10期 予想歴18年
◎アンドリエッテ
6着/4人気
○クイーンズリング5着/5人
▲シングウィズジョイ14着/8人
土曜があれ?って感じで時計が掛かっていたなあと。まあ雨の影響が幾らか残っていたとはいえ中山とは逆に金曜正午の段階からの回復が思ったよりなかったのかなという感じ。日曜開催でどう変わってくるかだけど、ひとまずそんなに高速状態と決めつけるのは危険かもと。
展開だが読みやすそうで読みにくい。内枠を引いたシングウィズジョイは恐らく行く行かないにかかわらずまずは内田らしく出していく。そこで内外の様子を見つつ理想は番手という形だろう。内からはこれと言っていきそうな馬はいない外のプレミオテーラー辺りが行きたいのであればこれを行かせても良いし、ドンキの出方次第でという感じにはなる。逆にシングの出方次第で他の逃げ候補も様子を見ながらになるし、案外最序盤の隊列は決まりにくく入りは遅くはならないかも。道中で少し緩めての中弛みケースをイメージしつつ前中後半で見れば35-37-34で1:46.0辺りをイメージしておこうかなと。ただ決めつけずに入りからドスロー、ある程度厳しい流れでも対応できる馬を狙いつつ。
◎アンドリエッテは展望の段階では幾らかソフトには書いたけど、個人的な意見としては川田とは合わないと思っているし実際にそう言ってきているのでノリに替わるここで本命に据えないわけにはいかんなという感じ。この馬は前半のゲートが決して下手でもないしついていくこともできる。しかしオークスも桜花賞もチューリップ賞もだが、3~4角までの持って行き方が拙くて加速していく流れに反して直線まで下げながらの競馬になった。桜花賞でも決定的なドスローで50-46の流れで直線最後方、まあこのレースに限って言えばレース自体が特殊すぎたし川田どうこう関係なく難しかったとは思う。それよりも個体レベルの比較で見て12.9 - 12.5 - 11.3 - 10.7 - 11.5のラップ推移で最後方から直線2F勝負で前にいたルージュバックは楽に差しているし前にいた馬を除いて後方から明らかに一番いい脚を使ってきていた。まあ判断しにくい特殊なレースの中で、それでも究極のトップスピード勝負になっているのは間違いない。そんな中で目立つ脚を使ったんならトップスピード勝負では最上位とみて良い。またチューリップ賞では重馬場でタフな状況下。平均ペースも中弛みで巻き込まれて後方から更に後方、直線で外に出してからはグングン伸びての2着。ポテンシャル面も高いレベルにある。オークスでもスローで序盤のポジションは最低限問われたし、そこからの5F勝負でコーナーでも速いラップを外々追走では辛いがそれでも5着まで食い込んできていて春の実績馬の中で素材としての観点で見れば最上位だと思っている。春クラシックは不運に見舞われたところもあるが、ここは横山典弘の競馬に期待したい。極論を言えば序盤はポツンでも良い。むしろ展開が読みにくいので早い段階で下げ切ってしまった方がいいぐらいだ。中弛みに上手く取り付きながら3~4角でしっかりと進路を選択してエンジンをかけながらしっかりと直線を向いてくれれば。トップスピードの質、持続力ともに最上位、クイーンCから基礎スピード面、オークスから距離も問題ない。人馬ともに期待しての本命ということで。
〇クイーンズリングは桜花賞を評価した。オークスは距離が長かったのもあるんだが、ミルコにしては珍しく仕掛けを消極的にしてしまったことと序盤のゲートが拙かった。この馬は本来総合力が高い馬である程度楽に好位ぐらいをとってそこからすぐに反応するギアチェンジが魅力だったし、そこからのトップスピードの質、持続力と高いバランスで見せてきていた。またフィリーズレビューでも阪神1400らしい平均的な流れを外々からポテンシャルでねじ伏せてきて底を全く見せずに来ていた。ただ、ミルコとのコンビで出負け癖がついてしまいせっかくの総合力があまり活かせない競馬が続いた。桜花賞でも50-46の超スローから12.9 - 12.5 - 11.3 - 10.7 - 11.5と急激な加速が問われて究極のトップスピード戦。外枠から出負け気味、じわっと後方から進めながら3~4角でも前を向けない中団馬群の中で仕掛けを待ちながらで直線。序盤の最速地点で追い出されるが対応はしているものの流石になかなか抜け出せず苦しむ。L1でそこからジリジリと伸びてきたのだがという感じ。もう少し前なら良かったがあの位置でドスローから前を向けないとなると厳しい。脚を出し切れなかった感じでL1は結構良かった。オークスは最序盤緩いところである程度ポジションを取りたかったしそのうえで加速していく流れで置かれてしまって直線だけの競馬になったのも響いた。まあ伸び自体もアンドリエッテと比べて見劣っているのでひとまず距離的なものもあったと思う。ただ今回は1800mでしかも阪神。出負け癖はネックだが中弛みがある分取り付きやすいので外枠ならさほど心配のないコース。それにペース自体は早くても問題ないのはフィリーズレビューで証明、菜の花賞でも平均ペースを積極的な仕掛けで楽に突き抜けて寄せ付けていない。本番ではミルコの出負け癖はネックになるけど、今回はコース的にそんなに気にならないし、むしろこの距離で外枠ならミルコも得意の早め仕掛けに持ち込んでくれるだろうと。春クラシック組で脚を出し切れること、阪神1800という条件なら逆転してきていい馬。
▲シングウィズジョイ
この馬は重い印を打つかどうかのボーダーライン上で悩んでいたのだが、ひとまず土曜の馬場を見て重い方に振れたという感じ。ただ、それもあるが意外と3走前の500万下戦は評価した方がいいなと。12.8 - 12.7 - 11.7 - 11.3 - 12.0と平均ペースでの流れからの中弛み、ここで2列目からしっかりと対応、3~4っ買うで2頭分外から直線序盤で仕掛けられて最速地点でジリッと伸びて先頭にたつがL1での踏ん張りが印象的。ナムラアンを寄せ付けなかったのは評価した方がいいだろうと。TS持続力の方を評価したい馬で、しかも少し時計がかかるぐらいの馬場の方が良い感じ。2走前も開幕週の府中Aコースは少し時計がかかる傾向だったし、その中でスローから12.6 - 12.2 - 11.5 - 11.2 - 11.7とトップスピード勝負でL1をあまり落とさず踏ん張っている。番手から抜け出す時の脚もまずまずだがやはりL1で誰も寄せ付けないというあたりは評価したいところだ。ペースが上がっても一定レベルはやれると思うが武器はペースコントロールがしやすいというところにある。前半出していき、そこからコントロールして楽にペースを落とせるというのは阪神外1800だと武器になるし、逆に言えばその辺りに難があるレッツゴードンキよりも主導権を握りやすいというのも良い。恐らく番手からの競馬になるとは思うのだが枠の関係で外の各馬との兼ね合いもあり最序盤の運び方がカギではある。それでも前々から速いラップを踏んでしっかりと最後まで粘れるのはこのコースでは不気味な要素となる。思ったより人気もないが、個人的には上り馬よりこちらの方を狙いたい。
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