10期 予想歴18年
◎フレイムヘイロー
11着/15人気
○ウリウリ1着/2人
▲ベステゲシェンク12着/6人
展開はこれでちょっと読みにくくなった。誰も積極的に厳しい流れを刻みたくなくなっただろうから、恐らくホウライアキコが外枠から様子を見ながらハナを確保。それを行かせからベルルミエールが番手を狙うがワキノブレイブ辺りもある程度前を狙いそうで、ホウライの横にすぐにつけに来るとベルルは2列目になるかなという感じ。また内からフレイムヘイローやトーホウアマポーラ辺りも前目を狙うわけなので、前がコントロールしながらだと2列目のスペースはかなり雁行状態になりそう。その辺りも含めてベルルミエールがどういう競馬をしてくるかには注目したいところ。下手にホウライを行かせようとすると思っていた位置よりも下げる可能性が出てくる。ペースがどう転ぶかはちょっと読みにくいが10秒台の決着までなるかどうかというラインでは見たい。34.5-35.5ぐらいのイメージを持ちつつバランス的にはややハイ~平均ぐらいで進めていく。
予想が遅かったように、かなり悩んだ。本命対抗はある程度すぐに決まったけど連下以下はかなり悩んだところはある。
◎フレイムヘイローはもうちょっと馬場は持ってほしかったかなという感はあるが、タフな馬場自体は得意としていて、5走前のファンタスティックJTで府中1400、渋ってタフな馬場の中11.9 - 12.1 - 11.4 - 11.4 - 12.4のラップ推移で平均ペースの流れを番手で追走しながら直線序盤でしぶとく伸びてL2で抜け出す競馬。L1ではマカハにジリッと詰められたが捻じ伏せている。まずこの馬は距離はそんなに気にしなくていい。前走の韋駄天Sでは高速状態からは脱却していた中で平均ペースの流れを中団ぐらいから徐々に徐々に伸びてきてL1で突き抜けた。新潟1000は平均ペースになりやすく1200路線でも後半型が強いコースで、このレースは正直かなりメンバーが揃っていた。ネロを筆頭にアースソニック、セイコーライコウといった平均~スローのクロフネにスマートオリオンも平均的な競馬で良さが出る。サカジロロイヤルもいた。かなりのハイレベル戦で正直あそこまでの完勝ができたのはフロックではありえない。この馬は馬場に関わらず平均ペースで進められた方が良いのと、1400までの馬だというのはマイルで(ニューイヤーSは悪くなかったが)見せてきてはいるわけで。1200だとハイペースでの基礎スピード戦で崩れることは多かったが、後半余力を持った状態ならTS持続戦でもポテンシャル戦でもやれて来ている。極端なハイスローに弱いが平均ペース前後では常にパフォーマンスが高い。今回どこをとっても不安材料を抱える馬が多かったし、その中で強みと前走のパフォーマンスはかなり高いという点、渋った馬場そのものは問題ないのと各馬が探りに行きながらの競馬の中で労せず2~3列目のポケットを狙えるというのは良い材料のはず。序盤脚を使いすぎると甘くなるのでその辺りのバランスがカギだが、前も有力馬が差し馬に偏っていて無理せずペースも上がらないとみているのでゆったり運んでの直線抜け出しに期待したい。普通に前走のレースレベル、距離に不安がない、馬場の不安も他より小さいことを考えるとこの人気の無さは異常。
〇ウリウリはまずローズSで重馬場でもかなり時計が掛かった中での消耗戦で戦えているので根本的な道悪への不安は他よりはるかに小さい。後はペースバランス的なものだが、この馬は1400になると厳しい流れでもやれていて、1600だと古馬路線では一足を使って甘くなる感じ。スタート自体は悪くないし前走の安土城Sもペース自体は34.0-34.0で平均ペースの中で上手く離れた好位のポケットで脚を溜めることができたとはいえしっかりと突き抜けてきた。11.0 - 10.9 - 11.3 - 11.8とラップ的に見てもかなりスプリント色強い競馬だったし、この馬は自分の間隔としては恐らくスプリンターになるんだと思う。馬場の不安も小さいし、前走や昨年の阪神牝馬Sでも厳しい流れに脚を使わされずにしっかりと伸びてきているように、基礎スピード面の不安も小さい。この枠なので怖がらずにポジションを取れそうなのも良いし、上手く3列目~中団の内目を確保しながらの競馬ならというところ。今年の阪神牝馬Sでも少し渋った馬場で平均ペースから11.6 - 11.4 - 11.4 - 12.0と再加速の流れを中団の最内で前を向けないながらも直線入りからしっかりと反応して馬群を捌けているように、インの対応力はかなり高い。その点も含めてこの馬がある程度の信頼というレベルまでは達しているかなと。実力的にも安土城Sはハイレベルだったし、昨年の阪神C含めてある程度の流れで高いレベル相手にやれている。この相手でも十分好勝負だろう。
▲ベステゲシェンク
まあ本来ならフレイムヘイローの立ち位置がここになると思うんだが、今回は色々条件が嵌ったと思うので本命に大抜擢。代わりというタイプの馬ではないが、この馬は単純に能力を評価していて単純なパフォーマンスだけなら普通に好勝負できる中心の1頭だと思っている。やっぱり2走前が印象的で、京都1200で33.9-34.0と平均ペース、比較的流れた中でも11.1 - 11.2 - 11.1 - 11.7と京都らしさは変わらずコーナーで速いラップを刻む。その中で一列外の後方から進めて直線で外に出すという少しロスがあった。その中でL1までグンと食い込んできたのは最内をスルッと立ち回れた2着馬を上回ってきたと思っているし、後半勝負、TS持続戦でのパフォーマンスはこれが一番だろうと。良馬場ならこれを本命にしたかもしれないぐらい後半型スプリンターとしての実力は勝っている。ただ如何せん道悪実績がない。前走は雨が降った中で34.0-34.8とややハイ程度の流れを中団外から押し上げながらの競馬を勝ち馬に目標にされて差し込まれたがペースが上がってちょっと削がれた感じはあるのでその辺りからもやはり馬場が悪化してペースバランスがタフになるのは好ましくないかなと思う。その点で評価は下げたがそれでも単穴でねらいたいぐらいにこの馬を評価しているのは間違いない。タフな馬場適性そのものも不安はあるからね。実力を買ってこの評価。
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