14期 予想歴32年
◎コパノリチャード
5着/5人気
○ストレイトガール13着/1人
×エアロヴェロシティ
JRAの発表から、中京の芝コースは先週よりも更に傷んでいるらしい。
レース当日の天気予報は、気圧の谷の影響で『曇り時々雨』で降水確率は70㌫となっている。昨年のような泥んこにはならないが、ちょっとしたお湿りはありそうだ。
先週のファルコンSの予想でも延べたが、この次期の中京コースは基本的に摩擦が高いのだが、道中のスヒードが問われる為に『気持ちの前向きさ』というのは必用不可欠。
じっくりと構えて競馬する、『根っからの差し馬』には厳しい。
おそらく、今回は先行馬も揃い激ペースが予想されるので、『ペースが厳しいのでポジションが下がる』っていう感じの競馬が望ましい。
先週日曜の10R豊橋特別では、1着にコウセン、2着にチョコレートバインが入っているが、両馬ともに前走マイル戦というタフな条件からの距離短縮ステップであった。
そして2走前に先行策の競馬で前向きさを見せていた事も共通している。
本来"軽い条件であるはず"の1400㍍が、1200㍍からの距離延長ではなく、1600㍍からの距離短縮が嵌まるという事実は非常に重要な意味を持つ事である。この事実を見逃してはならない。
今回は先行馬が揃い激ペースが予想される上に、体力消費の高い摩擦馬場で行われる。
非常に前走で受けたダメージが影響しやすいレース環境にあるはず。
距離短縮ステップになる前走と言えばやはり阪急杯だが、上位3頭は最後の直線で激しい叩き合いを演じており、このレースで受けたストレスが心配だ
そこで注目したいのはコパノリチャードだ。
阪神Cのストレスの影響もあり、阪急杯はあっさりレースを投げた事を逆に評価したい。
これにより、阪神Cで受けたストレスと疲労はすっかり抜けたはずだ。
タフさが問われるマイル戦での実績を持つのも心強い。
相手は前走前残りの香港スプリントを、頑張って差して3着に入ったストレイトガールだ。
外枠向きではないが、前走よりも馬場が向く事は確かで、パフォーマンスアップが見込めるはずだ。この馬もヴィクトリアマイルでタフなマイル戦を好走した馬だ。
今年参戦してくる、エアロヴェロシティだが、トムフール系の馬で日本の競馬に全く馴染みが無い血統。
馬体もかなり厳つい感じで、柔軟さが問われる日本の競馬にマッチするかは微妙な感じだ。
トムフール系と言えば、昔メイワパッサーという馬がいたが、活躍した産駒はスタビライザーとスプライトパッサーくらいなもの。
香港スプリントを勝った馬で日本のG1を勝った馬は、フィアリーキングプローンとサイレントウィットネスだが、前者はデインヒル産駒、後者はミスタープロスペクター系産駒で日本競馬に馴染みの強い系統の馬である。
トムフール系が日本で繁栄出来ないのは、単に日本の競馬に合わないだけ話であろう。
異質の存在だけに、アイビスサマーダッシュのような日本競馬のなかでも異質なレースなら馬券で狙ってみたい。
とどのつまり、ここでは買えない...という事で。
まずは、故障せず最後まで完走してくれる事を祈る。
ミッキーアイルとダイワマッジョーレの無印予想の理由は、『競馬予想の乱』の夏影『妄想競馬予想!』の『高松宮記念を考える』に記載しております。
そして、中京コースの解説については、同じく『高松宮記念を考える②』に記載しておきました。
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