ファルコンS2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎シゲルノコギリザメ
  3着/9人気

○シュウジ12着/1人
▲メイショウシャチ16着/11人


【展開予想】
 雨が降るのが金曜夜から土曜未明にかけてというところで累計10mmそこそこは降りそうという感じ。まあ影響がないということはまずないだろうと。先週がこの時期の中京開幕週としては高速状態に近かったし、この雨がどの程度影響するかが読みにくいのだが、一応ややタフかなという馬場想定で進める。このメンバー構成でも22秒台の競馬にはなるとみておく。


 展開だがひとまず最内からシゲルノコギリザメが前に出していくという形、それに対して誰が出していくかだがシゲルはある程度スピードで引き上げていくタイプだし、シュウジが番手につけていく可能性が高いかなと。先行馬はその外からという形になるし、ラズールリッキー辺りが積極的にハナを主張する形になった時にシゲルとシュウジがどう対応していくかというところかなと。雨の意識が働くので前半が読みにくいがそれでも34秒台は当然視野に入れておきたい、34.5-11.5-36ぐらいのバランスでひとまず考えておきたい。途中で息が入る可能性はあるが極端にはならないとみている。いずれにせよハイペース想定で進めていくべきレースかなと。



◎シゲルノコギリザメはまず追い切りが良かったのは好印象。それとクロッカスSとアーリントンCは適性的に噛み合いにくかった。クロッカスSは府中の1400で35-34.8というペースで平均ではあるんだが11.9 - 11.7 - 11.4 - 11.7とどうしても中盤に息を入れる羽目になるし、4角出口の段階ではリードもほとんどなかった。その中で番手から抜け出す脚は微妙でレッドラウダに交わされそうでもL1では踏ん張って4着確保していたと。アーリントンCはテンが速かったが12.3 - 12.4 - 11.4 - 11.3 - 12.3とこれはさらに顕著に中盤かなり緩める形になってL3最速と仕掛けが早くなったのも痛かった。ベストバウトはシンザン記念3着で、46.3-47.8と明確にハイペースに持ち込んだことで良さが出たわけで、それも11.5 - 11.8 - 12.3 - 11.7 - 12.0とコーナーで息を入れつつも後半最速11.7でトップスピードを要求されない競馬に持ち込んでの粘り込。キレ負けする傾向だが単調じゃなくマイルもこなしてきた、1200のスピード勝負で先頭列3頭雁行状態の一番外で3~4角回しながら完勝した500万下の内容は相手関係(ソルヴェイグやメイショウシャチ辺り)を考えてもかなり強い内容。1200でもスピードで勝負できる競馬ができているし距離延長でもスピード勝負に持ち込めた。出来れば良馬場の方が競馬はしやすかったと思うが年末の阪神の時計が少し掛かる状況でも強い競馬ができていたし、クロッカスSだってキレ負けしただけで最後まで踏ん張れていた。ある程度なら問題ないと思うし、内有利馬場を活かして逃げ、或いは2列目のポケットでスピード勝負の流れに乗る形ならシュウジ以外では最上位だとみている。


〇シュウジは正直あまり語ることがなくて、本命にできなかったのはやっぱり転厩初戦というのは上手くやれているようでも難しい、というところ。スピード勝負は小倉2歳Sで対応できているし、マイルの距離も朝日杯の中弛みの競馬に乗って行ってしぶとく5着なら問題ない。デイリー杯も朝日杯もペースそのものより後半のTS持続力に難があるタイプで、エアスピネル比較で見ても明らかにL1で物足りない。逆に小倉2歳Sの様にハイペースを出負けしながらリカバー追走して最後までばてずに戦えるように基礎スピードの幅は広く中京1400は適性的には不安はあまり感じない。相手関係も小倉2歳S組でもレッドラウダ辺りが500万下の1200m戦で楽勝できるレベル、クロッカスSの内容的に見ても、シュウジの総合力の高さを考えてもまあこの条件なら適性的には信頼をおいていいと思う。相手関係の比較で見ればトウショウドラフタも互角以上とみていいと思っているんだが、こちらはスピードの幅という点でかなり優位に立てているので適性的信頼度はこちらの方が上。あとはとにかく転厩初戦がどうかだけ。


▲メイショウシャチ
この馬は3走前の感じからまず1200は距離不足だなと感じていた。34.6-34.8の平均ペースから11.2 - 11.2 - 11.6 - 12.0と淀みない流れの中で後方外々から追走しながらL1で伸びあぐねての4着。まあ内容的にもポジションが悪かったことで3~4角どうしても淀みない中で外から押し上げざるを得なくなった。ここで脚を使わされた感覚。前走なんかは京都芝外1400mの舞台で稍重少し渋っていたし、ペースバランスも35.1-35.8とややハイ、11.5 - 11.4 - 12.2 - 12.2と淀みない中で上手く2列目のポケットを確保しこの流れについていきながら直線でしぶとく抜け出しL1の強襲を封じ切っている。ここでも相手関係的に言えば3走前で敗れた相手に逆転しているしこの馬が後に重賞を勝つ、ここに入っても人気上位になる実力馬も4着に下している中での勝利。走破時計比較で見てもペースこそ違うが同日1000万下より0.2速いわけでこの内容は評価していいはず。2走前は枠は良かったが上手くポジションを取れなかったのもあるし距離も長かった感じ。1400で単調な競馬が一番合ってそうだし今回は良い枠を引き当てた。上手く逃げ馬を見ながら2列目ポケット~3列目あたりまでで進めて単調な流れになった時には走破時計的にも適性的にも噛み合いそう。要警戒。


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