09期 予想歴19年
◎アンドリエッテ
6着/4人気
・今年のクラシック第一弾。3戦無敗のルージュバックが1馬人気。以下、ココロノアイ、クイーンズリングと言った順番。
・人気のルージュバックはローテーションと距離未経験というところが、この桜花賞でどう出るかというのが焦点。
・同馬のとって、きさらぎ賞は年明け初戦のレース。またきさらぎ賞からトライアル第一弾のチューリップ賞までは中3週ある。ローテ的に厳しくなく、前日に行われたエルフィンSからチューリップ賞に多く出走しているし、過去にも例が多い。普通ならばチューリップ賞に出走するのが正道というもの。
・過去のデータを見ると桜花賞はチューリップ賞を経由してきた馬が強い。チューリップ賞は桜花賞制覇のための正に王道ローテとも言えるレースである。
・なぜこのレースをルージュバックはパスしたのか。当人ではないし、ネットの記事を読みあさったわけではないのでは詳しいことは分からない。ただ推理するとなれば、所謂社台グループの「使い分け」では無いかと思う。
・チューリップ賞には社台系の馬が多く出走。中でも同門のノーザンファームの馬は5頭出走。出走馬のうち、5/17頭が同牧場の生産馬であった。ルージュバックは強い。多分このレースに出ていれば、間違いなく出走権を獲得しただろう。重賞という場で、他の馬に権利を取らせるために「ヤラズ」というわけにはいかない。他の馬に出走権を譲るためには出ないのが一番手っ取り早い。牡馬クラシック路線を匂わせておけば、そこまで批判も浴びずに済む。そう考えても不思議ではない。
・そこまでして出さなかった理由としては、ここで3着以内に入らないと桜花賞に出られない馬が複数おり、且つその馬には是が非でも桜花賞に出てもらいたかった存在がいるということである。
・おそらくはそれはロカとタッチングスピーチだと考える。前者は1戦1勝でG1で1人気。そこで負けた後は騎手の怠慢騎乗でクイーンCは3着。捲土重来を期して乗り替わりでデムーロを配した。ロカが大事なのは何と言ってもハービンジャー産駒であること。これに尽きる。毀誉褒貶相半ばする、この注目種牡馬。これからこの種馬を売っていくためには、どうしても牝馬でも走ること、(非中山)阪神でも走ること、2勝目を上げられること、etc.を証明する必要があった。なので万難を排す意味でルージュを出走させなかったのではないか。
・後者のタッチングスピーチはサンデーTCで6000万で募集された馬。これは牝馬での最高価格。商売上の上客の馬を邪魔するわけにはいかない。例えこの馬自身の勝ち負けが厳しくても、不出走という誠意だけを見せることは、客商売においては何もおかしくない。
・以上の長い長い妄想により、ルージュバックはチューリップ賞に出走しなかったのでは無いかと考える。ここにノーザンFの慢心と誤算があったのではないか。この馬のことだけを考えれば出すべきだったのでは無いかと思う。
・ルージュバックは強い馬だと思うが、ディープの強い馬とやっていないことがどうしても気にかかる。ポルトドートウィユは強くないし、あの時期の京都はディープに異常に合わなかった芝でもあった。その当時の京都より、今の阪神の方が明らかにディープ向きである。その辺りがどうにもこの馬の強さを認めても、引っかかる。
長くなったが
本命はアンドリエッテ。
桜花賞はディープの向きのレースであるということは、衆目の一致する所である。過去5年で4勝だが残り1勝はディープ産駒が未デビューの時代であり、初年度産駒がデビューしてからは、マルセリーナから4連勝中である。またその母父がノーザンダンサー系というのも共通している。
今年、その条件に一致するのはアンドリエッテとメイショウメイゲツの2頭のみ。この2頭の比較ならば、クイーンCの結果やローテを考えてもアンドリエッテが上になる。
実際にアンドリエッテが強いかどうかが焦点。クイーンCは外目をフラフラしながら伸びてきたし、きついタイミングでミッキークイーンの体当たりを食らったか、ヨレていた。そして前走のチューリップ賞は道中で下がってくる馬に巻き込まれた。直線も明らかに馬場を気にしながらの伸び脚。このレースは展開が後ろの馬に有利だったので、レッツゴードンキより強いとは言わないが、五分の力はあると考える。
是が非でも出走権を取るために、中2週で調整せざるを得なかった前回よりも、今回の方が圧倒的に有利。そういう意味では余裕を持って前走に使えた阪神JF組よりも今回に対するアドバンテージがあるのではないか。
重賞勝ちすらないヒサコーボンバー牧田厩舎がいきなりのG1勝ちというのもちょっと怖い気がするがこの馬の単勝を買いたい。
ヒモを考えるとキリがないので単勝勝負で望みたい。
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