08期 予想歴14年
◎サクラオリオン
13着/12人気
○オースミグラスワン10着/1人
×トウショウウェイヴ
中京記念は以前のレース回顧であまり評価しなかったのだが、上がりのかかる競馬だったとはいえ、ほぼ確勝だったヤマニンキングリーを差し切ったサクラオリオンの底力に限っては、それなりに再評価しても良さそうだ。これまでは本質的に芯の弱そうな雰囲気の馬だったが、前走の重賞勝ちは時計や相手関係は別としても、そうした弱さを払拭するかのような快勝だった。また、勝ったことで馬に気合いが入ってくれば、更なる上積みを望むことも可能だろう。とにかく、中京記念の内容を見る限り、この馬の過去のイメージは一旦捨ててみる必要はありそうだ。
コース形態は違っても、今回も直線が平坦コースの競馬で、この点も同馬には歓迎材料だ。人気馬の多くは自ら動けるタイプでもなく、十中八九外差しという馬場でもない。中団より気持ち前目の位置取りの競馬なら、ここも前走と同じＧⅢのハンデ重賞、もう一丁があっても良い。
オースミグラスワンは皆さんご存知の通り、新潟コースの申し子。斤量58キロより道中で前と極端に離される展開になった場合がむしろ心配だが、昨年の上がり31秒台の末脚は問答無用の評価対象だ。
人気だが嫌ってみたいのは上がり馬のトウショウウェイヴ。そもそも本当に強ければ中京記念でもう少し上位に食い込めても良かったはず。新潟外回りへの適性はありそうだが、平坦特有の淀みない展開になった場合、追走だけで一杯一杯になり終了のおそれがある。
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