15期 予想歴21年
◎ヌーヴォレコルト
2着/1人気
○マリアライト1着/6人
▲スマートレイアー5着/8人
△ノボリディアーナ12着/9人
×ラキシス
リピーターが来るレースであり、3歳馬が台頭してくる世代交代のレースでもあるエリザベス女王杯。
ブエナビスタが仕掛け遅れて逃げた馬たちの行った行ったで決まった2009年の150万馬券に目を惹かれるが、京都の外回り2200mは能力勝負になるため過去の3連単でも10万さえ超えないように基本的には荒れないレースとみていい。
今年も去年の1着・2着・4着馬がそろって出走してくるのであとは、能力が落ちていないかどうかを見極めて、3歳馬との能力比較をイメージできればそれほどひねる必要はないと個人的には思っている。重馬場(もしくは稍重)が気になるが、極端に苦手ではない限りはそれほど気にしなくてもいいと思う。
アルゼンチン共和国杯の回顧でも書いたように今週はオールカマー組がどんなレースをするのか楽しみにしている。
本命は、◎ヌーヴォレコルト。
大外が嫌われているのか、岩田騎手の不調のせいか、なんでこの馬が断然の1番人気になっていないのか個人的には不思議でならない。去年は勝ちに行っての2着と能力を示し、今年に入っても牡馬混合の中山記念を制し、スピードが必要となったヴィクトリアMCは6着。G1の宝塚記念でも見せ場を作っての5着、休み明けのオールカマーではショウナンパンドラの激走にあって2着。と、負けたとはいえ理由がある臨戦過程。ショウナンパンドラのように背伸びしてジャパンCなどいわず牝馬限定に照準をさだめてきたところに好感がもてる。実力がある馬が休み明け1戦を使って普通にこのレースを目標に仕上げてきているので疑う必要はない。連軸として凡走しそうにないなどと弱い気持ちではなく、ここは1着に突き抜けてもらいたい。できればそのまま順調に調整して有馬記念に出走して年末を盛り上げて欲しい。
〇マリアライト。
この馬もオールカマー組。変に人気しすぎると嫌だなと思っていたが、6番人気くらいならちょうどいい。マーメイドS組は勝った馬よりも2,3着に負けた馬の方が意外と成績がいいので、3着ではなく2着固定で狙いたい。個人的にはヌーヴォレコルトとの一番の勝負馬券。ただ、人気が上がるようなら少し狙いは下げるかもしれないが・・。
▲スマートレイアー
リピーターがくることで有名なレースだが、前年凡走して次の年に巻き返す馬も意外といる。
レインボーダリア 2011年 5着(17人気) → 2012年 1着(7人気)
メイショウベルーガ 2009年 5着(6人気) → 2010年 2着(2人気)
スイープトウショウ 2004年 5着(1人気) → 2005年 1着(2人気)
オースミハルカ 2003年 9着(11人気) → 2004年 2着(5人気)
去年は5人気10着と凡走しているが、去年とそれほど臨戦過程も変わらないしデムーロが乗ったことでまた一皮むけた感じもあるので、もともと秋華賞2着の実力馬が充実期に入った今なら乗り方次第で距離も十分こなせるとみて、この人気なら積極的に狙いたい。
△ノボリディアーナ
久しぶりにフレンチデピュティ産駒がG1に出てくるような気がする。前走はルメール効果と明らかに展開がハマッた感があるが、血統的に見ても馬場が渋る今回はチャンスはある。武豊騎手の手にも合う気がするので、昨日のエアスピネルのようなイメージで乗ってくれれば、前走のように無欲で外を回してきたら3着あたりならあるかなと。
×ラキシス
牝馬限定に戻れば能力上位は明らか。ただ去年と比べると今年は使ってきたレースが少し背伸びしすぎた感がある。大阪杯の重馬場での鮮やかな勝ちっぷりのイメージが強すぎて実力以上に評価されている気がするが、能力が落ちてきたように感じる今年は3着はあるかもしれないが、それなら思い切って消してみたい。3歳時2着、4歳時1着ときて、今年が3年目という部分からも、同一G1で3年連続で好走することの難しさからしても今年は凡走してもおかしくないとみる。
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15期 予想歴21年
次走狙い:タッチングスピーチ
次走危険:マリアライト
エリザベス女王杯の回顧と個人的に感じたことを。
書いていたら少し長くなってしまったので、
時間に余裕がある時にでもお付き合い願えればと。
0.1秒差の中に6頭、さらにいえば0.5秒差のなかには12頭もの馬がせめぎあう大接戦のゴール前となった今年のエリザベス女王杯。ここまで大接戦だったエリザベス女王杯といえばトゥザヴィクトリーが勝った時以来だなあなどと昔を懐かしく思い出してしまった。
大逃げにうってでたウインリバティと2番手のリラヴァティが後続をかなり離した展開となり、あの150万馬券が出た2009年の逃げ切りが再び起こるのか!?と思ったのは、自分だけではないはず。ただ、残念なことに馬に力がなかったことと、あのときとは違って馬場が重かったことで逃げた2頭には必要以上にスタミナを必要とするレースとなったことで、最後は馬群に飲まれてしまう結果となったが、レースを盛り上げてくれた2頭には拍手を送りたい。
ただ、逃げた2頭以外はスローペースの一団で進んだことで、京都外回りなのに直線はバラけず最後は進路取りがかなり厳しいレースとなってしまい、ラキシスやクイーンズリングなどは直線まで内を進んできたことがアダとなり行き場をなくしてしまっていた。結果的に外を回ってきた馬たちが最後差してきているように、少し重い馬場ではあったが上がりの脚が使えなければ上位に来れないレースだったのだろう。
勝った〇マリアライトは少し力の要る馬場やスローの展開、枠順、蛯名騎手のソツのない進路取りでの見事な騎乗(ムチによる罰金があったようだが・・)も含め、今回は全てが上手くいった結果の勝利だったと思う。休み明けだった前走のオールカマーが+12キロでの明らかな太め残りでの出走だっただけに、輸送もあったにせよ今回の-10キロと渾身の仕上げでレースに臨んできた陣営にも拍手を送りたい。
ただ、これで牝馬No.1になれたかといえばとてもそうはいえないと思う。今回のレースは強かったが明らかに恵まれた感があるので、これからのさらなる成長が必要となってくるだろう。
2着の◎ヌーヴォレコルトはやはり枠順に泣いたということだろうか。個人的にはそれくらいのハンデでちょうどいいと思っていたが突き抜けるほどの力がないのか、外外を回ってきたとはいえ最後は脚が上がっていたことを考えると本質的には距離が長かったのだろうか。力は示したが正直期待はずれなレースだった。力があることは十分にわかっているので、「強い競馬だった」で終わらしてしまってはダメな馬。ここは1着以外は意味がないレースだったので、岩田騎手に一時期のような何が何でも勝つという気合が伝わってこないことも残念だった。これでこの馬に期待して裏切られたのは宝塚記念と合わせて2回目。あの時は期待しすぎて牡馬と混じって勝ち切るほどの力はないと反省したが、今回は牝馬同士。牝馬同士なら負けることはないだろうと思っていたが・・・。見込み違いだったと再び反省。期待していた有馬記念に出てきても、これではとても狙えないかな。
3歳馬については予想では触れなかったが、やはり世代交代のレースなだけに3歳馬は取り上げておいてもよかったかなと反省。ルージュバックは今回は掲示板あたりで中1週でジャパンCへ!なんて勝手に期待していた馬だが、1着はないと思っていたので今回の走りには少し驚いた。あとは体質さえしっかりしてくれば来年飛躍していくれる馬の1頭だろう。ただ、休み明けで激しい直線の叩き合いのレースになってしまったことで、また調子を崩してしまう可能性もあるのでは・・と心配してしまう。次はどこに向かうのか分からないが、調子さえ問題なければこの秋もう1走(有馬記念)くらい走ってもいいのでは個人的には思っている。
タッチングスピーチも最後は凄い脚で追い込んできた。ローズSの走りから脚質的にこのコースは向くだろうなとは思っていたが、秋華賞が激しいレースだったのでさすがにもうお釣りがないだろうと思っていたがとんでもない。届かなかったのが仕掛けどころのせいなのかはわからないが、ルメールいわくエンジンのかかりが遅い馬ということなので、京都外回りでいう言葉ではないだろうに・・と思ったのはおいといて、今後も直線の長いコースなら力強い走りを見せてくれそうだ。500万からG2制覇するくらいなのでやはり大物感はある。来年のエリザベス女王杯はチャンスだろう。
さて、今回の自分の予想だが、結果だけみればほぼ核心はつけていたのかなと。×ラキシスを消しにできたことや▲スマートレイアーが5着だったりと、アプローチとしてはかなりよかったと思う。ただ、このレースは10着くらいまでの馬を買っていた人ならタラレバを言いたくレースだとも思う。だが、結果は結果。
自分の馬券は、予想でも書いたようにヌーヴォレコルト1着のマリアライト2着の馬単勝負!だったので、悔しいがハズレ。3連単も当然その順番なのでハズレ。
どうせハズレるなら全くこないほうが精神的にはまだいいのに・・と思ってしまったが、見解は悪くないのでその部分は大事にして来週以降に活かしていきたい。
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