14期 予想歴19年
◎ジュエラー
1着/3人気
○メジャーエンブレム4着/1人
▲レッドアヴァンセ7着/4人
△シンハライト2着/2人
【2016年】
印 番 馬名 着順(天・血・人・馬)の印 調整指数 上がり実績
1 キャンディバローズ ( ・ ・ ・×)-2 58.0↓
2 ブランボヌール ( ・ ・△・×)-3 55.5
3 メイショウスイヅキ ( ・ ・ ・×)-2 54.6↓
4 ソルヴェイグ ( ・ ・△・×)-3 59.6↓
▲ 5 メジャーエンブレム ( ・ ・+・○)3 64.1◎
6 ビービーバーレル ( ・ ・△・×)-3 59.0
7 デンコウアンジュ ( ・ ・ ・×)-2 57.9 アル
8 アッラサルーテ ( ・ ・ ・×)-2 55.5 連対なし
9 ジープルメリア ( ・ ・ ・×)-2 52.2
10 アットザシーサイド ( ・ ・ ・ )0 59.0↓フィ
◎ 11 レッドアヴァンセ ( ・ ・ ・◎)5 63.9 エル
▲ 12 シンハライト ( ・ ・+・○)3 61.0 チュ
◎ 13 ジュエラー ( ・ ・+・◎)6 60.5 チュ、シン
14 カトルラポール ( ・ ・ ・×)-2 53.0↓
注 15 ラベンダーヴァレイ ( ・ ・+・ )1 58.6
注 16 ウインファビラス ( ・ ・△・○)1 55.4
17 アドマイヤリード ( ・ ・ ・×)-2 54.3
18 メイショウバーズ ( ・ ・ ・×)-2 52.7 連対なし
◇スカイポットによる予想(天星指数及びリスク)の見方
→http://baryutensei.com/008tenseiindex.htm
桜花賞はデータアート作成レースのため、そちらの評価をベースに右に指数リスクを記入しています(その他の記載は予想文を見ればわかるかと思います)。
(参考)桜花賞データアート → http://baryutensei.com/31ouka.htm
データアートで好評価となったのはジュエラー、レッドアヴァンセ、メジャーエンブレム、シンハライト。メジャーエンブレムは前走が重賞で5馬身差の楽勝をしており、データ加工はいくらでも可能であることを踏まえると、特にジュエラー、レッドアヴァンセ、メジャーエンブレムを中心視して良いかと思います。
指数中位でも、BPR(ベストパフォーマンスレース)が1400m以下かつ先行というソルヴェイグ、キャンディバローズは消えるパターン。
阪神改修後の過去9年で、馬券に絡んだ27頭中、上がり連対経験がなかった馬はゼロ。1位経験のある馬が25頭と圧倒的です(2位の2頭はダイワスカーレットとエフティマイア)。
血統系統的には、過去9年27頭の3着以内馬中、SS系が21頭、ND系が16頭、MP(ミスプロ)系が7頭、RO(ロベルト)系が4頭という分布でした。昨年の3着以内馬にはいませんでしたが、SS系×ND系(あるいはND系×SS系)という組合せが13頭と約半数を占めています。メジャーエンブレム、シンハライト、レッドアヴァンセ、ラベンダーヴァレイなどがこの組合せです。
今年の予想時TBI(トラックバイアスインデックス)は土曜日のレースが終わってから計算予定。昨年は40.7で過去最低値となり、本番でも49に上昇しました。過去の傾向としては当日は事前に把握できるバイアスよりも1段階は外差しが通用しやすいバイアスとなります。
展開については、新しい予想ツール「展開指数」にて計算したところ標準よりやや高い値を示しており、やや消耗戦に傾くと考えています。
→http://baryutensei.com/report/1604bt-oukadoc.pdf
◎ジュエラー
昨年はデータアートを信頼せずに馬券を外してしまったので、今年はこれを尊重して高ポイント馬を素直に重視することにしました。まずは、好走条件のうち、シンザン記念僅差連対馬、チューリップ賞を含む全キャリア上がり1位に該当し、デムーロ騎手を鞍上に据えたこの馬です。後方からの脚質であるので、バイアスによってはロスが大きくなるおそれはありますが、メジャーエンブレムが先行勢を崩壊させてくれることに期待すれば十分圏内に入って来れる可能性は高いと考えます。
シンザン記念はロジクライに負けてしまいましたが、スタートの不器用さと展開のアヤ。自身の上がり3Fは推定11.8-11.4-11.3で力を出し切れませんでした。不器用な面は勝ち味に遅くなりますが、阪神外回りであれば力は出し切れるはず。また、チューリップ賞の自身上がり3Fは推定11.1-10.7-11.2で、力は出し切っていると思いますが、ここまで高速の上がりが求められるレースでは牝馬らしい軽い切れを求められるため、大型馬のこの馬にはやや分が悪かったように思います。最後はクビの上げ下げでしたし、桜花賞は馬体重が450キロ以上ある馬のほうが馬券圏内は多い(過去10年では3着以内馬20頭)ので、本番はシンハライトに逆転できると考えました。
○メジャーエンブレム
昨年の阪神JFを1番人気で優勝、前走のクイーンCも逃げて楽な手応えのまま5馬身差の圧勝と、今年の牝馬クラシックでは完全に横綱との位置付けで桜花賞に臨むこととなりました。前3走、自身以外の先行馬(道中5番手以内)を掲示板外に退ける先行力は、叔母のダイワスカーレットを彷彿とさせます。今回も中弛みを起こさせないペースで逃げると思われ、他の先行馬には厳しい展開になるでしょうが、スピードのコントロールができるかに若干の不安はあり、敵は自分自身になるでしょう。
指数は64で1位。2位のレッドアヴァンセは僅差ですが、チューリップ賞では指数を58まで落としており安定していません。3位のシンハライトとは3差あり、2馬身~2馬身半の差と計算されます。阪神外回りは差し有利の条件ですので、勝てても着差は詰まるように思います(ただし、前走は楽勝なので成長している場合はまだ指数を上げる可能性もないわけではない)。
マイナスとなるデータをあげておくと、過去9年で、阪神JFを4角5番手以内に先行して5着以内に粘った馬(1400m以下の距離で実績のあった馬が多い)は、以下のとおり桜花賞でほとんど消えていること。おそらく、開催時期による馬場の重さが影響していて、スピード馬がより台頭しにくくなっているのでしょう。しかしながら、今年は先週も相当な高速馬場であり、メジャーエンブレムが馬券圏を外すほどに崩れるシーンは想定し辛く、極端な追込みは難しいようにも思われます。
2015-14ムーンエクスプレス(10番人気:阪神JF4着 3-4)
2014-8 フォーエバーモア (3番人気:阪神JF3着 6-5)
2013-4 クロフネサプライズ(1番人気:阪神JF2着 2-2)
2012-3 アイムユアーズ (3番人気:阪神JF2着 4-4)
2012-4 サウンドオブハート(5番人気:阪神JF3着 3-3)
2011-12ライステラス (5番人気:阪神JF3着 7-4)
2009-18ショウナンカッサイ(13番人気:阪神JF4着 2-3)
2008-12オディール (3番人気:阪神JF4着 6-2)
2007-7 アストンマーチャン(2番人気:阪神JF2着 3-3)
▲レッドアヴァンセ
こちらは、前々走のエルフィンSが中弛み超高速上がりラップを優勝し、高指数をマークしていることでの好走条件への適合を評価しました。懸念としては、そもそもエルフィンSのラップ評価を超高速上がりラップの水準とするかがやや微妙であること、馬体が小さく、体調(胃潰瘍)との戦いも別にあること等のリスクがあり、チューリップ賞の二の舞になってしまうおそれは拭いきれません。ただ、今回は人気も下降する気楽さはあるでしょうし、チューリップ賞よりもラップが厳しくなるでしょうから、後方待機馬に有利になると考えられるので、1強崩しのチャンスはあると見ました。走法は回転が速く、距離はマイルまでという印象を受けています。
△シンハライト
3戦3勝の無敗馬であり、上位人気確実ですが、データアートの3点は通常であれば十分な馬券圏内率となる値のため印を打ちます。新馬戦では先行しながら上がり1Fを11.0でまとめる中弛み超高速上がりラップを勝利し、素質を見せていました(走法も良いです)。
桜花賞では、3番人気以内に支持されながら馬券圏外に消えた馬が以下のとおりいますが、前走が軽いコース条件又は1400m以下の軽いコース条件での勝利(条件戦以上)の経験馬が多く、重箱の隅を突くようですが、1400mの特別R優勝経験が不安材料かもしれないということで4頭の中では一番下の評価としました。
2015-4 クイーンズリング (3番人気:前走フィリーズR勝ち)
2015-9 ルージュバック (1番人気:展開?)
2015-10ココロノアイ (2番人気:展開?)
2014-8 フォーエバーモア (3番人気:前走クイーンC、サフラン賞勝ち)
2013-4 クロフネサプライズ(1番人気:りんどう賞勝ち)
2013-7 トーセンソレイユ (3番人気:前走エルフィンS)
2012-6 ジョワドヴィーヴル(1番人気:?)
2011-7 ダンスファンタジア(3番人気:前走クイーンC)
2010-5 アプリコットフィズ(2番人気:前走クイーンC)
2009-8 ダノンベルベール (3番人気:前走クイーンC)
2008-8 トールポピー (1番人気:?)
2008-5 リトルアマポーラ (2番人気:前走クイーンC)
2008-12オディール (3番人気:ファンタジーS勝ち)
2007-7 アストンマーチャン(2番人気:ファンタジーS勝ち、小倉2歳S勝ち)
注ウインファビラス、ラベンダーヴァレイ、アットザシーサイド
データアートで0点以上であった馬を流す相手候補としますが、ウインファビラスは外枠を引いてしまったことと、前走が負けすぎであること(血統系統にグレイソヴリン系がある点は留意)、ラベンダーヴァレイは父ディープインパクトは怖いですが先行タイプなのでメジャーエンブレムが作る展開によりチューリップ賞よりも条件が悪くなると見込まれることから軽視できるようにも思います。おさえるなら、前走は下手な乗り方となってしまったアットザシーサイドか。
なお、枠については昨年分析していますのでご参考まで。
→http://baryutensei.com/report/1504bt-oukadoc2.pdf
追記:
今年のTBIの値は53.3でした。昨年よりは高いですが、近年の傾向のまま内がまずまず良いです。桜花賞でのバイアスはデフォルト~フラットといったところでしょう。
「天」の評価は何もつかないので、予想としての変更はありません。
皆さまの予想の参考になれば幸いです。
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