安田記念2015予想
ペースの作れる馬に期待して「A」

クライスト教授
10期 予想歴36年

◎ミッキーアイル
  15着/4人気

○モーリス1着/1人
▲フィエロ4着/2人
△ブレイズアトレイル6着/17人
×エキストラエンド


◎…ミッキーアイル
余程の降雨(ドシャ降り)でもない限り、スピード力の活きる馬場状態であるのが東京コースの現状。ならば、自分でペースを作れる(前に行ける)同馬が最も好走すると判断して◎に指名!

○…モーリス
末脚勝負型に人気馬が多い中、意図的に後方から競馬をする固定的な末脚型より、仮に出遅れても届く末脚を持っている同馬の能力が他の後方待機馬より高いと判断して○に指名!

▲…フィエロ
前走は先行馬たちに上手く残られてしまったので、巻返しなら同馬が一番手と判断して▲に指名!

△…ブレイズアトレイル
同馬の人気のほどは分からないが、今回の騎手変更の中で最も強化度が高いのが同馬であり、それが魅力的なので「複勝目の△」に指名。
ただし、いくらルメールは信頼できても近走ジョッキーが津村・藤岡兄弟・田中勝などでは駄馬の可能性大のため「あくまで大穴3着が騎手で起こせた場合の離れた4番手馬」としておく。
(単に福永ヤラセ好走がない事前提の穴馬と受け取ってもらえれば結構です…騎手という観点では同レベルのミルコが同馬の代わりになってもおかしくないので!笑)

伏兵…ヴァンセンヌ(人気馬の代表)
昨年柴田善に馬譲りしている福永である事が何より好走された時の言い訳材料なので、ヤラセの目立つこのレースなら本来連軸に置くのが妥当かもしれない。
そこで、◎が差し・追い込み馬に捕まって人気決着になった時の伏兵としておく。
ただし、私としては騎手の実力を一切信用してないので実馬券では一切買いません!

X…エキストラエンド(何も好材料のない筆頭馬)
生産牧場で▲に見劣り、馬主で福永の馬に見劣り、騎手力でも前走騎手と大差ない事から、いくら角居厩舎の馬でも今回は好走は厳しいと判断して消し馬に指名!

※伏兵いっぱいで迷うと限が無い・・・
騎手の実力を中心に考えて主力トライアル戦(京王SC組とマイラーズC組)の比較をしてみたが、どちらもこれと言った強調材料が見出せなかった。
ただし、大いに迷わされた事から「ここは別路線組でより順応性の高そうな馬が優位」と判断した次第。
そこで・・・

◎は、樫を馬主が勝っているのが不安だったが、今年はすでにサンデーRと廣崎氏が2つG1を勝っているので、ここに出ている馬主の中で2つ目のG1勝ちになる馬主が野田女史しかいないのが好走した時の材料になると判断。

○は、騎手の実力なら鞍上弱化になるのが不安だったが、今年のG1で馬主2着が2回目になるのが同馬だった事と、川田は今年乗り変わり馬でよく勝っている事から対抗とした。
ただし、川田がいくら乗り変わりで好走してると言っても、腐ってもG1でベテラン横山典のようにパクりの優勝まではできないだろうと考えて2着目とした。

▲は、同馬も2着が2回目になる馬主だったので○と互角と思ったが、戸崎はすでにG1優勝と2着を1回づつ取っているので、ここは順番的に川田が優先されたと判断して3番手とした。

△は、馬の能力をルメールがどこまで補えるかが不安だが、戸崎はともかく浜中や川田とは技術レベルが違うので勝てないまでも複穴ならあると判断。
ただし、上記にも書いたように所詮は代わりの利く人気薄なので、いくら穴馬こそ騎手の腕が目立つとしても3着までが精一杯と判断。

ちなみに、Xにも面白味はあり、◎がミッキー=ネズミ(子)、○がモー(リス)で牛、まさかの3番目に虎が来るならエキス「トラ」エンドと言う干支馬券となるが・・・(笑)
ついでに、武豊にも好材料があり、今年G1を勝っている騎手で2着にも来ているのは岩田と戸崎で、残るG1勝ち騎手で2勝しているミルコと横山典を除くと武豊と浜中が該当する事。オカルトなら武豊か浜中のどちらかが2着になるはず?(苦笑)


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安田記念2015回顧
予想スタイルを持つ人ほど辛い結果!

クライスト教授
10期 予想歴36年

次走狙い:モーリス
次走危険:ヴァンセンヌ


狙い…モーリス
前走の出遅れから気性が心配されたが、蓋を開ければ逆に掛かり気味の先行で着差以上の強さを見せた。
本来、騎手予想の私からすれば川田の乗り変わり勝利のため次走は不安視するのだが、同馬は普通に出れば今回のような競馬ができ、出遅れても末脚が活かせる競馬ができる事が分かっているからには、どんな状況でも今後のマイル戦線で大敗するような事には成り難いだろう。
ましてや、今回が乗り変わりで勝った事で余程の格下騎手でなければ誰が乗っても好走できる馬であるからには「今後のマイル戦の主役馬になる」のが必至と思われるので次走狙い馬にせざるを得ない。

危険…ヴァンセンヌ
勝ち馬が予想以上に先行した事で展開的に有利に流れた。にも関わらず、届かず2着だったのはあきらかに道中の位置取りで騎手の判断力が足りないせいである。
福永祐一が福永祐一である所以だが、これが何のアシストなしでの2着だったらもう少し高評価できたが、戸崎が不条理な乗り変わりになったレースでは、勝ち馬はともかく2着だった同馬と騎手のコンビは危険視せざるを得ない。

※レースも予想も「スタイル」を持つ者ほど難しい結果・・・

騎手予想の私としては、モーリスを最重視(◎に)すればフィエロの追従を考慮しなければならず、ただ堅く予想して川田・戸崎・福永を狙えば済んだかもしれないが、実際は3着に田辺が食い込んで戸崎が福永の後塵を浴びているのではどんなに頑張っても川田と福永の堅い馬券までしか取れなかった。
また、レースの流れもモーリスがあそこまで先行するとは予想していなかったので、◎に推した浜中が惨敗した事は仕方ないとしても、逆に福永が差せなかった事の方に不可思議さを感じてならなかった。

この事を類推すると、私のように騎手面から予想する者、展開面で予想する者、馬の好不調や実績面で予想する者のように「自分の予想スタイルを持っている者」ほど、この結果は当てられないだろう。
ちなみに、今回のレースにおける騎手の巧拙では、一見すると出遅れたミルコとムリに押さえて自滅した浜中が目立って悪く見えただろう。
だが、浜中は勝ちに行く事を考えて控える競馬を厩舎の指示に従って行っただけであり、ミルコの方は実際には出遅れてはおらず、単に後方から競馬する事の癖が付いているためスタート時に行き脚が全く乗らないだけの事。
よって、どちらも騎手は全く悪くなく、乗り方自体を騎手がミスったのではなく、単に騎手の技量より馬の気性(闘争心)が優っていたのが浜中の馬であり、ミルコの馬は昔ほどの闘争心が無くなっているだけに過ぎない。
こうして見ると、逆に1・2着馬に騎乗した騎手たちの方に物足りなさが見えただろう。
川田は出遅れだけ注意した所、普通に好スタートできたので逆に馬に持って行かれそうになっていたし、福永はいつも通りの乗り方をしていつも通りに届かなかったという事で「どちらも馬を御したのではなく、馬の能力のお陰で好走させてもらった」と言えるから。
・・・いずれにしても、どちらも戸崎が移動させられた事で好走した事だけは一目瞭然だけに、川田も福永も騎手力があると言えない事に「スッキリしない」思いを抱かされてならない…
(ただ人気馬の1・2着と言うだけで人馬一体とはかけ離れているから!)


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