08期 予想歴18年
◎ブルーメンブラット
3着/4人気
○ベッラレイア8着/3人
×ウオッカ
前回のマイルCに続き、今回は気も早く、安田記念の過去10年の連対馬を調べてみた。20頭中18頭までが、父か母父にノーザンダンサー系の血を持っている馬。(例外:02年2着ダンツフレーム、04年1着ツルマルボーイ)ただ、その両年とも3着、というか、掲示板でND系を持っていない馬はその2頭だけ。先週同様、血統面での馬券の組立ては「ND系の血を持っているかどうか?」でいいと思う。
そこで問題になるのが「このレースの昨年の結果(1、2着ともにND系を持っていない馬)をどう考えるか?」。2着アサヒライジングの父ロイヤルタッチの母はND系と言ってしまえばそれまでだが、父母にまで広げて考えたくない。例外と考えるのが賢明。
ただ、まだ2年しか施行していないこのレースだが、血統面ではすでに大きな特徴が出ている。それは「父サンデーサイレンスの血統しか来ていない」ということ。東京1600mでSSといえば、血統をかじった人であれば誰もが知っている「鬼門中の鬼門」。安田記念はダイワメジャーがどうにか間に合い昨年初勝利。マイルCに至っては(そもそも大した馬は出てないが)最後までSSの仔が取れなかった。なのにこのレースは第1回が1,2,3フィニッシュ。昨年の第2回も1,2着はSSの孫、3着はSS直仔。なぜ?とも思うが、一つ推測するならば「SS直仔より血の薄まったSSの孫の方が合うのでは?」と。このレースのみならず、ロジック、ツルマルボーイ、さらには先週のディープスカイと、孫の代になってチラホラと府中マイルGIを獲る馬が出始めている「結果」を考えれば根拠は薄いにしろ、そうした推論もあながち間違いではないかと。
今回の出走予定馬中「SS系、かつNDの血を持っている馬」はエイジアンウインズ、ジョリーダンス、ブルーメンブラット。あとは回避馬待ちだがキストゥヘヴン。以上4頭。それと、以前の阪神牝馬S回顧で書いた通り「府中で鬼脚」のローブデコルテ、理由は後述するがベッラレイア。現状ではこれらを馬券の主力と考えている。
※ここから加筆
上記4頭の中でキストゥは除外。ジョリーは牡馬相手の競馬の方がいいタイプ。エイジアンは最後の1ハロンでタレそう。となると、消去法で◎はブルーメン、となるのだが。
○ベッラレイアの根拠について。父はナリタトップロードだが、その父サッカーボーイは名うてのマイラー。そしてマイラーなのに2頭の菊花賞馬を出してしまう「隔世遺伝」の血統である。(※さらにその父ディクタスはステイヤー血統)であれば、ベッラはマイラーなのではないか?という論も成り立つ。事実この馬は気性が悪く、距離短縮は素直に歓迎。本来は嫌いたい休み明けも、気性の悪いこの馬にとっては歓迎材料。恐らくフレッシュな方が走るタイプだ。馬群を割ってこれないので外枠も歓迎。母父にND系の血を持っていることもまた歓迎だ。(加筆終了。)
で、これは動かしようがないので全部書いてしまうが、ウオッカを消し。
タニノギムレットの産駒は間違いなく府中向き。これは認める。
最大の問題は「成長がない」こと。もっとはっきり言うと「早熟」なのではないか。母タニノシスターは桜花賞出走以降は5歳1600万で頭打ち。それ以上に深刻なのがタニノギムレット産駒の悲惨さ。この馬が初年度産駒の稼ぎ頭なのは説明不要だが、その他の初年度産駒を何頭思い出せるだろうか?自分はヒラボクロイヤル、ゴールドアグリ、アルーリングアクトしか思い出せない。今にして思えば、ギムレット自身のマイルC、ダービーのパフォーマンスはこの時点で完成されつくしたものであったし、この3頭の名前を見ると「早熟」と言われて納得してしまうのはなぜだろう?
馬券は⑰⑬1着、②の2,3着固定で。相手は④。それと②を2着固定とした際の③⑥⑧⑯まで。
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