金鯱賞2009予想
本質はローカル重賞

KUROSHIMA
08期 予想歴14年

◎ミストラルクルーズ
  10着/13人気

○マンハッタンスカイ8着/9人
▲アグネスアーク16着/7人
×サクラメガワンダー
×ヴィクトリー


 GⅡとしてはかなり低調なメンバー構成、ここは格や実績の話はひとまず脇に置いて、少なくとも◎には中京芝2000に適性を秘めてそうな穴馬を積極的に狙ってみたい。

 注目筆頭はミストラルクルーズ。半年以上の休み明けだが、格上挑戦で連対した七夕賞の時も、臨戦過程は期間こそ違うが間隔が開いていた。以前は下級条件で常にじれったい印象の強い1頭だったが、良く言えば七夕賞みたく相手なりに走れる面もあり、成績では特に平坦小回りでの安定感が抜群。また、昨夏の新潟記念では時計の速い芝にも対応しており、いまの中京芝もこなせてよい。GⅡといっても見方を変えれば手薄なローカル重賞、内枠を利してうまく立ち回ればチャンスはある。

 マンハッタンスカイは走り頃が掴みづらいが、スムーズに先行した場合の二枚腰は特筆もの。勝ち切る決め手には乏しいが、昨年の好走もフロックではないはず。人気薄でこそ注目か。

 アグネスアークは気性で走るタイプ。それだけに長期休養明け自体は問題なさそうだが、調教映像を見た感想は、あまり良い雰囲気ではなかった。まともなら決め手、スピードともにメンバー中最強と思うが、いろいろと割り引いた分、3番手評価に。

 サクラメガワンダーは実績云々ではなく、小回りコースと距離の2000がネック。やはりベストの条件はコーナーの少ないコースで、距離はジャスト1800。意外と好走条件に融通が利かない印象が強いので、少なくとも人気に見合うほどの安定感は感じない。

 ヴィクトリーは京都記念こそ復調を予感させたが、その後がとにかくだらしない内容。同じく出走のサクラオリオンとの比較からしても、数字・インパクトともに欠いてしまっているのが現状。GⅠ馬だが、皐月賞はもはや過去の栄光か。


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