ジャパンカップ2015予想
ジャパンカップで良さそうな馬は・・

下彦
15期 予想歴29年

◎ラストインパクト
  2着/7人気

○アドマイヤデウス16着/10人
▲ショウナンパンドラ1着/4人
△ラブリーデイ3着/1人


下記の例年通り今年もスローで後半のスピード勝負になるのでしょうか。日本馬は確たる逃げは不在で、ペルーサや、なかなか自身向きの展開が訪れないワンアンドオンリー、時折前で競馬するジャングルクルーズあたりが行くのかどうか。外国馬ではイトウが逃げ馬ですが、いくつかのレース映像をみるとジンワリと先頭にたってるような逃げで、とてもハイラップを刻むような様にはみえません。大方スローで進みそうで、それを嫌うゴールドシップがペースアップさせる為に捲り気味に3角前から上がっていくのか、或いは単なる叩き台で4F戦くらいに留めておくのかわかりませんが、4F戦の早仕掛け程度なら、ラブリーデイ、ショウナンパンドラ、ミッキークイーン、サウンズオブアース、アドマイヤデウスらはあまり影響なさそうです。
ワンアンドオンリーもペースを上げて上りのかかる競馬にしたいクチでしょうから、思い切って前に行くか、捲っていくか、内田だし2回目なので凡庸なレースにはしないはずですが。

◎ラストインパクト
ペースに変化があって若干上りを要す展開前提で。
前前走の札幌記念は、この馬の苦手とするハイの消耗戦でしたが、ゴール前での伸び今一も勝ち馬とは0.2秒差6着で良く走っている方だと思います。理想的なのは勝った金鯱賞のような、あまり緩みのない結果スローな流れで、前走天皇賞ではいいところかな、と思いましたが、ラチに接触するわ、直線では前が塞がれて右往左往するわで全くレースになりませんでした。改めて期待します。

〇アドマイヤデウス
天皇賞春に続いて秋も大外枠とは。今回はまた外ですが前回よりはマシな17番枠。この馬というより岩田の重賞での大外って今年多いような気がします。
前走は何だか可哀そうになりました。2000大外ポケットスタートでスタート直後に進行方向とは逆の右によれ、あとは一団の後を邪魔しないように最後方外から進み、直線に出て外へ出して追っただけの競馬。
日経新春杯、日経賞見る限りはどんな競馬にも対応できそうです。

▲ショウナンパンドラ
この馬もどんなレースにも対応できそうなのが良いところで、母系にゴールデンサッシュがあり、ノーザンテースト、ディクタスは良さそうです。

△ラブリーデイ
前走天皇賞は勝ちは勝ちですが何とか凌いだというふうにも見え、ラスト4Fからの動きに最後は響いたかなという感じでした。JCではよく絡む1番枠だし、好走幅が一気に広くなった今なら、というところです。

その他、札幌記念で全馬苦しい中、ゴール前直線で立て直しながら伸びてきたヒットザターゲット、外国馬では唯一スピード競馬に対応できそうなイラプト(父ミスプロ系、母父カーリアンでニジンスキー系)。



前年迄の10年間で・・
<前後半差>

2014年 (71.8-71.3)0.5秒スロー
2013年 (75.2-70.9)4.3秒スロー
2012年 (72.3-70.8)1.5秒スロー
2011年 (74.1-70.1)4.0秒スロー
2010年 (73.4-71.5)1.9秒スロー
2009年 (71.2-71.2)イーブンペース
2008年 (74.6-70.9)3.7秒スロー
2007年 (72.8-71.9)0.9秒スロー
2006年 (73.8-71.3)2.5秒スロー
2005年 (70.2-71.9)1.7秒スハイ

★2005年はタップダンスシチーが緩みのないフラットなラップで引っ張りアルカセット(父キングマンボ・母父ニニスキー)がレコード駆けで、10年間で唯一のハイ。
父ミスプロ系、母父ニジンスキー系なので、外国馬としては好走しても不思議でない、日本の馬場でも走れる血統。


<血統的な偏り>

特になく、サイアーラインは、サンデー、ロベルト等のロイヤルチャジャー系統、ミスプロ系、トニービンを介したグレイソブリン系がちらほら。
母系には展開に備えて、ステイヤー・スタミナ質の馬があれば尚良いというところ。
あとは府中なのでノーザンテーストでしょうか。

<馬券になった人気>

1番人気~5番人気 30頭中22頭で73%
6番人気以下    30頭中8頭(内2桁人気は2頭)

このレースも荒れは期待しないほうが良さそうです。

<2桁人気が絡んだレース>
レース質は共通していて、2013年の4.3秒のスロー、2011年の4.0秒のスローで、10年間で1,2番目の超超スローペース。
2013年は、ラストの2Fと3Fが(11.1-11.1)とスローからの瞬発力戦で、ジェンティルドンナ・デニムアンドルビーのディープ産駒が浮上し、ジャングルポケット(父トニービン)産駒の11番人気トーセンジョーダンが番手で粘って3着。
2011年は、緩みきらないスローからラスト5F全て11秒台のロンスパ戦で、ブエナビスタ・トーセンジョーダンの1,2着に、ステイヤー資質を持つ14番人気ジャガーメイルが飛び込んで3着。

この2ケタ人気の共通項は多く、サイアーラインにトニービンを持ち、母方にノーザンテースト、互いに7歳馬、互いに休養明けの2戦の内容が芳しくなく人気を落としてのJCで明け3戦目だったということ。
まあそれよりも、2頭とも既に天皇賞馬であり力はあったということですね。
因みに9番人気で勝ったスクリーンヒーローも、母母ダイナアクトレスなのでノーザンテーストがありますね。

今年でノーザンテーストが見えるのは、ゴールドシップ、ショウナンパンドラ、ラブリーデイ、ヒットザターゲットあたりでしょうか。結構いますね。
トニービンが見えるのは、アドマイヤデウス、カレンミロティック、ラブリーデイ、ダービーフィズ、ワンアンドオンリーあたりでしょうか。
ラブリーデイは両方ありますね。


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ジャパンカップ2015回顧
大方想定より速く、そんなに緩まず

下彦
15期 予想歴29年

次走狙い:ショウナンパンドラ


紙面でも「思いきって」と言っていたとおり蛯名カレンミロティックが逃げの手、内田ワンアンドオンリーも今のままではダメだと前へ。岩田もまた外を引いたので思いきって前へ出しましたが左回りが合わないのかまたもや右よれ。1000通過が59.3ですから想定よりは速くなりましたが、前半このくらいだと出が悪くなかったゴールドシップ横山も動けず、6F過ぎからの若干の緩み。カレンミロティックが残るにはなるべくフラットに近いかたちが良かったんでしょうが、ここは走りの状態を見て騎手がコントロールしたんだと思います。結果各馬はソコソコ余力を残すこととなり3F戦、になりなりました。若干長距離適正とスタミナ、スピードはもちろん、前半の折り合いに良さを見せた3頭が上位にきたというところでしょうか。アドマイヤデウスは、外を回すかたちになったとしても序盤はもう少し控えたらどうだったのか気になるところです。ラストインパクトは、緩みすぎなかったこと、若干時計を要す馬場、前半無理せず後方で折り合えたのが良かったんだと思います。


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