14期 予想歴17年
◎リアルスティール
2着/2人気
○サトノクラウン6着/1人
▲ドゥラメンテ1着/3人
△ブライトエンブレム4着/6人
2011年は東京競馬場で行われたので除外したが、過去7年間の平均ラップをみてみる。
平均 12.2 - 11.1 - 12.1 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 12.0 - 12.1
過去7年間のラップをみてみると、明らかに異なったラップバランスとなったレースがふたつある。
2008年のキャプテントゥーレと2012年のゴールドシップである。
12.2 - 11.5 - 12.5 - 12.6 - 12.6 - 12.8 - 12.3 - 11.2 - 11.5 - 12.5(2008年ラップ)
12.4 - 11.1 - 12.3 - 11.9 - 11.4 - 11.6 - 12.2 - 12.7 - 13.6 - 12.1(2012年ラップ)
12.2 - 11.1 - 12.1 - 12.0 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 12.0 - 12.1 (平均ラップ)
2008年の皐月賞ではかなりの緩い流れのペースとなっている。それは800mからのラップからみればわかる。
2012年は馬場状態が稍であったが芝のコンディションが悪かった。つまりこのラップバランス以上に持続力と馬場適性が求められるレースとなっていた。今でこそいえるが、最内を突いて抜けたゴールドシップは距離ロスがなかった以上に馬の適性がズバリとハマったレースだったのではないのだろうか。
2008年と2012年はまるで正反対のラップバランスであるが、それ以外の年の皐月賞は平均ラップが示すようなラップバランスとなっている。
つまり、スタートしてからのポジション争いとスピードがのる400m以外は12.0秒前後を持続して求められる適性である。これはダービーとはまた違った適性である。しかし、ここである一定の適性の持続力を示さないとダービーでも好走できない。
今年の牡馬戦線のレースをみてみる。
☆共同通信杯
共同通信杯の傾向通りのラップバランス。
ドゥラメンテは前半かかり、リアルスティールは直線で進路がなくなるといった不利があった。
ラスト200m地点ではドゥラメンテがリアルスティールを差しきると思ったが、そこからリアルスティールが伸びて優勝。
レース中の不利やキャリアの差(リアルスティールは共同通信杯が二戦目)を考えると、どちらが上かはわからない。
☆弥生賞
稍重の馬場状態で行われた。
レースではサトノクラウンの福永騎手が競馬のお手本のような勝ち方をして、2着にブライトエンブレムが外から追い込んできた。
稍重ということで、ラップの補正が必要であるがラップバランス自体は皐月賞の適性が出たような持続力が求められるラップバランスに近いラップバランスになった。
前半が遅いのだが、これは稍重の影響もあるのかと。ここら辺の補正は時間がかかるので今回はパス(-_-;)
後半のラップの急加速というよりも持続力が問われているのがわかると思います。
ただ、この稍重の適性なのですが『サトノクラウンが他の馬よりも高かった可能性がある』と思ったりして、皐月賞ではここら辺がどうでるのかも注目したいところ。
☆スプリングステークス
前半1000mが62.6秒と過去5年では最遅となっています。
注目してほしいのは800m、1000mのラップで13.1 - 12.8となっています。例年のスプリングステークスでは12秒前半が連発するのでここのラップ区間が例外になっています。
この点からもラップバランスが例年の厳しいラップバランスとは違っており、皐月賞はスプリングステークス組>弥生賞組とはならなさそう
リアルスティールは今回のスプリングステークスではいつもよりも後方の位置でレースをしました。
今後のレース中の選択肢、どういう課題が見つかるか、能力を把握とトライヤルレースとしての課題をこなしたといった印象です。もし、勝ちにこだわって前の位置につけていたのなら勝っていたと思います。
しかし、前半で書いたように今回のスプリングステークスは例外的なスローペースとなっています。
荒れる馬場で速い持続的なペースになる皐月賞はその流れを経験していないので、リアルスティールの適性を考えると疑問が出てきます。
勝ち馬のキタサンブラックはとても展開に恵まれたと思っているので評価はしません。
☆若葉
凡戦、ラップバランスはかなり緩く前にいった馬同士の決着となった。
ラップからは皐月賞で推せるレースではない。
上位三頭は差がなく、レース展開で逆転は起こる。そこにブライトエンブレムがどこまで食い込んでくるのか。
直前で印変更は十分にありますので、ご了承ください。
競馬ブログ 朝霧博人の自問自答 http://blog.livedoor.jp/gamble_hiroto-keiba/
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