毎日王冠2015予想
馬と騎手が揃ってこそ・・・

ぶらすぽ
15期 予想歴21年

◎エイシンヒカリ
  1着/1人気

○ディサイファ2着/4人
▲アンビシャス6着/2人
△イスラボニータ3着/7人
×ヴァンセンヌ


先週のスプリンターズSの回顧と感想を書かせてもらうつもりだったが、タイミングを逃してしまい気がついたらもう週末・・。

予想が的中したわけでもないのと、レース内容もぜひ取り上げたいと思えるほどの馬も特にいなかったので、何かしらコメントしたい馬もいたが自分の中に留めて次へ進みたいと思う。


さて、今週から東京・京都開催が始まる。

毎日王冠と京都大賞典といえば、昔から競馬を見ていたものとしてはさあG1が始まるぞ!とワクワクする時期が来たという感じ。連休のため京都大賞典が月曜開催になったのは残念だが、ともに少頭数とはいえ面白そうなメンバーが揃ったと思う。

毎日王冠といえば一昔前はG1に格上げしたらどうかと言われたくらいG1馬が揃い、豪華なメンバーが集まったものだが、今年は出走馬が全て重賞勝ちがあるとはいえやはり小粒な印象は拭えない。

世代の中でも実力上位と思われる3歳馬のアンビシャスが参戦してきたことは楽しみだが、4歳馬・5歳の出走が少なく、6歳馬が6頭、さらに7歳馬が2頭という昔馴染みな顔ぶれが半数以上を占めるという構成。キズナやエピファネイアが引退してしまったとはいえ充実期を迎えるだろう4・5歳馬が少ないのはやはり残念。

さらにディープインパクトが13頭中10頭という明らかに異常な状況に加え、「えっ!?」と驚く騎手の乗り代わりも多数あり、いろいろなしがらみがあるのだろうが、一筋縄ではいかないのかも・・漠然と感じている。

今回は個人的に注目馬のアンビシャスとディサイファが出走してくる。

特にディサイファは札幌記念を勝てれば天皇賞・秋で好勝負できると思っていた馬で、G1へ直行でも良かったと思っていたのだが、そこは少し残念。好走はすると思うが逆に勝ちきってしまうほど仕上がっているとしたら本番ではお釣りがなくなってしまうことが少し気がかり。

アンビシャスは3歳馬の中では能力的にはダービーに出ていても2,3着争いは出来ていたと思うほどの馬なので、能力のある3歳馬が参戦してきた時にはかなり馬券に絡む印象がある(カレンブラックヒル1着・リアルインパクト2着など)が、なかには惨敗してしまうケースもある(ペルーサ1人気5着・コディーノ2人気7着など)ので、手放しでは高評価するのもどうかという感じ。あと、ルメールからM・デムーロへの乗り代わりも残念。個人的にはルメールの方が手が合っているイメージがある(あくまでイメージ)ので、その点はマイナスかなと・・。

あとは乗り代わりについても

グランデッツア   川田   → 福永
ヴァンセンヌ    福永   → 横山典
アンビシャス    ルメール → M・デムーロ
トーセンスターダム 武豊   → 内田
リアルインパクト  内田   → ルメール

という感じで、結果が出ていたにもかかわらず乗り替わっている馬が目立つ。やはり競馬は馬と騎手が揃ってこそいろいろなドラマがあるのであって、そういう意味では結果重視の最近の風潮は残念な部分もある。

なので、今回はあえてこの馬で勝負したいという気持ちを持っている鞍上を配してきた馬を本命にしたい。


本命は ◎エイシンヒカリ。

サイレンススズカとよく比べられている馬で、とてもその域には達していないというのは承知の上。エプソムCを好走した馬は毎日王冠でも相性がいいし、前につけるという意味では一番安心できる。差しが決まる馬場状態で雨予報というのは気になるところだが、そこは充実期の4歳馬。能力で全て克服してほしい。本番の天皇賞・秋ではわからないがここでは凡走することはないと思う。


〇ディサファ
奥手の充実期に入ったことと、東京1800での相性もいいので、素直に対抗。

▲アンビシャス
ルメールとのコンビでこの秋の飛躍を期待していたので乗り代わりは残念だが、未知な魅力ないっぱいで古馬相手にどんなレースをするのか楽しみ。

△イスラボニータ
本来ならこの馬を本命にしたいところで、この程度の扱いでは申し訳ない気もするが、個人的には能力は落ちているとは思わない。やはり一頓挫あった半年以上の休み明けではさすがに厳しそうで、ここは一度使ってからとみているが、最低でも掲示板あたりには来て欲しい。

あと、消し評価としては、×ヴァンセンヌ。
乗り代わりもそれほどプラスとは思えず、距離もどうかなあという感じなので。


G1へ向けて個人的にもそろそろ予想のピントが合ってきて欲しいので、相性も悪くないこのレースは自信度Bで勝負したい。


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毎日王冠2015回顧
成長期・展開・馬場と今回は全てが揃っていた!

ぶらすぽ
15期 予想歴21年

次走狙い:エイシンヒカリ
次走狙い:イスラボニータ


このサイトでのシステムでは、

◎が勝ち、相手も当たれば馬単的中
◎が2着になってしまうと相手が当たっていても馬連的中

となっており、単純だがこの印の付け方に慣れてくるとけっこう面白くて楽しい。

◎の価値に重きをおいている自分としてはとてもやりがいがあり、これからも楽しませてもらいたいと思っていますので、よろしくお願いします。 m(_ _)m


さて、今回の毎日王冠は、

◎エイシンヒカリ1着
〇ディサファ2着
△イスラボニータ3着

と我ながら目のつけどころは悪くない予想だったと思う。

予想の根拠を書きながら自分で納得できる印をつけることが大切だと思っているので、毎週予想をしていればたまにはこういうこともあると思うが、最近狙う馬のピントがずれている自覚があったので、結果が出たことには素直に喜びたい。

今回本命を打った◎エイシンヒカリだが、4歳という成長期・逃げ馬という展開利・さらに開幕週の馬場という全てがうまく揃ったことで見事に1着となったが、これはやはり恵まれたと言っていいと思う。ラスト3Fを34.0でまとめたとはいえ、最後の1Fは11.0-11.3-11.7と脚が上がっており、200m伸びる天皇賞・秋ではさらに成長していかなければ厳しいという印象を受けた。

もともとダイワスカーレットのように逃げても上がり最速!などといった芸当ができるタイプの馬ではなく、勝手なイメージではダイワメジャーのようなジリジリと伸びるタイプのような気がするので、マイペース(もしくはスロー)で逃げるよりも少し離して逃げて最後は力勝負に持ち込み、あとはどこまで頑張れるか・・という展開でどんな走りを見せられるかを見てみたい。

あとは本番までの上昇度が鍵となるだろうが、今回の毎日王冠組の中から明らかに上昇をしてきそうな馬もそれほどいなさそうなので、チャンスはあるのかもしれない。

個人的な感想では、最初に見たアイルランドTの時はとんでもないクセ馬という印象だったが、能力を発揮させつつ優等生の逃げ馬に仕上げてきている陣営と鞍上の努力は素晴らしいと思う。やはり鞍上との一体感は見ていて気持ちがいい。

あとはもう一段階成長できるのか・・だが、今回はキツイかも・・・と思わせながらも毎回結果を出しているところは何か持っている馬なのかもしれないと感じている。こういう馬には競馬を盛り上げるためにも頑張ってもらいたいので、次走も狙い馬で。


〇ディサファは陣営の言うとおり奥手の才能が開花したというところだろう。個人的にも天皇賞・秋で狙いたいと札幌記念の時から言い続けている馬なので、ここでの好走は全く驚かないが、この1戦を使ったことがちょっと残念・・。好走する可能性が高いので出走するという気持ちも分からないでもないが、できれば使って欲しくなかった・・。ヒットザターゲットのように直行して本番を迎えて欲しかった。直線でもかなり目一杯に追われておりステップレースという走りではなく、これで本番は3着あたりと勝手に思っていたが、5着くらいになってしまうかも・・と漠然とした不安が生じてしまった。あとは直前までの状態に注意しながら動向を見ていきたい。


△イスラボニータは予想どおりというか期待どおりの能力を示して3着。調子が上がらないとか能力が落ちたとか言われていたが、そんな感じは全くなく、最後エイシンヒカリを捉えられずディサファにも差されたのは明らかに休み明けが影響していた印象。本番では去年のように直線の坂を上がるまで持ったままという走りが見られそうで、あとはそこから伸びるのか・・もしくはまた去年と同様最後止まってしまうのかは分からないが、そこは伸びてくるという場面を期待して次走狙い馬にしたい。


▲アンビシャスは出遅れが全て。騎手についてはこのサイトでもいろいろな方々がビシビシと言ってくれていたので、そちらにお任せ。それでもラスト3F33.0の上がり最速で追い込んでの6着なら十分。本番へのステップレースとしては及第点の走りだが、賞金が足りずマイル路線へと変更を余儀なくされてしまうのは残念。G1実績がない3歳馬にはやはり賞金が足りないのは仕方がないことなのかな。早い上がりの脚を求められる天皇賞・秋ならチャンスはあると思っていたのだが、来年の楽しみにとっておく。


全体の印象としては、毎日王冠で直線の伸び脚が際立つ馬(スピルバーグ・ジャスタウェイ・ダークシャドウ・ペルーサなど)は天皇賞・秋でも好走する馬が多いのだが、今回は残念ながら狙えそうな馬がディサファくらいしかいなさそうなので、今年の天皇賞・秋は別路線組へのチェックもしておこうと思う。


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