13期 予想歴5年
◎ベルカント
13着/2人気
○ミッキーアイル4着/4人
▲ストレイトガール1着/1人
△リッチタペストリー6着/6人
大逃げが決まるメカニズムの一つに、後ろの馬が先にバテる展開というものがある。
十分なリードを取った逃げ馬に対し、後ろの馬は絶対的に先に仕掛けなければならない。
例えば逃げ馬が刻むペースがスローで、後ろが控えすぎていたら、逃げも後ろも末脚が残っていてスピード差が生まれない。
競走馬は溜めたら溜めただけ伸びるロボットではない。
勝つために一定のタイムを乗り切る必要があり、最低限の計算を基に位置取りを決定しなければならない。
このパターンとは別の大逃げ馬が粘るパターンもある。雨だ。
雨が降って水分を含んだ馬場だと、前の馬が破綻するようなラップを刻んでいるのに後ろの馬が差せないことがある。
これは逃げも後ろも末脚が残っていないのでスピード差が生まれないということだ。
で、話はスプリント戦に戻ってエアロヴェロシティの高松宮記念について指摘したい。
あのレースは凄く不思議だった。
何が不思議かというと、3着馬ミッキーアイルと4着馬サドンストームの差だ。3馬身半もある。
大逃げが決まるメカニズムなんて特に起きていないのに、だ。
2014年にコパノリチャードが圧勝した時も2着馬に3馬身付けたが、あれはコース取りがイレギュラーだった。
『コーナーでは荒れた内側を走り、直線で外に持ち出す。』
コパノリチャードもエアロヴェロシティも、同じように見事なコース取りで勝利した。
なのに、エアロヴェロシティの年はハクサンムーンとミッキーアイルが付いてきた。不思議。
まあ、ハクサンムーンは完全な単騎でコース取りも自身が荒れ馬場得意では無いことを考慮した上で最善の選択だった。
ミッキーアイルもほぼそれに続くような形だったが、かかるのを抑えての追走だったのでハクサンムーンよりとの間に1馬身ほどスペースを取っていた。
その後ろにはコパノリチャードがいたが、伸びて来れなかった。
この様子をパトロールビデオで何度も見て感じたことは、ミッキーアイルの強さだ。
ハクサンムーンは明らかに自分のゾーンで競馬をしている。
スタートからゴールまで他馬との干渉がほとんど無い正真正銘の単騎。ペースも遅くは無いが、早くないマイペース。
それに対し、ミッキーアイルは終始かかっている。
しかし急坂ではハクサンムーンと互角の反応を見せ、エアロヴェロシティに対し一度は前に出た。
馬格のあるエアロヴェロシティは急坂で少し後手を踏んだが、登った先の平坦でミッキーアイルを差し返した。
パワーとコース取りで最後の平坦へと余力を繋げた香港のトップスプリンターと、単騎のマイペースという自分の一番良い形で挑めた個性派の逃げ馬。
その2頭に挑んだのは、気性が粗削りでも急坂で前に出る余力を残していた未完成の馬。
もし私の感じた構図が当たっているなら、ミッキーアイルの伸びしろを生かし切ればエアロヴェロシティに並ぶ能力を持つこととなる。
ストレイトガール
高松宮記念はコーナーで外に振られて脚を使い切ってしまった。
1400mベストなので、セントウルSはペースが上がり切らなかったから強い競馬を出来たのかもしれない。
とはいえ今回内枠なら溜めが効くのでこなせる。
ウリウリ
近走が上手くロスを減らしているので伸びしろを感じないが、あそこまで末脚に余力を注ぎ込める能力は素晴らしい。
おそらく届かないが、着に滑り込んでくる。
ベルカント
近2走が上手く行きすぎだが、安定した先行力があればこのくらい上手く良きやすい。
芝なのでダートのようにインで他馬に揉まれて失速する可能性も小さく、逃げを前に見るインの先行や外先行なら崩れない。
ペースが上がれば能力を出し切れる。
リッチタペストリー
クリスフライヤーインターナショナルSは前が壁になり位置を少し下げた後、3頭分外を回って先頭に並びかけて失速。
補正込ならエアロヴェロシティに0.2程度しか劣らない。
ハイペース寄りかな。
◎ベルカント
○ミッキーアイル
▲ストレイトガール
▽リッチタペストリー
▽ウリウリ
馬連 7‐13
07-13 19.3
三連複2‐7‐13
02-07-13 27.8
三連単7→2・13→2・13
07→02→13 121.7
07→13→02 148.5
ワイド 軸7から相手1・2・13
02-07 5.4-6.0
07-13 7.8-8.5
01-07 18.0-19.2
計700円
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