14期 予想歴7年
◎ドゥラメンテ
1着/3人気
○サトノクラウン6着/1人
△ベルーフ12着/7人
×リアルスティール
×ブライトエンブレム
路盤改修で以前より軽くなった芝質+以前と同じ中盤が引き締まりやすいコース形状=キレと底力を兼備したタイプの期待値がもっとも高い…と考え、中盤の早いレースで好走し、キレも示している総合力上位馬を探していきます。
◎ ドゥラメンテ
○ サトノクラウン
▲ 該当なし
△ ベルーフ
▽~× リアルスティール
× ブライトエンブレム
買い目はなるべくシンプルに。
ワイド・馬連:◎○
~以下、詳細~
皐月賞といえば、前年12月~1月開催+3~4月開催の最終週で、馬場はボロボロで重い芝質…というイメージでした。
ところが、最近の馬場管理技術の向上や、昨年の路盤改修で中山の芝は"一変"と言っていいほど変わっています。
極端な例を出せば、ジェンティルドンナやヌーヴォレコルトら東京や京都のG1を勝ったディープインパクト産駒が中山重賞を優勝し、急坂巧者のゴールドシップが苦戦した辺り。
3着内馬の血統(=父系)で見ても、以前より非SS系の馬の好走率が減っている=重い芝質の発生率が減っている印象があり、芝質の偏りが小さくなっている印象があります。
馬場が変わったことでパワータイプ(代表例:ゴールドシップ)の期待値は下がり、競馬場や芝質を選ばないタイプの期待値がもっとも高くなっていると思われ、今年の皐月賞はこの仮説を検証する初の機会です。
【 印の基本方針 】
馬場こそ一変しましたがコース形状は変わっておらず、中盤が引き締まりやすい≒底力(=ハイペース耐性)を問われやすい点は以前と変わりません。素直に、中盤が早いレースで好走している馬を信頼します。
ただし、馬場が変わったため、キレ(=トップスピードと急加速力)で大きく劣るタイプ(≒パワータイプ、東京や京都、阪神外回り、新潟などで好走歴がない馬)は評価を下げます。
◎ ドゥラメンテ
短評:
底力・持続力に優れる中距離馬??
セントポーリア賞はテン・中盤とも早い、かなりのハイペースを圧勝。共同通信杯は中弛みラップでのキレ(=トップスピードと急加速力)負けで、皐月賞の舞台である中山芝2000m(=中盤が引き締まりやすいコース形状)ならセントポーリア賞で見せた高い能力を素直に信頼できます。
現状で見せている能力や血統(=全姉アドマイヤセプター)から、馬場・距離・能力の特徴すべてがダービーより皐月賞向きだと思われ、東京向きと思われるリアルスティールより人気が少しでも低いなら積極的に狙いたいです。
○ サトノクラウン
短評:
底力・末脚の総合力に優れる中距離~中長距離馬?
ここでの不安はありません。
前走の弥生賞は力の要る馬場+道悪馬場をまったく苦にせず、皐月賞優勝レベルの底力(=ハイペース耐性)を示して完勝。それ以前には東京で2連勝するなど非SS系ながらキレを中心とした末脚も示していて、皐月賞や馬場改修後の中山芝に必要な適性をすべて示していると思われます。
現在の中山芝は軽い芝質でもなく、マイル指向の全体的なスピード&キレを同時に要求される条件でもないので、能力が削がれる心配もありません。皐月賞優勝にもっとも近い位置にいるのは間違いないはずです。
▲ 該当なし
△ 6-10 ベルーフ
短評:
持続力・キレに優れる中距離馬?
これまでに判明している能力や実力では少々物足りませんが、持続力の高さと父や伯父の血統から、未知数の底力(=ハイペース耐性)がそこそこ高いと考えられ、前走より引き締まったペースであればパフォーマンスを上げてこられるのでは?
はっきりとは狙えませんが、相手候補として考えておきたいです。
▽~× リアルスティール
短評:
持続力・キレに優れる中距離~中長距離馬?
ここでの不安は底力(=ハイペース耐性)不足と、小回り、初の多頭数。
2連勝はいずれも中盤が緩い中弛みラップ+大回りコース。スプリングステークスは前後が不利な中での好走もテン・中盤とも緩い流れで、さらに4コーナーでの加速に手間取った印象がありました。
皐月賞の舞台である中山芝2000m(=中盤が引き締まりやすいコース形状+小回り気味)は、これまでのレース振りから能力を発揮しづらい条件だと思われ、さらに機動力で劣る本馬にとって多頭数での競馬が初めてというのもマイナス材料です。少なくとも人気に見合う信頼性はまだ示しておらず、上位人気なら評価を下げて妙味を追いたいです。
× 1-1 ブライトエンブレム
短評:
パワー・底力・持続力に優れる~偏った中距離馬?
ここでの不安は時計の早い馬場。
これまでの好走が時計の掛かる馬場に限られ、血統背景からも時計の早い馬場でのプラスが望みにくいことから、時計の早い現在の中山芝では期待値が大きく下がってしまったと思われます。
内有利の馬場で最内枠は一見するとプラス要素ですが、この馬自身が器用に立ち回れるタイプでないことから、内に他馬が集まり、捌くべき他馬が増える馬場傾向はむしろマイナス要素。捌ききれずに脚を余す確率が他馬より高いので、消すことも視野に控えめな評価から。
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