14期 予想歴18年
◎シャドウアプローチ
3着/1人気
○レッドカーペット14着/3人
▲トウショウドラフタ5着/5人
△アドマイヤモラール2着/6人
東京1400mは長く研究対象としてきたが、その意欲の根源は初めて10万馬券以上の大穴(17万馬券)を的中できた2004年の京王杯2歳Sに端を発しているのかもしれない。京王杯2歳Sはその後も10万円以上の3連単配当を量産しているのだが、それ以来は2008年にゲットフルマークスを含む3連複を当てたくらい。高配当の感激をまた味わうために、今年も渾身の予想で臨みたい。
京王杯2歳Sの過去11年の3着以内馬33頭を分析し、以下の観点で予想を進めていく。
<上がり実績>
33頭中31頭が上がり連対実績を有する。また、残る2頭はテイエムオオタカとエーシントップだが、逃げて上がり3位の実績は持っていた。
→オデュッセウス、マザックヤース、モーゼス、トウショウドラフタ、サイモンゼーレを消去。レッドラウダも評価微妙。
<血統系統>
33頭の父及び母父の系統を分類すると、SS系が13、ND系が19、ミスタープロスペクター(MP)系が14、プリンスリーギフト(PG)系が4、ネヴァーベンド(NB)系が2といった分類となる。多くのレースではSS系が一番多くなるのだが、ND系やMP系のほうが多いというのは特筆すべき傾向。なお、くるみ賞でも類似の傾向が見られ、東京1400mの傾向と考えておいて良いと思う。
重要なのは、ND系、MP系、SS系、(MP系代替系統である)PG系であり、どれも持っていなかった馬はゼロ。ただ、そうしても今回の出走馬は全てクリアしているので次に続ける。
<距離変更>
1400m戦が難しいのは、1200mからの臨戦馬と1600mからの臨戦馬が入ってくることで、距離延長及び距離短縮のリスクが発生し、能力変化が激しいことにある。ただ、血統系統を使って少し解明してみようと思う。
過去13年の3着以内馬33頭中、200m以上の距離短縮だった馬は14頭いる。半数近くいるということで、基本、短縮は狙いやすいのだが、この14頭のうちMP系又はPG系を有していた馬は9頭で、更にこれが父系となると7頭になる。今年、このパターンに該当する馬はコマノドリーム、トウショウドラフタ。なお、MP系又はPG系のない圏内馬は母系がND系だった。
一方、200m以上の距離延長で馬券に絡んだのは8頭。うち母系にND系が入っているか、父系がSS系の馬が6頭。今年、このパターンに該当する(消去馬除く)馬はヒルダ、フリームーヴメント、トップライセンス、アンナトルテ。
<指数>
1400mからの臨戦馬であれば、1400mでの指数評価を用いて問題ない傾向。指数上位馬を選択する。
→レッドカーペット、シャドウアプローチは評価。明確に消せる馬はいない。
また、1200mからの臨戦馬も、下位指数から割り込むことは極めて稀。フリームーヴメント、トップライセンス、アンナトルテは消したい。
<データアート>
一昨年に作成したデータアートによれば、期待値はシャドウアプローチ、レッドカーペットの2頭が少し抜けていて、トウショウドラフタ、アドマイヤモラール、フジマサアクトレス、ボールライトニング、コマノドリーム、キングライオンの順。
<TBI>
算出する時間がなかったが、先週の傾向はやや外差し有利だった。
<その他>
ボールライトニングは中弛み超スロー勝ちのため、指数は低いが消せない。
ボーダレスとヒルダの前走は、ほぼ同等の内容と見ており、妙味とバイアスの観点でここはヒルダのほうを狙いたい。
<結論>
基本的に、指数の高い1400m臨戦馬は信頼できるレースなので、レッドカーペット、シャドウアプローチは本線で仕方がない。これに、1600mからの臨戦となるトウショウドラフタ、アドマイヤモラールが穴をあけることに期待しつつ、ヒルダ、コマノドリーム、キングライオン、フジマサアクトレス、ボールライトニングまで手広く流してみる。
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