10期 予想歴18年
◎ミナレット
11着/11人気
○アイスフォーリス2着/4人
▲フレイムコード13着/10人
土曜は時計は出ていないがラップ的に見ても速く刻んでいるケースが多いし自分の中では想定のちょうどど真ん中だった感じ。このイメージを踏襲しながら進める。
ケイアイエレガントの回避で逃げ争いにも多少の影響は出てきそう。まずミナレットがスタートを切れればこれがハナを主張するのは間違いない。内からフレイムコード、外からサクラプレジールのノリがどこまで競っていくかで、ミナレットとサクラのハナ争いは見もの。これを見ながらブランネージュが番手を狙う。バウンスシャッセやマイネグレヴィルといったところが内にいるんだが、ペースが上がりにくくミナレット、サクラの隊列がスッと決まってしまうと結構２列目内のスペースが限られてきそう。フレイムコードが２列目ポケットを確保しきるとバウンスやマイネに多少影響が出てくるかなと。いずれにせよペースは上がりにくいだろうし、スローからの後半勝負だがロンスパで動いていくような騎手も外には少ないのでＬ２最速でトップスピードを要求されながらの総合力勝負になる可能性が高いとみる。
◎ミナレットは距離延長がプラスに出る可能性が高い。この馬の場合ターコイズＳでも基礎スピードで勝ったわけではない。もちろんペースそのものをそれなりに引っ張ったのは間違いないが、レース全体で見れば平均ペース。そこから11.7-11.8-11.2-12.0とＬ２最速で一気に出し抜く逃げで２列目を引き離し、Ｌ１まで踏ん張り切ったという形。この馬は総合力を見せていた馬で、中山1600ｍ戦でも単調なスピード勝負ではなくある程度のペースにコントロールしながら要所で出し抜く競馬で強い競馬ができている。それともう一点がそれなりにＴＳ持続力を持っているというところ。白秋Ｓは個人的にペースが遅すぎた感じで、ドスローからの12.4 - 11.0 - 11.0 - 11.4と仕掛けが早いＴＳ持続戦になっているんだが、ここで直線序盤引き離しきれなかったもののＬ２までは踏ん張れていたし、相手関係も強敵揃いだった中でこの内容は評価したい。スローでもハイペースでもやれる馬でたまに出負けするので安定しないがレースをコントロールできた時の強さは本物。ターコイズＳは距離延長でも問題ない内容だったし、ギアチェンジ、トップスピードの質が高くそれを前で引き出せるというのが魅力。今の中山はイメージ的には恐らくタフだと思われているか、土曜を見てもペースを上げ切れず、仕掛けもし切れずのＬ２最速戦になる傾向が極めて強い。馬場は軽いはずなので、この馬が逃げながら軽視されて主導権を握れれば要所で一気に引き離す競馬が期待できる。正直軽ハンデだったとはいえターコイズＳで出し抜く競馬で押し切ったこの馬を舐めすぎ。
〇アイスフォーリスは総合力勝負向きの馬でしかも今回は２～３列目の外ぐらいをイメージできそう。内で溜めてもいい馬だけど、恐らくミナレットがスローに落とすし仕掛けも遅れがちになりそうな今の騎手の意識なら好位の外から前を向きながらＬ２最速地点でスッとトップスピードに乗せるというのが狙えるだろうと。府中牝馬Ｓを見てもトップスピードの質は良いものを持っているが要所の反応が良い代わりに持続力が甘い。ただノベンバーＳのようにある程度のペースを好位で進めながら12.2-12.0-11.2-11.8とＬ２最速戦で３列目からスッと抜け出しＬ１で先頭に立ち切ったし最後も寄せられたがこの馬らしい要所のギアチェンジが活きる競馬だった。普通にここに入れば要所のギアチェンジ、トップスピードの質でスッと抜け出すイメージはできる。外から前を向けるこの条件、仕掛けもそんなに早くなりそうにない今の状況なら。
▲フレイムコード
この馬は４走前を評価した。ペース的にはそこそこ流れていて、11.7-11.8-11.2-12.0と２Ｆ勝負で動き出しが要求された。好位馬群の中で進めてワンテンポ置かれたがそこからジリジリと伸びて３着争いには顔を出した。要所の反応そのものがそこまでよかったとは思わないが、ラップ的に見ても前を向けない流れで進路確保も少し遅かったことを考えると対応できているといえる。この馬は基礎スピードそのものは持っていると思うのだが、意外とＬ２でトップスピードを要求される競馬で結果を出しているし、三面川特別を勝った時も11.9 - 11.9 - 11.4 - 10.8 - 11.9とＬ２最速戦で番手から抜け出す競馬。大逃げ馬をおっかけてリードを作った側面はあるにせよ、ペースアップ戦で結果を出しているのは評価したい。今回は内枠で上手くいけば逃げ馬の直後を狙える。前走で最低限の動き出しを見せられたし、あれを２列目でやれればもうちょっと違いそう。
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