10期 予想歴18年
◎パッションダンス
6着/4人気
○メイショウナルト12着/5人
▲ゼンノルジェロ13着/13人
まず馬場だが、やっぱり時計が掛かっている。例年の高速馬場状態にはまずない。 このクラスなら流石にまともなペースなら58秒台には入ってくるだろうが、それでもこのメンバー構成だと58秒半ぐらいが良いところだろう。
展開はノボリディアーナやバッドボーイといったちょっと足りないところがハナを主張していく可能性が高く、メイショウナルトが秋山に替わるのでこれらをどう判断しながらハナを主張していくか、それとも離れた番手、2列目でという選択を取るのか。内からはウインプリメーラも出して行って外に出して番手を確保するのか2列目ポケットでいいやと内で我慢するのか。この辺の立ち回り次第でレースも変わってきそうではある。ただ、前述の想定通りで考えるのであれば、59.2-59.2ぐらいでせいぜい平均ぐらい。1角までの距離が長い小倉2000だとどうしても入りの3Fは速くなるし、1000通過が60秒まで入っていくということはちょっと考えにくい。平均~ハイペースで考えるのが妥当なのと、仮に多少緩んだとしても馬場が緩くトップスピード面が要求される可能性は低いとみる。ポテンシャル面が重要で、ペース的にも恐らく基礎スピードは高いレベルで要求される。
一応前提としては低いレベルでの混戦。
◎パッションダンスは基礎スピード面が高い馬でそこを評価したいのと、単純にこのメンバー構成に入れば普通に最上位になるということ。基礎スピードに関しては新潟大賞典を制した時に見せていて、この時はトップスピードも要求される高いレベルでの総合力勝負にはなっているのだが、新潟芝外2000m戦で58.0-58.9とややハイ、11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.1 - 12.1とL2最速戦でアドマイヤタイシとともに離れた2列目から更に離れていた3列目を相手にしっかりと仕掛けを待って直線半ばでしっかりと抜け出す。アドマイヤもL1でしぶとく伸びたが3着以下は寄せ付けずの内容だった。もちろん単騎逃げ馬が作った流れではあるが、それでもこの馬自身も58秒後半ぐらいでは進めていた。この辺りからも基礎スピード面を活かしてしっかりと進めるのが理想だし、ポテンシャル勝負にも対応できる馬で中日新聞杯でもスローからの12.0 - 11.6 - 11.7 - 11.6 - 12.7とロンスパ戦で番手の外から勝ちに行って直線ではデウスウルトやディサイファ相手に完敗も、ミトラやヒットザターゲット辺りは撃破している。中山金杯も含めてスローからのポテンシャル寄りの競馬、新潟大賞典勝ちで厳しい流れからの一足という点でも高いレベルで見せている。小倉2000で多少時計が掛かっても問題ないし、この枠は大歓迎。素直に狙うべきかなと。
〇アズマシャトルも基礎スピード面が問われても問題ないタイプ。チャレンジCでは強敵が揃っていた中で47.1-47.1の平均ペースを積極的に先行策。11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.6 - 12.9のラップ推移でL3最速のTS持続消耗戦、L1で甘くはなったもののこのクラスで厳しい流れ、エイシンヒカリも沈んだ前前には厳しい展開で最先着は立派。白富士Sでも少し時計がかかる馬場で府中2000にしては珍しい12.0 - 12.2 - 12.1 - 11.5 - 12.1 - 12.7とトップスピード面がそこまで問われないポテンシャル寄りの競馬で直線最後まで伸び切っての完勝とこれまで使える脚が短かったのがポテンシャル戦でようやく良さが出たという感じ。鳴尾記念でも59.5-59.3と平均ペースの流れで12.0 - 11.9 - 11.8 - 11.5 - 12.1とポテンシャル戦に近い競馬の中で濃い方外から脚を溜めつつもロスを作りながら押し上げてしぶとく3着に粘った。 上手く立ち回ったマジェスティハーツには差されたわけだがこのペースでしっかりと脚を遣えているように1800~2000mでのポテンシャル勝負が合っているはず。時計がかかるぐらいの方が良いのは白富士Sの内容からも確かだと思うし、今の小倉ならトップスピードは要求されない。ポテンシャル戦で良さが出てきたことからも条件は合う。今回は外枠で底がネックだが、それでもこのメンバーで格上挑戦の立場になる馬では本来ない。前走にしても馬場が読めずに5秒近いドスローの 13.5 - 12.8 - 12.8 - 12.0 - 11.5 - 11.1 - 11.7と3F勝負でL2最速11.1、この競馬で馬群の中で動けなければ力を発揮できる馬ではないと。この条件でポテンシャルを発揮してもらいたい。
▲ゼンノルジェロ
この馬は内枠なら本命にしていたかもという馬だがいくらなんでもこの枠は辛い。ただ二桁人気になるような馬ではないのは前走でも証明できていると思うが。前走はそこまでペースが上がり切らずに平均ペースから12.5 - 12.4 - 11.8 - 11.4 - 11.1 - 12.0とコントロールされてのL2最速11.1。この中で中団外目から押し上げようとして押し上げられずのジリジリだった。トップスピードの質は全く物足りず、4走前の様にスローからの12.5 - 12.3 - 11.9 - 11.8 - 11.6 - 12.4とロンスパポテンシャル勝負で最内で上手く立ち回ったとはいえ準OPでもハイレベルな一線でしっかりとL1まで踏ん張り切ったのは立派。それとこの馬の場合府中マイルの一貫ペースについていってバテ差ししてきているように、基礎スピードの幅という点では広い。単調な競馬の方が合っていると思うので、この条件で上手くポテンシャルを出し切ってトップスピードを問われない展開でのL1ばて差しは十分一発を秘めていると。
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