菊花賞2015予想
菊花賞 菊花賞は前に位置する馬と内枠重視。

軍神マルス
08期 予想歴17年

◎リアファル
  3着/1人気

○サトノラーゼン5着/3人
▲ベルーフ6着/7人
△ミュゼエイリアン8着/11人


★傾向分析★
2010年 タイム 3’06”1 (良) 1FAve=12.41 5FAve=62.03
テン5F61.0-中盤5F64.5-上がり5F60.6 『中弛み』
1着ビッグウィーク・・・バゴ×サンデーサイレンス=レッドゴッド×サンデーサイレンス 〔2-u〕 2-2
2着ローズキングダム・・・キングカメハメハ×サンデーサイレンス=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔1-w〕 10-10
3着ビートブラック・・・ミスキャスト×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔22-a〕 3-3

2011年 タイム 3’02”8 (良) 1FAve=12.19 5FAve=60.93
テン5F60.6-中盤5F62.1-上がり60.1 『加速・中弛み』
1着オルフェーヴル・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔8-c〕 6-3
2着ウインバリアシオン・・・ハーツクライ×Storm Bird=サンデーサイレンス×ストームバード 〔19-c〕 16-14
3着トーセンラー・・・ディープインパクト×Lycius=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔17-b〕 8-6

2012年 タイム 3’02”9 (良) 1FAve=12.19 3FAve=60.97
テン5F60.9-中盤5F61.2-上がり5F60.8 『一貫』
1着ゴールドシップ・・・ステイゴールド×メジロマックイーン=サンデーサイレンス×マイバブー 〔16-h〕 4-2
2着スカイディグニティ・・・ブライアンズタイム×ノーザンテースト=ロベルト×ノーザンテースト 〔2-c〕 7-4
3着ユウキソルジャー・・・トーセンダンス×オースミタイクーン=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔16-b〕 12-10

2013年 タイム 3’05”2 (不良) 1FAve=12.35 5FAve=61.73
テン5F61.2-中盤5F63.0-上がり5F61.0 『中弛み』
1着エピファネイア・・・シンボリクリスエス×スペシャルウィーク=ロベルト×サンデーサイレンス 〔16-a〕 2-2
2着サトノノブレス・・・ディープインパクト×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔9-f〕 6-4
3着バンデ・・・Authorized×Priolo=サドラーズウェルズ×ノーザンダンサー 〔1-n〕 1-1

2014年 タイム 3’01”0 (良) 1FAve=12.07 5FAve=60.33
テン5F60.9-中盤5F61.3-上がり5F58.8 『加速・中弛み』
1着トーホウジャッカル・・・スペシャルウィーク×Unbridled’s Song=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔16-a〕 5-2
2着サウンズオブアース・・・ネオユニヴァース×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔23-b〕 8-4
3着ゴールドアクター・・・スクリーンヒーロー×キョウワアリシバ=ロベルト×レイズアネイティヴ 〔1-p〕 7-6

 5F分割で考えると、『前傾』『加速』と年によって違いはあるが、必ず中盤が弛む『中弛み』であること。3000mへの距離に全馬が距離適性で不安があるからなのであろう。
『中弛み』・・・逃げ◎ 先行△ 差し× 追込○
 展開上では有利なはずの追込は難しく、長距離戦ということもあり比較的前に位置して展開しないとダメな傾向。

 『前傾』(=02年、04年、06年、08年、09年)は、追込→差しに捲った馬が連対。追込は届かないが早めに捲って動けるスタミナがあれば好走可能。展開上(『前傾』・・・逃げ× 先行△ 差し○ 追込◎)、差しも有利ですが捲れる脚は必要。

 『加速』(=00年、01年、05年、11年、14年)は、差し・追込は展開上不利な位置取り(『加速』・・・逃げ◎ 先行○ 差し△ 追込×)で、逃げ・先行が好走。ここでも差し→先行と捲り気味に動いたタイプは好走。

 血統の傾向は、サンデーサイレンス系の好走が多いですが、母系がポイント。母系にニジンスキー系、サドラーズウェルズ系など欧州スタミナ型血統が入っている馬が好走多し。またサッカーボーイ系(=ファイントップ系)も菊花賞馬2頭輩出で注目の血統です。
ダンスインザダークは母父マルゼンスキー(=ニジンスキー系)、エルコンドルパサーは母父サドラーズウェルズ。リンカーンの母系はトニービン×サドラーズウェルズだし、ドリームパスポートの母系は、トニービン×ディクタス(=ファイントップ系)。
 他に目立つ血統は、ロベルト系。ブライアンズタイムも菊花賞連対馬を多く排出しています。
とにかく過去に好走馬を出している血統には、要注意。また近年は母父サンデーサイレンスが好走中(=06年1着ソングオブウインド、07年1着アサクサキングス、09年3着セイウンワンダー、10年1着ビッグウィークなど)で、これも要注意。

 牝系の傾向は、No.〔1〕〔4〕〔9〕〔16〕の牝系が好走が多い。
No.〔1〕の牝系は、上がり馬よりも春のクラシック路線ですでにオープン戦や重賞で好走していた馬(=00年3着エリモブライアン、03年1着ザッツザプレンティ・2着リンカーン・3着ネオユニヴァース、05年3着ローゼンクロイツ、06年2着ドリームパスポート、10年2着ローズキングダムなど)が好走しやすい。
No.〔4〕の牝系は、№.〔1〕と同じく上がり馬よりも春のクラシック路線ですでにオープン戦や重賞で好走していた馬(=00年1着エアシャカール、02年2着ファストタテヤマ・3着メガスターダム、07年1着アサクサキングスなど)が好走しやすい。
No.〔9〕の牝系は、クラシックでの好走もあるが本格化してセカンドステージに入ると好走しやすい傾向(=06年1着ソングオブウインド、07年2着アルナスライン、08年2着フローテーション、13年2着サトノノブレスなど)。
No.〔16〕の牝系は、距離が延びて本領発揮型のステイヤータイプ(=01年1着マンハッタンカフェ、02年1着ヒシミラクル、05年2着アドマイヤジャパン、08年3着ナムラクレセント、12年1着ゴールドシップ・3着ユウキソルジャー、13年1着エピファネイア、14年1着トーホウジャッカルなど)。
分枝記号は、c記号が良く好走していて、高い心肺能力を持ち開幕週や最終週での持久力勝負に強い特性が活きているものと思われます。

 ステップの傾向は、前走神戸新聞杯組が好走馬が多く、近年は好走馬を素直に評価するのがポイント。
セントライト記念好走馬は菊花賞適性と違うので過信は禁物。内容を考えて取り捨てを考えることが必要。
また裏路線からの鮮度の高い上がり馬には注意。

 また菊花賞でとても大切なことは、内枠有利ということ。距離が3000mなので外を回ることでさらに距離を多く走ることは不利。先行するならまだ好走可能ですが、テンでダッシュしなければならない点は不利。外枠の差し馬は不利が多いと考えて良いかと思います。内枠の差し馬なら、直線で前が開けば好走可能。

★予想★
菊花賞のポイントは、
①『中弛み』が基本。前につけられる経済コースを通れる馬が好走しやすく、4コーナー5番手以内が好走しやすい。
②スタミナ型サンデーサイレンス系重賞。ロベルト系も好相性。非サンデーサイレンス系配合馬は割引。
③No.〔1〕〔2〕〔4〕〔9〕〔16〕の牝系は好走しやすい。前走トライアル好走のNo.〔16〕の牝系は特注。
④神戸新聞杯好走馬で、ダービー上位好走馬なら堅軸となる。神戸新聞杯で4着前後でキレ負けした馬なら、反撃可能。
⑤セントライト記念組は、時計の速いレースでの好走馬は中距離のスペシャリストなので軽視すべき。
⑥裏路線の鮮度の高い馬は要注意。近走条件戦好走馬でもステイヤータイプなら要注意。3着候補に検討すべし。
⑦内枠有利。最内枠の馬は特注。
⑧馬場悪化ならより、長距離戦なので前に位置する馬をより重視すること。
⑨京都芝コース巧者にも注目。

◎リアファル・・・ゼンノロブロイ×エルコンドルパサー=サンデーサイレンス×キングマンボ 〔16-a〕
 前走神戸新聞杯1着(=阪神芝2400m)。京都芝コースは初で、芝3000m戦も初。これまでダートを中心に使われていた馬だが、芝に変わり2戦2勝と上昇中の馬でもある。芝に変わっての鮮度と勢いに期待ができる馬で、前走は逃げて後続を完封。今回外枠なのはマイナスなのだが、先行出来る脚質から、内に潜り込むことは可能と考えて、それほど大きなマイナスにはならないと考えて、好走に期待して評価する。ゼンノロブロイ産駒にてスタミナもあるし、母父エルコンドルパサーも、エルコンドルパサー産駒ソングオブウインドが菊花賞好走しているので、菊花賞好走血統でもあり、牝系も距離が伸びてのスタミナ勝負はどんとこいの一族にて、血統的にも死角は少ないと考えて評価する。
 ゼンノロブロイ産駒はスタミナ型サンデーサイレンス系で、脚を溜めて鋭くキレるタイプが多いサンデーサイレンス系の中で、速いペースを追いかけて前で展開し踏ん張る競馬もこなせる適性の広さが持ち味。フジキセキ+マンハッタンカフェ的な特徴を有し、万能型のイメージ。人気馬がしっかり好走する比較的堅実なタイプが多い。産駒は中山芝コースでの好走が多く、東京芝コースでは3着になることが多いのが特徴で、コーナーワークが上手いということで小回りのローカルコースにも向くと考える。また産駒は道悪で馬場が悪くなっても好走可能なタイプが多く、10年オークス(=やや重)などからも馬場が渋って距離延長なら好走しやすい特徴を有している。体力は豊富で、リフレッシュ効果が大きく、鮮度の活かせる休み明けで立ち直る馬が多い傾向もある。母父エルコンドルパサーはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす。脅威の成長力と高齢まで衰えない息の長さを持つ。総じてスタミナ、パワーに優れ、芝なら小回りに強く、瞬発力勝負よりも、上がりの速くない展開やコースで本領を発揮する。
 No.〔16〕の牝系は、早い時期から走るのだが3歳春以降に成長を始め、距離が延びて本領発揮が多いステイヤー特性を持つ牝系。叩き良化型も多い。分枝記号aは、気性的に素直なタイプが多く、また父親よりもスケールが小さくなる傾向。

◯サトノラーゼン・・・ディープインパクト×Intikhab=サンデーサイレンス×ロベルト 〔13-c〕
 前走セントライト記念7着(=中山芝2200m:0.3秒差)。京都芝コースは(2-0-0-0)、芝3000m戦は初。前走は約4ケ月の休み明けで、休み明けは(0-0-1-0)とやや割引が必要な馬だったようで、叩き2戦目は(1-0-0-0)と前進が望める点にも期待したい。前走も惨敗というわけではないし、今回内枠で距離ロスを抑えながら立ち回れる点に期待して、また中山→京都芝コース変わりもプラスと考える。ダービー2着馬であり、東京芝2400mを好走しているので、ある程度のスタミナの裏付けがある馬でもあり、好走に期待する。
 ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Intikhabはロベルト系で、直線の長いコースでの末脚比べより、小回りをまくる競馬で持ち味が活きる。一瞬の脚があり、好位差しが上手く、成長曲線は3~4歳時。
 No.〔13〕の牝系は、クラスの壁をキャリアを積みながら超えていくタイプが多い牝系。叩き良化型でもある。分枝記号cは、開幕週・最終週や重馬場での持久力勝負に強い傾向。欧州的な瞬発力を秘めるがゴチャつく展開は苦手。

▲ベルーフ・・・ハービンジャー×サンデーサイレンス=ダンチヒ×サンデーサイレンス 〔1-t〕
 前走セントライト記念5着(=中山芝2200m:0.2秒差)。京都芝コースは(1-0-0-0)、芝3000m戦は初。前々走小倉記念2着(=小倉芝2000m:0.2秒差)では、古馬相手に重賞好走していて、夏を境に強くなる成長力が見込める馬。近親にサッカーボーイやステイゴールドがいる一族でもあり、スタミナもある一族にて、本馬も内枠の利ををうまく活かしての好走に期待する。
 ハービンジャー産駒はダンチヒ系で、今年の産駒が初年度産駒。まだ傾向は読めないが、中距離前後を得意とし、とことん強いか、洋芝2600mを仕事場にするジリな産駒に分かれそうな予感。ディンヒルを経由しているため、きっかけを掴むと急激に成長し、一気に頂点まで上り詰める産駒も出ると思われるが、頻度は少ない。母父サンデーサイレンスは、前走の勢いをそのまま活かして好走することの多い特性がある。瞬発力を武器に上がり特化のレースで強く、勢いのあるときには重賞挑戦はプラス要因。
る展開やコースに向く。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋〜4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号tは、京都や中京などスパイラルカーブのあるコースで本領を発揮する。一瞬の脚があるので中山も得意。

△ミュゼエイリアン・・・スクリーンヒーロー×エルコンドルパサー=ロベルト×キングマンボ 〔1-l〕
前走セントライト記念2着(=中山芝2200m)。京都芝コースは初で、芝3000m戦も初。血統的には、スタミナ豊富なロベルト系と、母父エルコンドルパサーで菊花賞好走血統にて、スタミナ面では不安の少ない馬。内枠で先行出来る馬にて、前走同様に粘りこみに期待して、評価する。
 スクリーンヒーロー産駒はロベルト系で、強さと気性の激しさ、融通性のなさが同居し、これはブライアンズタイム系に通じるロベルト系らしさを有している。同じロベルト系ノグラスワンダー産駒と同じように、早くから活躍するマイラーと古馬熟成の中長距離馬がいるが、もっと振り幅の大きい重賞大駆けのタイプで、ぬるい競馬は合わない。母父エルコンドルパサーはキングマンボ系で、格の高いレースで究極のスピード競馬(=レコード決着)になるほど凄味をきかす。脅威の成長力と高齢まで衰えない息の長さを持つ。総じてスタミナ、パワーに優れ、芝なら小回りに強く、瞬発力勝負よりも、上がりの速くない展開やコースで本領を発揮する。
 No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋~4歳前半は充実期で、古馬になると緩やかに成長する。分枝記号lは、クラシックで特注の記号で、能力が高くトップクラスのポテンシャルを秘めていて、成長力も豊富。


tipmonaとは?

最新記事一覧

次の予想をみる >