引き出せているので、今の馬場で序盤かなり落ち着きそうな中山1800ならヴィクトワールピサの年のようにスローの２段階加速でＬ２最速戦になる可能性は高いとみる。雨が降ってズブズブだと終ってしまうが、雨がそんなに降らずに馬場の影響が小さければ好勝負だろう。
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