10期 予想歴18年
◎ヤマカツエース
1着/2人気
○フレイムコード8着/8人
▲アンコイルド12着/13人
雨がかなり降っていて土曜の段階で既にズブズブの馬場状態になっていた。普通に考えて日曜で変わってくるとも思わないし、土曜はずっと降り続けているようなので、まあ重~不良想定で乾いて重までかな。基本的には外差しで良いと思うが、内からも来ないこともなかったので極端に内を嫌わずに、道悪得意な馬なら内からでも進路が取れる分でフォローしてくる可能性もある。
展開だがノットフォーマルが馬場を考慮しつつ様子を見ながらでもハナは切ってくるだろう。これを見ながらセキショウ、メイショウナルトら外が主体的に主導しつつ内に切り込む。内からはマイネルミラノだがハナを切るイメージより溜めての早仕掛けと行きたいところなんだが、これらが全部切り込んでの2列目ポケットとなるとイメージ的に良くないのでもしかしたらハナを主張してくる可能性はある。それらを全体的に考えても重馬場補正をしたとしても60秒は切ってくる入り方になるんじゃないかなと。入りは35秒台前半、中盤12秒半ばぐらいまでに緩める可能性を考えても59秒半ば前後を意識しておきたいし、マイネルがハナを切るならもしかしたら59秒を切るようなイメージも必要かも。いずれにせよかなり流れる可能性の方が高いと思うので、基礎スピードはもちろんパワー型にシフトする必要があるし、土曜の馬場だと恐らくトップスピードを問われる可能性はかなり低くなった。ポテンシャル戦を想定しつつ基礎スピードを持っていてついていくだけの脚が必要。土曜のイメージ的には59.5-61ぐらいはあり得ると思うし、60秒ペースで進んだとしても2分を切るようなイメージがなかなか持てる馬場ではないので平均~ハイで想定しておけばまず間違えないかな。
◎ヤマカツエースはここで狙わないとねという感じ。この馬はどう見たってポテンシャルタイプ。ニュージーランドTではペースバランスで47.2-47.6と平均ペース、12.2 - 11.8 - 12.0 - 12.0 - 11.8と12秒前後の連続戦で典型的なポテンシャル勝負を外からしっかりと追走して手ごたえ良く直線で手ごたえ通りに伸びてL1で伸びてきたグランシルクもしっかりと退けての完勝。内容的にもかなりのインパクトを残した。ただNHKマイルCでは勝負に行ったのもあるがキレ負け、11秒前半というラップ推移を要求されると良さが出ないし前走の富士Sも同様。後は道悪適性が高い。特にファルコンSなんか中京1400の稍重でタフな馬場での11.6 - 12.0 - 12.1 - 12.8と消耗戦で上手く立ち回ったにせよL1急追していて、とにかくエンジンがかかってからのポテンシャルが高い。函館記念は流石にちょっと最序盤で脚を使いすぎたが、札幌記念は相手関係強敵の中で11.9 - 12.0 - 11.9 - 12.0 - 12.1 - 12.1とポテンシャル戦を外からしっかり追走し、ロスを造りながらも最後までしぶとくという感じの内容。このメンバー構成で54kgなら最上位。後は外に出すタイミングをしっかりとつかめれば。
〇フレイムコードはやはり道悪での消耗戦に対応してきているというのが大きいのと、五稜郭Sの内容が良かった。まずは小倉1800の関門橋S、かなりのハイペースで12.3 - 12.2 - 12.2 - 12.6 - 12.9と後半は減速していく重馬場での消耗戦を先行しながら3~4角で内目から上手く押し上げつつ直線でジリジリと伸びて3着を確保。タマモトッププレイやコウエイワンマンには完敗を喫したが1800で重のハイペース、スピード的にも余裕がなかったかなと。五稜郭Sの内容が良く函館2000の洋芝戦、平均ペースから少し緩んで12.4 - 12.2 - 11.9 - 11.9 - 12.2と後半また加速していく流れもポテンシャル戦。2列目の外から3~4角で外目を回しつつしっかりと直線序盤で抜け出し後続の追撃を決定的には決めさせなかった。この一戦から2000でちょっと息が入るぐらいの方がいいのかなという感覚で1800より長い距離の方が合っている感じはあった。クイーンSはちょっと期待したが最後甘くなってしまったのもその辺かも。今回は福島なので最序盤はちょっと速くなるかもだが2角の上りから息が入りやすいコースではあるので道悪も含めて最序盤はそんなに急かさず行けそうなのは良い。重馬場適性も見せたし不安の多い馬が多い中で相対的に浮上しそうな条件となった。
▲アンコイルド
この馬はさらに人気薄。ただ重馬場での消耗戦は過去にしっかりと実績がある。それにこの馬は単調なバテ差し馬というわけでもなく少し渋った京都でもやれていた馬で、13.0 - 12.2 - 11.5 - 11.0 - 11.7のラップ推移で番手からしぶとく粘ってGIIでも3着を確保している。もちろん最速地点ではキレ負けしていたが、トップスピード戦でもある程度は対応できるし渋った方が基本的にはパフォーマンスを上げてきている(超高速馬場でのGII2着もあるが)。明らかに一時期はスランプだったのだが近走は幾らか持ち直していて、特に渋った馬場の東京新聞杯でそこそこやれたこと、ダートとはいえポテンシャル面を見せてきたこと。直近で見れば2走前は外差し馬場の中で内から我慢させられながらしぶとく12.0 - 12.0 - 11.4 - 11.4 - 12.2のラップ推移で最後までジリッとは伸びてきた。どう見ても外差しには見劣ったが内を通した馬の中では高く評価できるしこれまでのスランプ時にあったようなどうしようもないレベルからは確実に脱してきている。前走がイマイチだったが重馬場の芝2000mの舞台で割と単調なポテンシャル戦になれば怖さは十分にあるし、メンバー的にも結構恵まれたと思うので一発を期待したい。
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