オークス2015予想

カタストロフィ
10期 予想歴18年

◎レッツゴードンキ
  10着/2人気

○アンドリエッテ5着/7人
▲コンテッサトゥーレ16着/10人


 まあ先週のVMの分析の真偽を量るにはちょうど良かった土曜はやっぱり超高速馬場状態とみて良いと思うね。メインで44秒台、最終でも1000万下の1400m戦で再加速戦で1:20.1だから相当に時計が出やすい。 この状況で明日微妙に雨が降ったとして悪化するか?となるとかなり微妙だろう。


 展開予想だが、今回も割と微妙なところもある。トーセンラークもノットフォーマルも陣営のコメントを額面通りに取ればそんなに行く感じはしない。とはいえ、行くための発言でもあると思うので、いずれにせよこの2頭がある程度は序盤主張していく。内の隊列はまずシングウィズジョイが出していくだろう。内田だし最悪ハナを切るぐらいの意識は持っているだろうと。これより内だとレッツゴードンキがどこまでポジションを取っていくのかという程度で、後はある程度後ろから、或いはゲートが拙い馬が多い。外からはアースライズが先行策を示唆しているのでこれが出してくるし、もしかしたらノーザン勢のラビット的存在にでハナを主張していくかもしれない。三浦がどういうレースメイクをしていくかで、外2頭が行くなら放置で良いとしてもシングウィズジョイとの位置関係でどうとるか、シングより前にできるかどうかだが、多分シングウィズジョイ、ドンキの外で進路を限定する形での2~3列目ぐらいで落ち着くかなとみる。 ルージュバックとアンドリエッテの枠の関係でどうなるか。アンドリエッテはそこまでゲートは拙くないが二の足が遅く、ルージュバックはきさらぎ賞は枠もゲートも良かったが、そこまで安定して出られる方ではないので。その外のクルミナルは更に出負け癖が強いのでこの2頭より前につけるのは難しいかな。そこそこの縦長になるとは思うが、馬場が如何せんこんな状態、ジェンティルの時のようにペース全体が上がり切るか、実質スロー化のどっちかになると思う。それでも三浦や内田、岩田といったところが実質的に作るのであれば2列目以降のペースが上がり切るとは思わないなと。実質スロー、総合力重視、差し馬からは前を向けてトップスピードの質、持続力ともに高いレベルにある中で、ある程度の位置から進められる前提は欲しい。


◎レッツゴードンキは枠の並びを見た瞬間に本命だなと。距離不安とかいうけど、近年のオークスそれも超高速馬場状態の今となっては本質的な2400適性を問われるようなことにはなりにくい。この馬の場合折り合いの意識だけが問題になるので、すぐ外のシングウィズジョイがある程度前は確定的なわけだし、この直後につけてしまえば折り合いそのものはクリアできる。まあもちろんかかるだろうが、アルテミスSだってかかりながらだったわけで、そこから11.8 - 12.2 - 11.7 - 11.2 - 11.7と中団馬群からしっかりと反応してギアチェンジ面を見せながらL1でココロノアイを猛追しての2着。ポジション差もあったし仕掛けどころも遅かったことを考えるとしっかり詰められたのは評価できる。シングウィズジョイとはここで後半勝負で完勝しているわけで、直後からの競馬ならまずトップスピードの質で上回れる。チューリップ賞が不本意な形での逃げで48.5-49.2とハイペースバランスの中で12.2 - 12.6 - 12.9 - 12.2 - 11.5 - 12.6とかなり中弛みの競馬にしてしまった。前中盤をフラットに進められたココロノアイに対して前半で脚を使ってもリードを中盤で無くしてしまって取り付かれてからの直線ヨーイドン、フライング気味にエンジンをかけたココロノアイに対してしっかりと対抗できていたようにギアチェンジはレベルが高いが最後は前半のロスの分だけ甘くなった。基礎スピードを殺しながらの競馬、中弛みで押し上げさせてギアチェンジの優位性も削がれた中で3着、4着以下とは少なくとも力の違いを見せたし、アンドリエッテには取り付かせて脚を出し切らせる余裕を持たせながらこの着差。桜花賞はいまさら言うまでもないけど、単に嵌っただけじゃなくL1までばてていないようにTS持続力の高さを見せたわけで、前半のロスなく進められればあれだけ長く質の高い脚を使えたということが証明されてホッとしている。この馬は弱点らしい弱点が折り合いしかない。ポテンシャル戦でも札幌1800の厳しい流れの中でブライトエンブレムに0.2差ってのは褒められていい。まあポテンシャル戦がベストとは思わないが、ペースが上がり切ったとしても対応できるだろうと。それにこの馬は高速馬場の方がパフォーマンスが高いと思うので、その点でこの距離でポジションとって折り合いだけ注意してくれれば後半の総合力は一枚上だろうと。外枠だったら幾らかリスクも考えたけど、この枠なら普通にここも本命を打ちたい。逃げる必要は全くない、ある程度の位置にいてくれれば問題ない。悪くとも中団で外のルージュバック、アンドリエッテレベルよりは前で競馬してほしい。


〇アンドリエッテも割とすぐに決まった。今回単穴以降でちょっと悩んだんだけど、本命対抗は割とすぐ。この馬は桜花賞で唯一高いレベルで詰めてきたなと言える内容を見せた。ドスローで50-46の中から12.9 - 12.5 - 11.3 - 10.7 - 11.5と究極のトップスピード戦。このラップをドンキが刻んだわけで実際それより後ろの馬はドンキや先頭列の動き出しからワンテンポ置かれる。この馬なんかは後方の内目で進めながら4角でルージュを目標に外に誘導しつつもあってかかなり置かれてしまった。直線皮肉にも置かれたことでできたスペースを突いて猛然と追い込んできて最速地点で普通にルージュを差しているし、L1でもきっちりと伸びてきて高いパフォーマンスを見せた。クイーンCでの内容が非常に高いレベルにあると思っていて、46.9-47.1と平均ペースで11.8 - 12.0 - 11.4 - 11.5 - 12.2とL3最速戦、コーナーでも緩まない中で、かなり外を回しながらポジションを上げられなかった。内内で上手く立ち回ったミッキークイーンやロカよりはこちらを評価したい。それにチューリップ賞も重馬場という条件もあったが48.5-49.2とややハイのバランスの中でも12.6 - 12.9 - 12.2 - 11.5 - 12.6と中弛みで中団馬群の中でポジション下げながら直線ではいったん最後方列まで下げて外に出して一気にL1で伸びてきたようにエンジンがかかってからのパフォーマンスは高い。それに基礎スピード的にマイルはちょっと足りない感じでチューリップ賞やドスローの桜花賞で弾けていたようにゆったり運べた方が良いと思うし距離延長はプラスに働く可能性が高いんじゃないかなと。また桜花賞で究極のトップスピードが問われた中で、トップスピードの質という観点で非常に高いパフォーマンスを見せていたルージュバックを前を向けない中で普通に撃破しているんだからこれは評価しないといけない。後は府中での2400m戦で総合力が問われる中、川田が中途半端にコースロスを意識しすぎて仕掛けが遅れないことだけ注意したい。そこが不安で本命にはできなかったという感じ。普通にレッツゴードンキの総合力に対抗できる強烈な武器を持っているのはこの馬のトップスピードの質、持続力が最右翼だとみていて、いつも人気しないけどこの馬が素材としては一番高いものを持っていると思うんだけどね。


▲コンテッサトゥーレ
この馬は前走が結構意外な感じだったかなと。50-46の流れで超スロー、12.9 - 12.5 - 11.3 - 10.7 - 11.5の急激なギアチェンジを要求されるトップスピード戦。この中で結構いいスタートを切って好位でやれそうかなと思った中でペースが上がり切らずに団子、下がって下がって、直線でも前を向けない3列目の内でどうしても外からワンテンポ早めの競馬ができた馬に対して置かれたのが響いた感じ。それでもL1ではジリッと伸びてきていてこれは評価したい内容だった。ただ後半に関しては最内、特に11.3と速いラップだった4角で通せたのは大きなメリットでもあったし、後半そのものを評価しているというよりは、前走の感じでまともに進められれば好位ぐらいで走れるはずだし後続に対してもポジション差を作りながら仕掛けを待てる立場にあるだろうというのが一点。それと、この馬自身究極のトップスピード戦で一定レベルやれたというのは大きな材料で、これまでのパフォーマンスを見ても外からしっかりとエンジンをかけて最速地点ではなくL1でのTS持続力で突っ込んでくることが多かった。その点でもかなり緩い流れから10秒台の競馬に対応してきたという点で距離への目途も立てたと言って良いかなと。TS持続力に関しては3走前で3着馬ウインアキレアの脚色と比較してもやはりTS持続力は高い。後はポジションを前にとって引き出して来れば怖い。シングウィズジョイよりは後ろになるとは思うが、それでも同じような位置取りからの競馬になれば見劣らないんじゃないかなということで前々から怖い存在としてはこれを狙いたい。


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