08期 予想歴14年
◎トーセンクラウン
18着/16人気
○タケミカヅチ5着/5人
▲カネトシツヨシオー16着/13人
×ファリダット
×スマイルジャック
このレースへの出走自体が意外なトーセンクラウン。だが、成績を詳しく調べてみると案外今回の条件は合っているかもしれない。古馬以降、勝ち鞍連対は全て中山であげている。古馬になってからは東京は総じて不得手、適距離は1800~2200辺りというイメージがすっかり定着してしまった感もある。では、3歳時までの成績を見てみると、対照的に全2勝とも東京。しかも、距離別ではマイルでの成績が1勝2着3回と最も安定していた。現在のこの馬のイメージとは大分かけ離れた結果を残していることが分かる。
推測されるのは、もともと折り合いに課題があるため、勝負駆けでは陣営が東京よりも小回りの中山を優先して使っていたという可能性。確かに折り合いに難がある馬は広いコースでは厄介だ。ただ、それも距離がマイルまたは1400なら流れが速くなりやすい分、折り合いも自ずと付けやすくはなる。ましてや、今回はGⅡ戦だからなおさら。相手は手強いが流れが厳しくなるのはこの馬にとって大歓迎だろう。3歳時ではあるが、八重桜賞を勝った時の決め手には光るものがあった。あとはレースの流れに乗れるかどうかだけ。
前走勝って勢いに乗るタケミカヅチは東京でも要注目。共同通信杯で2着したように、変に後方に控えることなく、淡々と先団好位で競馬ができればGⅡでも結果を出せるはず。やや淡白な面もあるので、東京に限っては1600よりは1400のほうがむしろこの馬向き。
カネトシツヨシオー、マイルや2000の根幹距離よりも1800や1400といった非根幹距離で切れ味がさらに増すというのが個人的な見解。1400では一昨年の阪神カップ7着のみだが、勝ち馬とは0.3秒差。重賞では連対実績すらないが、数字上ではそれほど差を感じない。距離は望むところだが、東京コースへの適性が焦点に。
距離の1400自体は全く問題のないファリダット。とはいえ、スプリント指向の強い馬だけに、1400でも東京は明らかにマイナス材料。うまく乗れば上位も有り得るだろうが、人気ほどの確実性には欠けている。
スマイルジャックもマイラーズC3着はスローペースの産物。好走パターンも人気薄、割と時計のかかる馬場や展開に限られているのは成績を見れば一目瞭然。自力で勝ち負けできるだけの力はそもそもないのでは。
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