14期 予想歴32年
◎リアファル
3着/1人気
○サトノラーゼン5着/3人
▲キタサンブラック1着/5人
△マッサビエル9着/10人
二冠馬ドゥラメンテは闘う意欲が旺盛で、『チャンピオンとしての意志を持つ』稀有な存在だと2月の共同通信杯の時点で述べ、ひょっとしたら『三冠も十分にあり得る』とまで述べた訳だが、残念ながら故障の為に三冠の夢は断たれた。
この故障も実は予期出来る事。それゆえに休養はたっぷりとって欲しいとも述べた。
この手の馬の欠点は自分の器以上の走りをして強さを見せつけてくるので、疲労を溜めやすく故障もしやすい。
ナリタブライアンは晩年股関節炎に悩み、トウカイテイオーは再三再四に渡り骨折に悩まされた。
そんなドゥラメンテが休養した代わりに、とんでもないスーパーホースが台頭してきた。
ドゥラメンテは情熱的な走りで魅せるタイプだったが、リアファルは精神的にどっしりとしたタイプで、超クールな走りをしてくる。
過去の名馬に例えるならば、メジロマックイーンやビワハヤヒデのような感じの馬だ。
この手のタイプは忙しい競馬には向かないが、気持ちが常にどっしりと安定している為に、気持ちを切らす事なくしっかり能力を発揮してくる。
それ故に、前走の神戸新聞杯の結果はまぐれでも何でもなく、正真正銘リアファルの実力と評価すべきであろう。
菊花賞は広いコースで行われる長距離戦で、道中ダラダラと流れる時間がどうしても長くなる。
この手の『気の良さ』を持つ馬は、そんなレースで気持ちを切らす事なく、自分の能力通りの走りをしてくるので、鞍上にとっても乗りやすく、物理的にも精神的にも大きなアドバンテージがあるのだ。
この手の馬はクールさが売りで、自分の器以上の走りはしない。
それ故、『無事是名馬』的な馬が多い。
ビワハヤヒデは最後屈腱炎に泣いたものの、デビューから引退まで一切放牧に出さなかったという話は有名だし、メジロマックイーンも正に無事是名馬だった。
今までは先行策を取っはいるが、あくまでも無理なくクールな走りをするが故に、極端にペースが速くなるようならポジションを控える競馬がしっかり出来るはず。
むしろこの馬の場合、伸び伸びと競馬が出来るかどうかに掛かってくる為、あら探しをするならば、紛れの多い小回りコースのレースや、天皇賞(秋)のような『体力だけはどうにようもならないレース』の方が良いだろう。
今回は、京都の外回り。
ドゥラメンテと甲乙付け難い能力の持ち主と見て、自信を持って本命視したい。
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