10期 予想歴18年
◎アンビシャス
1着/1人気
○レアリスタ16着/2人
▲ホワイトウインド8着/14人
幾らか渋る可能性はあるが、少なくとも土曜は超高速馬場と言って良いレベルにあった。かなり時計は出やすいので雨が降ったとしてもそこまで劇的な影響が出るとは思わないかなという感じ。
展開だが恐らく内からホワイトウインドがハナを主張する。その外からマルターズアポジーが何が何でもの逃げになるかなと。ホワイトはある程度抵抗したのち恐らく2列目に下げる、マルターズはある程度飛ばしていくとみてこれが単騎になるかなと。その外からマイネルシュバリエ、ロジチャリスといったところの先行争いになるだろう。実質的にホワイトウインドがペースを作ってややスローぐらいになるのかなというイメージは持っている。アンビシャスもレアリスタも内枠に入ったのでこの辺りのポジショニングもポイントにはなるかな。いずれにせよ器用さが問われる可能性が出てきたので、内で立ち回る馬は加速に前を向けなくてもギアチェンジを見せてきた馬、外からの馬は前を向いて早めに仕掛けながら最後まで踏ん張り切れるポテンシャル面、トップスピードが問われる可能性もある中でTS持続力も見ながらというところ。雨で意識が下がるとみてひとまずはペースが上がり切らずに後半勝負になる可能性が高いかなと。
◎アンビシャスはちょっと悩んだのは確かだけど、内枠を引いたので。もともとこの馬は基礎スピードに関しては非常に高いレベルのものを見せていて、それをコントロールして良さが出てという感じの馬だった。皐月賞に出られれば本命視する予定だったし、基礎スピードを活かしてチャンスがあると思っていたのだが陣営が後ろから脚を溜めて切れる脚がどうのこうのとかいいながら溜めて一瞬の脚を取りつくだけで使ってしまって甘くなり毎日杯では賞金を詰めなかったのが響いた。プリンシパルSは相手にも恵まれたし勝ち切れたがL1甘くなったように、基本的にTS持続力は高くない。この馬の持ち味はやはり新馬戦と共同通信杯で見せたペースコントロールとそこからの反応、ギアチェンジの高さにある。基本的に高い基礎スピードと折り合いは難しくてもペースの緩急に対応できることからも前受が理想。TS持続戦だと甘くなるのでできるだけ仕掛けを遅らせる立場が良かったし、その点で内枠は良い。後はある程度流れてくれればなと。仕掛けが遅れる分には問題なく、例えば共同通信杯でも47.4-47.1の平均ペースバランスでも12.6 - 12.6 - 11.8 - 11.0 - 11.7と激しい中弛みをコントロールしながら直線でスッと反応して伸びているようにギアチェンジは非凡。流れに沿って一足を使えればいいしその点で小回りとの相性もいいと思う。前目で競馬してくれればまず勝つと思うんだけど、後ろから折り合ってどうこうとか言っていると取りこぼす可能性が高い。それでもこの条件ならある程度は流れるだろうし、ギアチェンジも高い性能を持っているのでTS持続特化戦にはなりにくいこの条件なら信用したいかな。馬は皐月賞でも勝負になる馬だと思っていた馬だからね。このメンバーなら一つ二つの厳しい展開ぐらいは馬がはじき返してくれると信じる。
〇レアリスタは本命対抗としょうもない予想にはなってしまったが対抗はやっぱりこの馬かなと。この馬の良いところはここ2走非常に高い総合力を見せた。4前走の東京1800m戦ではドスローから13.1 - 12.5 - 11.5 - 11.1 - 11.3の極端なトップスピード戦。ハナを切るぐらいの競馬になり抑えて下げて2列目ポケット。直線序盤で最内に切り込んで最速地点でスッと反応するトップスピードの質、最後までしっかりと凌いでの勝利で機動力の高さを見せつけたという感じ。この馬はリアルインパクトの弟になるわけで、ステイゴールドとの配合という面を考えても、この馬自身の序盤のスピード色を考えても基礎スピードの幅そのものは広く持っている可能性が高い。今回は枠の並び的にアンビシャスが先行しなければホワイトウインドの直後を狙えそうだし、要所の反応も鋭いタイプなので3~4角で我慢しながら前が出し抜く流れでもしっかりと置かれずについていけるというのは良い材料。そのうえで血統的にある程度ペースが上がってもやれるだろうという点で、アンビシャスともども総合力を持っていて基礎スピード面での良さを秘めているというところを評価したい。後は調整が緩いので馬体重の加減も含めて直前で注意は必要だと思う。動き自体は活気はあったし心配していないが。
▲ホワイトウインド
この馬は捻ったつもりはないが人気的には単穴としては十分かなと。この馬の良いところはやはりペースをコントロールしての出し抜きができるというところにある。今の福島は超高速馬場にあると思うし、そのうえで明日は雨が微妙に降るかなという感じ。前への意識がどこまでという点はあるが、逃げに拘る必要はない馬なので逃げ馬がいれば恐らく譲るだろうと。離れた位置で実質的にコントロールできれば要所の反応は素晴らしい。2走前の中山マイル戦は全体の時計もまずまず速い中で、12.4 - 12.6 - 12.1 - 11.0 - 11.3と緩めての再加速戦という競馬。この感じからもマイルよりもうちょっと距離があった方が良いと思う。前走はスローからのトップスピード勝負で直線最後の方まで詰まって動けなかったのも痛かった。マイルの基礎スピード戦でも重賞である程度やれているけど、マイルだと一線級相手に基礎スピードがある程度問われてしまうと良さが削がれている感じなので、1800で前が飛ばして実質的にペースをコントロールできれば面白い。前日現時点だが14番人気は幾らなんでも人気が薄い。もちろん追い切りが微妙だったし展開次第の面はあるが、主導できる立場になるので上手く持ち込めれば出し抜いて勝ち切るイメージができる馬。一発を警戒したい。
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