産経大阪杯2015予想
末脚勝負馬有利と判断

クライスト教授
10期 予想歴36年

◎キズナ
  2着/1人気

○スピルバーグ4着/2人
▲ショウナンパンドラ9着/7人
×カレンブラックヒル
×ロゴタイプ


阪神11R 第59回 産経大阪杯(G2) 芝2000m
◎○▲△ 消=消し馬 X=予想外 外=想像外
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◎…キズナ      【 57.0・佐々木・武 豊 】京都記念3②…ノースヒルズ
○…スピルバーグ   【 58.0・藤沢和・北村宏 】ジャパン3⑥…社台F
▲…エアソミュール  【 57.0・角 居・Mデム 】AJC杯3②…社台F
△…ラキシス     【 55.0・角 居・C・ルメール 】有馬記念6⑪…ノーザンファーム
消…カレンブラックヒル【 57.0・平 田・松 山 】小倉大賞1③…ノーザンファーム
X…ロゴタイプ    【 57.0・田中剛・福 永 】中山記念2②…社台F
X…デウスウルト   【 56.0・平 田・川 田 】中日新聞2②…ノーザンファーム
X…タガノグランパ  【 56.0・松田博・菱 田 】中山記念6⑥…新冠タガノ
X…ショウナンパンドラ【 55.0・高 野・浜 中 】エ女王杯6④…白老F
外…ムスカテール   【 56.0・友 道・四 位 】川崎記念8-…ノーザンファーム
外…ダノンヨーヨー  【 56.0・音 無・ 幸  】東京新聞8⑮…ノーザンファーム
外…トラストワン   【 56.0・庄 野・和 田 】中山記念7⑪…村下農場
外…ゼロス      【 56.0・石 橋・藤 田 】大阪城S10⑦…坂牧場
外…キングズオブザサン【 56.0・荒 川・蛯 名 】中日新聞6⑨…社台F
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◎…逃げると思われる馬が『なぜ彼に?』と言う松山に乗り変わった事で後ろに付く先行馬たちが“一見する”と有利になったように見える。
ところが、この乗り変わりを追走する先行馬の騎手が実力弱化の乗り変わりである福永と1kg重い斤量で追いの甘い蛯名であるからには、現実的にこの両馬を的にできる後続の2外人が俄然有利になると思われた。言うまでも無く、福永や蛯名とはメジャーリーガーと高校生くらいにレベルが違うからだ。
ところがところが、この2外人の配されている馬が共に同じ厩舎であり、どちらも鞍上の技量込みで能力的に複勝までが限界としか思えない馬に配されており、おまけにルメールに到っては1ヶ月実戦騎乗から離れていたのである。
・・・となると、残るは最も勝っておかしくないのは末脚一番の同馬しかいない事になるため◎と判断。

○…◎が最も勝てる立場にあるのが見込めるからには、末脚勝負型の同馬も有力。
ましてや休み明け仕上げの上手い厩舎であるのも利点となるからには、同じ58kgでも外人に的にされる蛯名より好走可能として○と判断。

▲…距離成績【3・1・0・0】も重馬場成績【1・2・0・0】ともに優秀。
何より、G1馬である同馬を▲にすれば同厩舎アシスト考慮で浮上する川田の馬や角居の2外人に振り回されなくて済むのが予想道理に適うので▲とした。

消…たしかに逃げ切りなら騎手力など考慮しなくて良い時もある。
だが、前走勝って来た馬でレースを牽引すると思われる馬を乗り変えるからには少なくとも松山より手馴れた騎手はいくらでもいるはずなのに、わざわざテン乗りで松山を起用する意味が判らない。
これで前予想どおりに上手く逃げ切れたら、それこそ前予想どおりの◎・○だけ狙えば済むことになるが、1着テン乗りの松山、2着が縁故の福永では「ヤラセ」以外の何物でもなくなってしまう。
いくら主催者が不公平でも、こんなミエミエの八百長などする訳がないと信じたいので同馬は消し馬にせざるを得ないだろう。

X…鞍上弱化の福永で好走は疑問。

・・・以下は「外(=想像外)」なので評価は省略する。


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産経大阪杯2015回顧
騎手でここまで変わるとは…

クライスト教授
10期 予想歴36年

次走狙い:ラキシス
次走危険:ロゴタイプ


狙い馬…馬場の巧拙があったにしても、キズナを後ろから差すなど並みの馬にはできない芸当のはず。
騎手を一流に変えただけでここまで馬が変わる例も滅多にお目に掛かれないが、それだけ同馬の素質は元々高かったとしか評せない勝ち方だったのは誰もが認められるだろう。
したがって、同馬は今後の牝馬界を背負う立場になったと判断できるからには次走以降も狙い馬として存在し続けるはず。
ただし、騎手が一流である場合に限ってだが…

危険馬…5着と言う結果よりも、問題なのは起用した鞍上が「主催者が決めた立場上の一流騎手」である事。
つまり、福永を乗せて5着だったと言う事は、今の競馬学校卒の騎手だけでなく、下手をすると岩田や戸崎が乗っても今後勝てなくなる馬にまで落ちたと言う事。
やはり同馬は、最低でCデムーロ、最高でミルコが乗らないと好走しても勝てない馬に成り下がったと判断できるので次走以降はミルコにならない限り危険馬として考えておけば良いだろう。

※騎手でここまで馬が変わるとは・・・
『いくらルメールでも流石に今回は複勝程度だろう』と思ったら、まさかキズナを後ろから差し切って完勝するとは思わなかった。
しかも、キズナは同馬らしい競馬をキチンとしていたのにそんな同馬を競り落としてしまうのだから、この差はあきらかに騎手力の差と評するしかないだろう。
分かっていた事とは言えども、やはり岩田や戸崎のいない状況では、今回の武豊のように馬の能力が余程優っていなければ実技量【馬を勝たせるセンス】では一流外人騎手には太刀打ちできないのだろう。
ただし、私としてはこれを残念とはもう思っていない。
ただ、上手くない騎手に素質のある馬が回されている事が改善されないのがより残念でならない。


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