14期 予想歴32年
◎カレンミロティック
3着/10人気
○サウンズオブアース9着/4人
▲ラブリーデイ8着/8人
△ホッコーブレーヴ6着/11人
×アドマイヤデウス
ここ近年いつも感じる事は、この時期の京都コースの時計がとにかく速いという事。
先週準オーブンのマイル戦の勝ち時計は1.32.0。
未勝利戦でも1分33秒台の時計が出ている。
そこで注目してみたのは2012年に行われたレース。
この年も高速馬場で行われ、ビートブラックが、3.13.8の速いタイムで逃げきったレースだ。
オルフェーヴルが人気を裏切り大荒れとなった訳だが、掲示版に載った馬には面白い共通点があった。
1着 ビートブラック(父母父トニービン)
2着 トーセンジョーダン(父父トニービン)
3着 ウインバリアシオン(父母父トニービン)
4着 ジャガーメイル(父父トニービン)
5着 ギュスターヴクライ(父母父トニービン)
何と5頭全てがトニービンの血を保有していたのである。
そんな訳で、この血を保有しているハーツクライ産駒に注目してみたい。
出来れば先行力があり、コースの少ない内枠に入った馬が良い。
◎②カレンミロティック
前走は4着と敗退したが、勝負所で最内を突こうとしたところで前の馬に内を締められブレーキを掛ける羽目に。
一旦後方に下がりながらも、再び着差を詰めて来た。
この不利が無かったらかなり際どい競馬になっていたはずだ。
エーピーインディは母父に入ると、意外なほど疲労に対する耐性が身に付く事は、ウマゲノム信者には知られている。
超長距離戦は前走が初めてでレースに対する鮮度も高いし、前走の内容が内容だけに改めて注目してみたい。
○⑮サウンズオブアース
高速決着となった昨年の菊花賞の2着馬で、このレースに対する適性は高いはず。
こちらも、古馬対決2戦目で鮮度の高い状態。
欲を言えば、もうちょっと内枠に入って欲しかった。
▲⑩ラブリーデイ
前走は本命に推してみたが、流石に3分以上ダラダラと走らされ気持ちが切れたようだ。
ただ、前走一回距離を体験した上に、高速馬場により前走よりもペースアップが期待出来る上に、攻防も激しいくなるので、前走よりは気持ちをコントロールしやすいレース環境になる事も確かだ。
前走を度外視して、再度注目してみる。
☆⑥ホッコーブレーヴ
昨年の3着馬。
集中力高く、多頭数競馬でインを捌くのが上手いし、攻防が激しくなる競馬も向く。比較的内側の枠順を引いたのもラッキーだ。
△⑬キズナ
昨年はトライアル勝利後の挑戦により疲労を残しての敗退となったが、今年は叩き台で実力を出し切れていなかったところがミソ。
昨年よりは理想的なステップとなったが、道中後方に置かれる競馬になるとやはり昨年の二の舞となりそう。
△①ゴールドシップ
正面及び向正面の距離が長いコースで単調なリズムで長い時間走らされると気持ちが切れてしまうタイプで、本来このレースに向かないのだが、今回は内枠に入った。
密集した団子状態の馬群の中で揉まれながら道中レースが進められるようなら、集中力を切らさずに済む公算が高くなる。
ただ、例年縦長の流れになる事が多いのも確かで、高速馬場なら尚更その傾向が強くなるはずで...。
△⑯ウインバリアシオン
2012年は3着、2014年は2着と惜しいレースをしているように適性は高い。
しかしながら、基本的に鮮度要求の度合いが高いのがハーツクライ産駒の特徴でもある。
この路線にどっぷり浸かってしまっているだけに、昨年ほどのテンションでこのレースに挑めるかは疑問だ。
アドマイヤデウスは平坦コースでの持続力特性の強いミスタープロスペクター系の直系であり、且つトニービンの血も保有しており血統的には非常に面白いのだが、昨年の春は若葉S→皐月賞→ダービーとハードなレースを使われていく度にパフォーマンスを落としているのが気掛かり。
日経新春杯は休み明け、日経賞は2ヶ月以上レース間隔を開けての出走だったように、このクラスでレースをするならどうしても疲労が抜けたタイミングでないと苦しい。
アドマイヤドン産駒の疲労耐久指数は何と37(平均値50)と恐ろしく低い数字で、如何にレース後に疲労を残すタイプであるかを物語っている(泣)。
日経賞は2.30.2とかなり速いタイムでの決着になった長距離戦で、かなり馬体に負担のかかる競馬となったはず。
疲労を残した状態で、しかも極限の問われるレースで高速馬場の大外枠という不利を克服出来るとはどうしても思えない。ここは静観するだけに留めておきたい。
tipmonaとは?