10期 予想歴18年
◎スマートレイアー
4着/1人気
○カフェブリリアント1着/4人
▲バーバラ15着/16人
馬場はもう金曜正午の段階で芝も重馬場なので、普通に考えれば不良馬場で良いだろう。かなり時計がかかる状態を想定しておくのがベター。
展開がこの馬場のせいで非常に読みにくい。バーバラがこの馬場でどこまで行く気を見せるかどうか。これを外から見ながらベルルミエールが様子を見つつ番手かなという感じ。ベルルミエールの方がどちらかというと無理をしたくないだろうし、バーバラはもうごまかさず行くかもしれない。この2頭ぐらいしか逃げそうな馬もいないわけで、普通に考えれば内の隊列はすぐに出来上がる。内ポケットはこの面子だとプロクリスかなという感じ。ペース自体は上がらないと思うので馬群は結構凝縮しそうなイメージ。差し馬が多く中団あたりが雁行状態になりそうでフォーエバーモアやホエールキャプチャはこれを嫌がってある程度前かなという感じ。スマートレイアーやマンボの武兄弟は無理せず後方から、ダンスアミーガはミルコで出負け癖もあるし後方からになるかな。後はバランスがどうかだが、恐らく先週の不良馬場での大阪杯の内容を当てはめれば普通に23~24秒の決着にはなるはず。36で平均ペースと考えれば、バーバラが道悪とはいえそんな緩いラップを刻むとは思えない。35-12-37ぐらいのイメージで丁度いいかなというところ、バーバラが積極的な競馬をしてくるなら34秒台半ばのイメージ。いずれにせよ基礎スピードとポテンシャルがかなりのレベルで問われるとみた方が良いし、タフな馬場適性はもちろん問われる。
◎スマートレイアーは悩んだけどこれに決めた。途中まではカフェブリリアント本命かなと思っていたんだけど、まあでも最終的にはこの馬を。まず昨年の阪神牝馬Sの勝ちっぷりは評価すべきで、34.0-34.8とハイペース、11.3 - 11.5 - 11.7 - 11.5 - 11.6とほとんど淀まない流れで取り付くところがあまりなかった中で出遅れて最後方からの競馬。3~4角はロスなく立ち回ったとはいえ直線で最後方ぐらいから気持ちの良いぐらいのごぼう抜き。恐らくこの馬自身はL1で加速ラップを踏んでいるんじゃないかなというレベルの末脚をL1で見せた。ここで厳しい流れへの対応力は見せているのは大きい。後は道悪がどうかなんだけど、クイーンSのタフな馬場での大外ぶん回し強烈なポテンシャル勝負で最後までしぶとく伸びてきているところからも、昨年の大阪城Sでタフな馬場での平均ペースでディサイファを差し切っているところからも、そんなに気にはならないだろうと。かなり人気を落としているし、実際エリ女もチャレンジCも少々不満はある。それでもエリ女はトップスピードの質勝負になったのもあるし、府中牝馬Sに比べても13秒近いラップを3角手前で踏むように緩い流れからのL1落とさない競馬になった。府中牝馬SはL3実質最速だったしね。チャレンジCは不満はあるが池添が外への持ち出しが下手だったのもあるし、相手関係でも強い相手ではあった。レッドもマンボも復調したとしてここの条件そのものに疑問が少なからずあるわけだし、その点で道悪さえこなして来れば問題ない、良でもタフな馬場適性を見せているこの馬から入りたいかな。
〇カフェブリリアントは馬場とコース形態で適性面を取ったことと、前走の節分Sを最大限に評価した。まず前走の節分Sでは東京芝マイル戦だが、良馬場でも少し渋っていて時計がかかっていた。その中である程度の流れから11.7-11.3-11.8-11.9と仕掛けの速い流れを後方馬群の中、外目から直線じりじりと伸びてL1で突き抜けた。アデイインザライフにキレ負けしそうだった序盤から徐々に盛り返してL1突き抜けたようにTS持続力の高さを見せたと言っていい。前走もそうだが、この馬の場合2走前の中京マイル戦が重馬場でトップスピードが問われないスローからのポテンシャル勝負でも外から正攻法で突き抜ける強い競馬ができているのもあり、道悪適性も不安がない。基礎スピード戦でも新潟内1400m戦、500万下戦ではあるがクロイゼリンチャン辺りは楽にとらえている。1400は良馬場だと流石にちょっと短いかもと思ったが道悪になるし、ハイペースのバランスでも脚を使わされずにしっかりと突っ込んでこれている点からも、今回の条件は普通に合いそう。上位人気馬が軒並み信用できない中でこの馬の底しれなさを狙いたい。
▲バーバラ
まあこれは超大穴と言っていいんじゃないかなと。個人的には完全に馬場が悪化しきった時は前がコントロールしようとしても結果的に淀みないハイペースになるというケースが多いのと、その場合は結構前のスピードタイプが残りやすい、という経験則がある。その中でこれを選んだという感じ。この馬の場合稍重でタフな福島1200m戦で結構強い競馬ができていて、33.2-35.6とかなりのハイペースを好位の中目から進めながら10.8 - 11.5 - 11.7 - 12.4の消耗戦をしぶとく伸びてきて2着をしっかりと確保した。この時の勝ち馬は強敵マヤノリュウジンだったし、大外一気と特殊な競馬。正攻法で競馬をしたこの馬としてはやっぱりこのラップタイム、タフな馬場でしぶとかったのは大きい。前走は一見して距離かなとも思ってしまいがち。もちろん距離の可能性も否定できないけど、ソフトな馬場でラップが緩んで12.1 - 11.7 - 11.8 - 11.1 - 12.1とL2最速11.1と加速を問われたしトップスピードの質も問われた。1400でこの馬場ならタフな馬場での基礎スピードは武器になる。1400実績はないが阪急杯の時は好位のポケットでの競馬になったし、休み明けもあった。基礎スピード高く、ハイペース適性を持っていて、タフな馬場適性も見せている、今回は主導権を握れる可能性が高い。色々な面を含めても穴馬としては面白いはず。
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