08期 予想歴16年
◎モーリス
1着/1人気
○ダノンシャーク10着/5人
▲フィエロ4着/2人
△エキストラエンド9着/16人
近年のマイル路線を見ると、世代交代が上手くいっていないように思える。
安田記念の昨年の勝ち馬は中距離路線からジャスタウェイ、一昨年は短距離路線からロードカナロアが勝利。
また、どちらの年も中距離路線のショウナンマイティが上位争いをしており、新古馬である4歳馬は存在感を示せなかった。
3年前の2着馬グランプリボス、4年前の3歳にして勝ち馬となったリアルインパクトは、共にその後この路線を牛耳るとまでは行かず。
そうした情勢の中で、昨年の秋のマイル王を決めるマイルCSは、6歳馬ダノンシャークが戴冠。
そのダノンシャークは、2012マイルCS6着、2013安田記念3着、マイルCS3着、2014安田記念4着と、長年マイル路線の上位馬だった馬で、いわば繰り上がりでの勝利であったろう。
そもそも、そのマイルCSにしても、2年前は別路線組で京都巧者だから出走を決めたと思われるトーセンラーである。
本当の意味でのマイル王は、ダイワメジャーかデュランダル辺りまで遡らなければならない。
○ダノンシャーク
今年の新興勢力たる4歳馬の出走は2頭だけ。
昨年遂に栄冠に輝いた本馬、他路線から挑戦してくる馬も居らず、昨年の上位馬も軒並み引退。
ステップレースの阪急杯5着も、昨年は9着から本番で4着に入ったことを考えれば評価の下げようがない。
成長する必要はない。
ただ昨年の地力を維持できていれば良い。
鞍上はマイルCSの岩田騎手。
失礼ながら面白みがないので、残念ながらと枕詞をつけたくなるが、死角がない。
でも面白くないので対抗。
◎モーリス
本命はこちら。
3連勝中だが、一番評価したいのは最も着差がついていないスピカS。
超スローで、かつ先行有利の馬場を差し切った内容はレベルが高い。
中山で連勝して東京というのは評価を下げるのはセオリー。
しかし、改装後の中山は馬場が早いこともあり、中山と東京の間にある適正の差は幾分狭まったように思える。
脚質的に中山より東京が向いていることもあり、久々のマイル王誕生の期待を持たざるを得ない。
別路線からの参戦馬がいない今年は、レベルとしては低いと思われる。
ここはうってつけの舞台ではないか。
▲フィエロ
マイルCS2着馬で、昨年の安田記念も馬場がもう少しまともであれば上位争いは必至であったろう。
前走マイラーズCは、傍から見ている分には馬鹿げているとすら思えるスローペースの中、差し馬勢で唯一気炎を吐いた。
土曜は多少馬場が悪かったが、日曜日の予報からそれほど悪い馬場にはならないと思える。
上位争いはできるであろう。
△エキストラエンド
最低人気というのはよくわからない。
フィエロから一歩引いた実績を残している馬で、フィエロにそこそこ食い下がれるという意味では安定している。
モーリスが圧勝したダービー卿CTでは他の上位馬より重いハンデで善戦しており、そもそも位置取りが後ろ過ぎたであろう。
今回人気になっているヴァンセンヌが勝った東京新聞杯でも同様の評価。むしろ、馬場がもう少し良いであろう今回、ヴァンセンヌより下の評価をすることはないと思える。
脚質的にモーリスやフィエロは距離ロスが甘受する必要があり、本馬も同様のリスクはあるが立ち回り次第では上位争い可能か。
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