10期 予想歴19年
◎クインズミラーグロ
16着/7人気
○ノボリディアーナ13着/9人
▲メイショウスザンナ3着/15人
今週は開幕週ほど外差しが利いていたという感じはなかったかな。まあ例年に比べれば外差しも利くけど、という感じで展開次第では前々内々で穴をあける馬も多かったし、外差しの印象だけでいるとちょっと危険かもしれない。乾ききるであろう日曜がどうかだけど、土曜は標準より若干時計・ラップとも落としていた感覚で、この分だと先週までのやや高速までは戻らない可能性が高いとみて標準馬場にした。
展開だが内枠のウインリバティが入って外枠にシングウィズジョイ。ひとまずウインが出していってハナを主張するだろうしシングは無理をする必要はないが岩田なのでハナを取り切ってドスローを狙うかもというところ。まあこの辺りがどう転ぶかだけど、フレイムコードやハピネスダンサー辺りもある程度出していきそうな感じだし、岩田が無理にハナをということはないとみてウインリバティと大知がハナを取り切って最序盤はスロー気味とみる。ただ馬場が先週に比べると時計が掛かって来ると思うし、イメージ的に入りの3Fを36.5辺りで入ったとしても前後半で1秒程度のスロー、5Fからのロンスパで二段階加速のパターンではなくポテンシャル寄りの競馬になると見る。コーナーでもポテンシャル戦で脚をそれなりには要求されるイメージで進めたい。馬場が回復する可能性も考えて2段階加速にも対応できる馬を上位は狙う。
◎クインズミラーグロもだが、ここの上位3頭は穴狙い。というかここまで荒れる要素が揃っている以上狙うしかないという感じかな。まあルージュが勝ち負けのレベルで来ちゃったらごめんなさいだけど。クインズミラーグロはここ2走で完全に詰まってしまっているし、力を発揮できていないのは明らかではある。特に秋華賞なんかは57.4-59.5とかなりのハイの中で後方で馬群の中で脚を溜めていたんだが手応えはあっても進路がなくて動けないまま窮屈窮屈、最後まで手ごたえはあったのにという感じで残念な競馬だった。前走の愛知杯も59.2-59.6と平均ペース、ある程度流れた中で11.1 - 11.5 - 12.2 - 12.4 - 11.5 - 12.0と中弛みで直線序盤での加速の中、後方馬群に突っ込んで捌けないまま終わった。直線で詰まったのもだが、坂スタートを上手くこなしながらも内外から挟まれる形で下げざるを得なくなったのも痛かった。それでも直線の手応え自体は確実にあったわけでここ2走で言えるのは意外と流れても大丈夫ということ。紫苑Sではスローから12.8 - 12.3 - 12.2 - 11.7 - 11.5 - 11.9と3F勝負の中で中団馬群の中から4角で外に出して勝ちに行く形できっちりと突き抜けているしアースライズらを完封。まあ世代レベルというのはあるんだが、少なくともこの馬の場合本格化した秋以降きっちり力を出し切れたのは紫苑Sで終わっている。普通にこの世代なら通用してもいいと思っているし、古馬もこれと言った馬がいないのであればここ2走で全く底を見せていないこの馬に中山での仕掛けどころに関しては信頼できる蛯名に変わってというのも含めてもう一度狙いたい、と素直に思ったので素直に本命に据えた。秋華賞の感じからも上手く進路を取れていたら上位と比べても見劣らんはず。正直この世代レベルには不安はあるんだが、このメンバー構成で好位~中団力を出し切れれば勝負になると思う。愛知杯で坂スタート自体はクリアしたし内枠なら結構良いところを取れると思うので。3角以降の蛯名は信頼したい。
〇ノボリディアーナは雨が少し降ったことで本命にしても良いかなと感じるぐらい良い条件ではあるかなと思う。府中牝馬Sの評価が難しいところだとは思うんだが、個人的にはカフェブリリアントを高く評価していて、スマートレイアーも昨年はパフォーマンスを落としていたと思っていたんだがそれでもこの2頭を問答無用で相手にしないポテンシャルを発揮したのは印象的には大きかった。ケイアイエレガントが厳しい流れを作って馬場が思った以上に渋っていて11.9 - 12.0 - 11.5 - 11.6 - 12.0とL3最速、3~4角でも緩んでいない中で外外から突きぬけたのも立派だし、まあ外差し馬場ではあったにせよ同じ比較が上記の2頭。4歳世代をあまり評価していない中でレベル的にはこの府中牝馬Sは意外と高かった可能性がある。そのうえでターコイズSは説明不要の12.7-12.0-11.1-11.5と2Fのギアチェンジ戦、ポケットでどうこうという馬ではないしそこそこは対応できていたが長く脚を出し切るような競馬にはならず、トップスピード特化戦での脆さを見せた形。今回はターコイズも愛知杯も超トリッキーな競馬になっているし、穴で狙いたい馬がかなり多いんだが、その中でも今回の中山1800の適性を考えても噛み合いそうというのはある。本命にしなかったのは過去一度この中山牝馬Sで惨敗しているんだが、これが坂スタートで結構出負けした点。愛知杯に出てくれていたらある程度分かったんだけど、そこに不安がある。ただ脚自体は使ってきていたしポテンシャル戦なら安定して力を発揮できる、レースレベルも評価できるしルージュバックに愛知杯程度のメンバー構成なら案外戦えるかな。エリ女は距離だと思うし、ある程度厳しい流れの方が良いので中山1800で入りが遅くともロンスパになればというところ。
▲メイショウスザンナ
この馬もかなり侮られているな、という感じ。まあタイプ的にいつも人気薄で激走する馬だから穴党としてはシメシメなんだが、現時点とはいえ14番人気とは当該距離の重賞馬に失礼だろうと。まあその重賞自体はレベル的には高いとは思っていないんだが、それでもスローからの12.3 - 12.1 - 11.7 - 11.6 - 11.8と3F戦、極端なトップスピードを要求されない中で中団馬群の中目から上手く捌いてL1で強襲。この馬は過去も1800重賞ではスイートサルサやリラヴァティといった古馬の中堅どころ相手にも食い込んでいるしポテンシャル戦のパフォーマンスが高い馬。まあ1200のキャラとはちょっと違うんだけど、1800がベストだと思うし極端なトップスピード戦は〇と同じく不向きなので2走前でポケットでギアチェンジを要求されては苦しい。また愛知杯の場合は2000は長いうえに前半ある程度流れに乗って脚を使ってしまったのもある。基本的には後半型のバテ差し馬なので中山1800は噛み合うはずだし、先週の馬場なら狙いは下がったが少し渋ってL2最速で11秒前半とかそういう傾向が薄れてきている今の馬場なら噛み合いそう。しかし、本当に思うけど舐められすぎでしょう。ここ3走結果出てないけど全部敗因はハッキリしているし、この馬の競馬ができれば挽回できる。鞍上も内に拘って我慢するタイプだし、嵌れば一発という意味でも怖さはある。重賞勝ちの時のレベルも間違っても高いとは言えんが、かといってここで通用しないというほどでもないだろうと。ルージュにしたって大外枠からロンスパポテンシャル勝負で外々追走で56kg勝てるというほどのパフォーマンスは冷静に見れば見せとらん。まあ頭で来るかとなるとかなり恵まれんと行かんしハンデもそれなりに背負っているが、それでもこのメンバー構成でこの枠なら上手く噛み合えば普通に馬券圏内はチャンスある一頭のはず。どちらかというと大穴という意味で単穴にあて嵌めた形かな。
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