08期 予想歴46年
◎ホッコータルマエ
5着/2人気
○コパノリッキー7着/1人
▲ノンコノユメ2着/3人
△ガンピット16着/6人
ホッコータルマエを中心に、ノンコノユメ、コパノリッキーの3頭の力が上位だと見る。
ただ、ノンコノユメとコパノリッキーは脚質が正反対なので、展開論的にはこの2頭で決まる可能性は低く、ホッコータルマエから2頭に流す馬券が基本になるだろう。
(ノンコノユメを▲にしたのは、単勝はこの馬を買いたいので)
そして、この3頭の一角を崩す馬を見つけることができれば、馬券的な妙味も出てくるというもの。
香港からの挑戦馬、ガンピットに注目している。
おそらく香港馬でジャパンCに通用する馬はほとんどいないが、チャンピオンズCに通用する馬は何頭かいるのではないか。
香港馬のスピードとパワーはダートでこそ活きるという考えである。
ガンピットはAWで7戦全勝のつわもので、ここで好走するようだと来年以降続々と参戦する馬が出てきそうだ。
もう一つ、父ドバウィに対する私の関心というのもある。
ポストサンデーサイレンスの最有力候補は、キングカメハメハ系というのが一般的な見方だと思うが、ミスタープロスぺクター-シ―キングザゴールド-ドバイミレニアム-ドバウィというラインも、今後徐々に勢力を伸ばしてくるのではないだろうか。
なんといっても、ドバイミレニアムのわずか1世代でラインを繋いだ運の強さは、勝負の世界では魅力的だ。
ジャパンCでは、同じ父をもつイラプトが外国馬最先着の6着だったが、次はこの馬だ。
(今後、日本でもドバウィ産駒が増えてくると思うが、注目したい。)
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08期 予想歴46年
次走狙い:ノンコノユメ
次走狙い:サウンドトゥルー
回顧
ヨーロッパ最優秀2歳牡馬とフランス年度代表馬に選ばれたダビルシム(ハットトリック産駒)に、内ラチ沿いを最後方から追い込んで勝ったレース(ジャン・リュック・ラガルデール賞)がある。デットーリが「これまでに乗った中で最高の2歳馬でスーパースターだ。間違いなく2000ギニー馬になれる」と賛えたレースだ。
このレースの映像を見て、これは奇跡のようなレースではないかと思った。一頭でも内ラチにコースを変える馬がいれば勝利はあり得なかったからだ。
そして、内ラチ沿いを1頭分空けるのは、ヨーロッパの騎手にとってはル-チンになっているのではないか、競馬学校で教え込まれたことなのではないかとさえ考えた。
ノンコノユメ、ルメールの騎乗もそれに近いものがあるが、さすがに今回はそのようには考えない。
日本の騎手が競馬学校でそう教えられたということはあり得ないことだろう。
日本の騎手にとって、内ラチ沿いを空けるのは、「経験則」によるものだと思う。
レースの10中8、9は追い込み馬は外からやってくるものだという経験がそうさせるのだろう。
逃げ馬の騎手は、追い込んできた馬に馬体を合わせたいと考えるから、どうしても外に意識が向く。余力のある先行馬はそのすきをついて内から出し抜こうとするだろうが、そもそも余力の残っている先行馬というのは少ない。今回のような逃げ・先行馬総崩れのレースではなおさらである。余力のなさがコースを外目にとらせ、結果として一本のビクトリーロードが現れたということだろう。
実は1週遅れの出し証文になってしまったが、ジャパンCの結果を見て、予想に「騎手加点」というものを加えようと考えていたのだが、ジャパンCDの結果を見てなおさらの感をもった(詳しくはグリーンベルトに書いてみたい)。
勝ったサンビスタについて。
痛恨の予想でした。所属しているクラブの代表馬でもあるし、昨年の4着馬ですからね。もう少し重い印をつけるべきだった。人気と実力の乖離度という点ではこの馬が一番だったんですけどね。交流重賞ばかり使っていて、頭の中に交流重賞は格下という偏見があったからでしょう、反省。
実はこの馬、春の時点で引退の予定だったのですが、調教師の起っての希望で引退を一年延ばした馬なんですよね。しかも、早くからデムーロを確保していたということですし、調教師のこのレースへの想いのほどを考えるべきでした。
角居調教師は、JRAに入る前はこの馬の生産者であるグランド牧場で働いていた人です。自分が調教して厩舎へ送り出した馬がすぐに返されてくるのを見て「何が足りないんだろう。それが知りたい」との思いでJRAに入ったという人です。そのことで、グランド牧場とは、必ずしもいい関係ではなかったわけで、ようやく最近になって関係が修復されました。そういう物語を知っているのに、そのことを予想として反映することができなかった、自分のヘボ予想を反省しなければなりません。
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