オークス2015予想
馬券はボックスで。

スカイポット
14期 予想歴18年

◎ミッキークイーン
  1着/3人気

○キャットコイン12着/8人
▲ココロノアイ7着/4人
△レッツゴードンキ10着/2人
×クイーンズリング
×コンテッサトゥーレ


5月24日(日)東京11R オークス 東京2400m

1.レッツゴードンキ(キングカメハメハ) 62.9↓↓
2.マキシマムドパリ(キングカメハメハ) 56.8S↓
3.トーセンナチュラル(メイショウサムソン) 56.0↓
4.ココロノアイ(ステイゴールド) 62.4↓↓
5.シングウィズジョイ(マンハッタンカフェ) 57.9↓
6.クイーンズリング(マンハッタンカフェ) 60.1S↓↓
7.キャットコイン(ステイゴールド) 61.8S↓↓
8.ローデッド(ディープインパクト) 56.3↓
9.コンテッサトゥーレ(ディープインパクト) 59.4S↓↓
10.ミッキークイーン(ディープインパクト) 58.4NS↓
11.ペルフィカ(ゼンノロブロイ) 56.6S↓↓
12.アースライズ(マンハッタンカフェ) 56.5↓
13.アンドリエッテ(ディープインパクト) 61.5S↓↓
14.ルージュバック(マンハッタンカフェ) 62.1↓
15.トーセンラーク(アルデバラン2) 60.5↓↓
16.ノットフォーマル(ヴァーミリアン) 57.6↓↓
17.クルミナル(ディープインパクト) 61.0S↓↓
18.ディアマイダーリン(ハーツクライ) 56.6S↓
(指数は距離調整前のもの)

◇スカイポットによる予想(天星指数及びリスク)の見方
→http://baryutensei.com/008tenseiindex.htm

1.上がり実績
 過去10年の馬券圏内馬30頭中、上がり連対実績がなかったのは0頭。特筆すべきは、上がり連対経験が条件戦以上でなかった馬も2頭(アグネスワルツ、ヌーヴォレコルト)だけなこと。アグネスワルツは指数が意外に高く、当時の牝馬番付評価でも小結と高く評価していた。また、ヌーヴォレコルトは桜花賞で上がり3位を記録しており、桜花賞3位は例外として救うべきか。上がり実績は重要と考える。
 阪神競馬場改修後は、阪神JFや桜花賞との関連性が強まり、そこで上がり最速かつ勝利した馬(ブエナビスタ、ジェントルドンナ)はいずれもオークスも優勝している。

2.血統系統
 父はSS系が多く、過去10年の3着以内馬30頭中21頭に入っている。次はND(ノーザンダンサー)系だが3頭、GS(グレイソヴリン)系2頭、MP(ミスタープロスペクター)系1頭と圧倒的である。母父はND系が多く、30頭中17頭に入っていて、MP系4頭、SS系3頭、RO(ロベルト)系1頭等と比較してこちらもかなり優勢である。

3.指数
 ほとんどの年では、指数上位を桜花賞組が形成するが、指数の低い中距離トライアル組からが穴を開けることがあるためここを拾えるかがポイント。マイル臨戦では、2400mへの距離延長リスクで指数が3くらい落ちることもよくあることだ。
 昨年3着のバウンスシャッセは57.1だったが、中距離組は指数58以上くらいあることが目安。2013エバーブロッサム、デニムアンドルビー、2010サンテミリオン、アグネスワルツ、2007ベッラレイア、ラブカーナ、2006カワカミプリンセス、2005ディアデラノビアはこのラインをクリアしていた。

4.手応え
 2013年のメイショウマンボ(本番好走)とレッドオーヴァル(本番惨敗)を比較すると、差し脚がある馬でも、直線入り口の手応えは悪いほうがむしろ好走している印象。大幅な距離延長となるので、動きにスピードが溢れている馬よりも、短距離ではズブいくらいの馬に適性が向く可能性が高い。2011年は馬場が重かったせいで、前2走の手応えが良くないエリンコート、ピュアブリーゼに更に適性が向いたように思える。

5.走法
 上記までで推奨しにくい好走例では、2013メイショウマンボ、2012アイスフォーリスだが、こちらは脚が長い振り出し走法馬。中山や阪神では条件が向かなかったので、東京で指数が伸びたと考える。

6.コース適性
 前5走における東京、京都、小倉、新潟の芝1600m以上のレースで、未勝利戦又は条件戦の4着以下かつ0.4秒差以上負け、OP以上の6着以下かつ0.6秒差以上負けがある馬の3着以内は過去10年で2006フサイチパンドラ、2011エリンコート、2014バウンスシャッセのみ。フサイチパンドラのエルフィンSの惨敗は当時の馬場バイアスが異常だったこと、エリンコートは本番の降雨で馬場が特殊だったこと、バウンスシャッセは走法からむしろ東京向きと指摘できており、仕方ないと割り切って良いと考える。

 上記の観点から今年のレースを予想していきます。まず、芝の条件戦以上での上がり連対実績のないトーセンナチュラルは軽視妥当です。

 続いて、父の血統にSS系、母の血統にND系を持つ馬をプラス評価します。前者は、ココロノアイ、クイーンズリング、シングウィズジョイ、クルミナル、ルージュバック、キャットコイン、ミッキークイーン、ディアマイダーリン、ペルフィカ、コンテッサトゥーレ、アースライズ、アンドリエッテ、ローデッド。後者は、ココロノアイ(※)、クイーンズリング(※)、ルージュバック(※)、キャットコイン(※)、ミッキークイーン(※)、トーセンラーク、アースライズ(※)、アンドリエッテ(※)。※は両方該当

 持ち指数が中距離57未満、マイル60未満の、ノットフォーマル、ディアマイダーリン、ペルフィカ、コンテッサトゥーレ、アースライズ、ローデッド、マキシマムドパリ、トーセンナチュラルを軽視します。

 コース適性では、シングウィズジョイ、ノットフォーマル、アースライズ、ローデッド、トーセンナチュラルが軽視条件に該当します。

 以上より、マキシマムドパリ、トーセンナチュラル、シングウィズジョイ、ローデッド、コンテッサトゥーレ、ペルフィカ、アースライズ、ノットフォーマル、ディアマイダーリンを消すこととし、手応えと走法については、特筆すべきものがあれば以下の残留各馬展望に記載します。

△レッツゴードンキ(岩田騎手 上がり:G1二位、血統系統:MP系×SS系)
 昨年までは差し馬だったのが、今年の2戦は逃げる競馬で、桜花賞を制した。折り合いが難しくなっているようで、自在脚質というわけではない。最内は極端だが、少なくとも外枠よりはマシだろう。飛ばす馬は見当たらないので、行く馬がいなければ自分が行っても良い。阪神外回りで好走してはいるが、末脚は持続SHPより加速SHPのほうが強いと見え、スローペースのほうが展開は向く。そうなれば指数的に勝ち負けできそうだが、今回は桜花賞時ほどノーマークということもないかもしれない。加速SHPが距離の限界を示しているおそれもあり、あまり信用はしないほうが良さそう。

▲ココロノアイ(横山典騎手 上がり:G3二位、血統系統:SS系×ND系)
 桜花賞を惨敗したことで人気が下がるのではないかと思ったが、2~4番人気にはなりそう。レッツゴードンキとともに世代のトップクラスとして実績を残してきたが、この馬は出遅れ癖と折り合い難があり、昨年のアルテミスSのような(早い段階から上がっていく)破天荒なレースをしてしまったりする。内枠なので前に壁を作れそうなのはプラスだが、ほぼ100%出遅れるので、後方に置かれたまま直線に入ると流石に届かないと思われ、工夫が必要。そこは典騎手なので、何か手を打ってくると思うし、好調の流れから自然に勝ち切るシーンも想像できる。ステイゴールド産駒なので軽い条件への変更はややマイナスも、評価は高めキープで。

・クイーンズリング(Mデムーロ騎手 上がり:G2一位、血統系統:SS系×ND系)
 この馬も出遅れ癖がある。走法が振り出しピッチで、基本的には平坦・短距離・短い直線が合うと思われること、実際に指数が1400mでかなり上がって(64)桜花賞でそれなりに下がった(60)こと、手応えが毎回良く、1600mでも良すぎることから、短距離馬と考えて軽視した。

○キャットコイン(柴田善騎手 上がり:条件一位、血統系統:SS系×ND系)
 この馬にも出遅れ癖がある。ただ、他の馬に比べれば程度は軽めであり、二の脚のスピードの乗りがそこまで酷くないので、中団の内目につけられるのではないかと想定(桜花賞は後方から大外を回しながら、上がり2位を記録する、負けて強しの内容だった)。また、クイーンズリングとは逆で手応えが悪いことから距離延長に対応できると見て狙い打ってみたい。もちろん大先生なので、後ろに下げてチャンスを逸する可能性もあるし、この馬もステイゴールド産駒なので、少し違うのかもしれない。

◎ミッキークイーン(浜中騎手 上がり:G3一位、血統系統:SS系×ND系)
 この馬も毎回出遅れているのが気になるが、中距離で指数58以上をクリアしており、末脚タイプも底を見せていない持続SHPで、距離延長によりレースはしやすくなるはず。未勝利戦勝利時のように追っつければ、ある程度前に行くことも可能。また、前走の忘れな草賞では、残り350mまで追い出されていないのでまだ指数を伸ばす余地があると思われることに加え、この時のレースラップが中弛み超スローに近く、上のクラスでも通用するという見立てもあるいは可能であること、また、勝ち切るとすればディープインパクト産駒ではないかということ、中心馬不在の年は、忘れな草賞勝ち馬が戴冠するのではという印象から、思い切って本命を打つことにした。

△アンドリエッテ(川田騎手 上がり:G3一位、血統系統:SS系×ND系)
 スタート時の出遅れ癖はないが、ゲートを出てからのダッシュ力に欠けるため、結局は後方からの競馬になってしまうと考えている。桜花賞4着以下からの巻き返しは過去のオークスでよくあったが、多くがOP以上の優勝馬である点、東京のクイーンカップで3着以下経験のある馬の馬券圏内は過去10年でエフティマイアしかいないという点でマイナスデータに該当し、何か違うような気がして重い印は打てなかった。チューリップ賞では前の馬が下がってきたせいで後方からとなった不利がありながら、ココロノアイに迫る指数を出しており、重馬場はプラスと考えられる。指数もそこそこ高いディープインパクト産駒なので消さないほうが良いだろう。

△ルージュバック(戸崎騎手 上がり:G3一位、血統系統:SS系×ND系)
 桜花賞では後方からの競馬を選択したことが展開的に大失敗となり、今回は悪くても中団までに位置付けると想定される。他の出遅れ癖のある実績馬と比べ、スタートは悪くないのはプラスと考えている。しかし、気になるのはマンハッタンカフェ産駒であること。同種牡馬の成績は、芝全体の複回収率が63%と低めで、東京芝も59%と低いこと。きさらぎ賞での指数は高いので、本線の1頭にはしなければならないが、外枠を引いて折り合い面でのロスも考慮するところ、やはり過剰人気になっている印象は拭えない。

・トーセンラーク(江田照騎手 上がり:G3一位、血統系統:MP系×ND系)
 超人気薄で残っているのはこの馬だけ。近走は阪神や中山で指数を落としているものの、アルテミスSの指数が意外と高いため、走法が合う東京に戻って指数を戻す僅かな望みはあるのかもしれない。江田照騎手なので、先週に続いての大穴を期待してみようかという気もするが、アルテミスS当時のバイアスがこの馬に有利に働いていたと考えられること、上がり実績も1200mまでのものであり、血統系統的にも推奨できないこと、近3走の最高指数が54.8までであり、阪神マイルG1での大敗ぶりを踏まえると流石に厳しい。

・クルミナル(池添騎手 上がり:G1二位、血統系統:SS系×RG系)
 池添騎手なので怖さもあったが、この馬も出遅れ常習犯で、外枠に入ったことで後方からの競馬になることはほぼ確定的になった。これではインに入り込んで内から抜け出すには最後方あたりまで下げなければならず、距離ロスを防ぐ等の巧妙な乗り方は相当難しい。直線勝負で勝ち負けに持ち込めるほどの指数はまだ出しておらず、軽視できると判断した。

まとめ
◎ミッキークイーン(底を見せていない中距離実績のある持続SHP馬)
○キャットコイン(距離延長がプラスに出そうな指数上位馬)
▲ココロノアイ(世代のトップを支えてきた馬。癖があり、鞍上の戦略・技術次第)
△レッツゴードンキ(世代のトップを支えてきた馬。展開次第)
△アンドリエッテ(悪天候ならチューリップ賞の再現も)
△ルージュバック(先行可能で展開利を受けられるかも。折り合いつけば勝利まで有)


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