16期 予想歴15年
◎ヒルノマゼラン
6着/3人気
○アーバンキッド5着/1人
▲レインボーライン1着/4人
△ボールライトニング8着/2人
阪神マイルは後半のラップイメージを大雑把に表すと 12,5-12,0-11,5-12,5 みたいな感じで末脚の持続力と同時にそれなりのキレが要求されるイメージ。
対象的に加速力はさほど問われない。
残1200mから600mまで若干降りのほぼ平坦で残600mからは2mほど坂を降りつつ終いの坂に向かうコース形態なので、4コーナーに向けて下り坂で勢いを付けやすい京都同様に加速についてはそれほど重視する必要はない。
続いては展開だが…一番大事な逃げ馬が微妙。
順当ならシゲルノコギリザメだろうが番手でもやれるので楽に行けるなら行くくらいだろう。
他に先行経験のある馬を見てもハイペース先行とかそういった実績はないので、スタート次第のハナ争いになるか。
となると中盤は緩んで徐々に加速しつつ、みたいな上に書いた阪神マイルっぽいレースになりそう。
よってそういった展開で強さをみせている馬を選んだ。
ヒルノマゼランも2走前でここへの適正を示している。
少し中盤で緩んでそこから末脚の持続力勝負といった展開で、それを外目から正攻法で行きすぎて最後はチョイ差しを食らったが内容は十分に及第点。
1,3着馬はそれなりに強いし、上位争いをした3頭の中では一番苦しい競馬だった。
前走はややハイで今回の想定とは少し異なるが、時計の掛かる馬場で積極策からしぶとく前を捕まえた形で持久力はなかなかだった。
アーバンキッドは前走のジュニアCが今回のイメージとまずまず合う内容でスローからしっかり長く脚を使っていた。
マッチレースだったのがダンツプリウスなのでレベル的にはやや微妙だが、立ち回りを加味すればこっちが実質的な勝ち馬とも言えなくもない。
この馬のいい所は2走前のひいらぎ賞で流れてもやれている点で、軸馬としては自在性があるので意外に流れても崩れる可能性は低くなる。
レインボーラインはシンザン記念は不満だが、結構なハイペースで初めてこなすようなペースだったのでそれによって後半の質を落としてしまったとは考えられる。
3走前の東スポ2歳Sは超スローの完全なキレ勝負で極端なレースなのでこれもまぁ度外視していい。
2走前の千両賞は中盤緩んで徐々に加速、終い2ハロン目が最速で終いちょっと落ちるといった個人的にはこれぞ阪神マイルといった競馬。
2着馬のサンライズクロンヌには詰められての辛勝だったが、この馬はなかなかの実力馬だし3着以下は離していてレースレベルは問題ない。
4走前の荻Sは大逃げ馬がいたのでわかりにくいが、この馬を含めた後続は結構長く脚を使っているはず。
最速地点では詰められなかったが、終いはしっかり伸びていて阪神みたいに昇り坂があったら結構際どい所までやれていたかもしれない。
以上のように2,4走前からすると阪神マイル適性が高いと思われる。
能力的にも上の方だし、シンザン記念のように流れて脚を失わない限りは好勝負だろう。
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