08期 予想歴18年
◎メジャーエンブレム
4着/1人気
○シンハライト2着/2人
▲ジュエラー1着/3人
△レッドアヴァンセ7着/4人
★傾向分析★
2011年 タイム 1'33"9 (良) 1FAve=11.74 3FAve=35.21
テン34.6-中盤23.9(3F換算35.85)-上がり35.4 『前傾・中弛み』
1着マルセリーナ・・・ディープインパクト×Marju=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-f〕 15-16
2着ホエールキャプチャ・・・クロフネ×サンデーサイレンス=ヴァイスリージェント×サンデーサイレンス 〔12〕 15-17
3着トレンドハンター・・・マンハッタンカフェ×ブライアンズタイム=サンデーサイレンス×ロベルト 〔22-d〕 17-18
2012年 タイム 1’34”6 (良) 1FAve=11.83 3FAve=35.48
テン34.9-中盤24.4(3F換算36.60)-上がり35.3 『一貫・中弛み』
1着ジェンティルドンナ・・・ディープインパクト×Bertolini=サンデーサイレンス×ダンチヒ 〔16-f〕 10-10
2着ヴィルシーナ・・・ディープインパクト×Machiavellian=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔12-c〕 4-4
3着アイムユアーズ・・・ファルブラヴ×エルコンドルパサー=ノーザンダンサー×キングマンボ 〔8-f〕 7-6
2013年 タイム 1’35”0 (良) 1FAve=11.88 3FAve=35.63
テン34.8-中盤24.1(3F換算36.15)-上がり36.1 『前傾・中弛み』
1着アユサン・・・ディープインパクト×Storm Cat=サンデーサイレンス×ストームバード 〔9-f〕 9-10
2着レッドオーヴァル・・・ディープインパクト×Smart Strike=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔A13〕 15-14
3着プリンセスジャック・・・ダイワメジャー×Afleet=サンデーサイレンス×ミスプロ 〔1-e〕 13-14
2014年 タイム 1’33”3 (良) 1FAve=11.66 3FAve=34.99
テン33.8-中盤23.2(3F換算34.80)-上がり36.3 『前傾』
1着ハープスター・・・ディープインパクト×ファルヴラヴ=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔9-f〕 18-18
2着レッドリヴェール・・・ステイゴールド×Dixieland Band=サンデーサイレンス×ノーザンダンサー 〔2-d〕 13-15
3着ヌーヴォレコルト・・・ハーツクライ×スピニングワールド=サンデーサイレンス×ヌレイエフ 〔3-d〕 12-12
2015年 タイム 1’36”0 (良) 1FAve=12.00 3FAve=36.00
テン37.1-中盤25.4(3F換算38.10)-上がり33.5 『加速・中弛み』
1着レッツゴードンキ・・・キングカメハメハ×マーベラスサンデー=キングマンボ×サンデーサイレンス 〔4-r〕 1-1
2着クルミナル・・・ディープインパクト×Candy Stripes=サンデーサイレンス×レッドゴッド 〔不明〕 12-13
3着コンテッサトゥーレ・・・ディープインパクト×トニービン=サンデーサイレンス×グレイソヴリン 〔3-l〕 5-11
過去5年の流れは、15年は『加速』、11年・13年・14年は『前傾』、12年は『一貫』だが、その中でも4年で『中弛み』の流れは複合している(=11年・12年・13年・15年)。牝馬限定戦は『中弛み』の傾向が強く、牡馬ほどスタミナがないのが影響してなのか、中盤に弛みがでて上がり勝負になりやすい傾向にある。上がり重視の瞬発力勝負になるため、近年は4コーナー10番手以降に位置した馬でも好走することが多く、『前傾』や『一貫』など締まった流れがオプションとしてつくときには注意が必要。特に『前傾』の場合は追込んでの好走も多く、流れを見極めるのがポイントになりそう。
血統の傾向は、マンハッタンカフェ(=09年2着レッドディザイア、11年3着トレンドハンター)、ディープインパクト(=11年1着マルセリーナ、12年1着ジェンティルドンナ・2着ヴィルシーナ、13年1着アユサン・2着レッドオーヴァル、14年1着ハープスター、15年2着クルミナル・3着コンテッサトゥーレ)、母父サンデーサイレンス(=08年1着レジネッタ、11年2着ホエールキャプチャ)の好走から、サンデーサイレンス系のキレが非常に重要と考える。中盤が弛み、瞬発力の上がり勝負ならサンデーサイレンスのキレが最も活きる流れと考える。そのためディープインパクト産駒は特注。またサンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系配合馬の好走も多く、注目すべし。
また非サンデーサイレンス系だが、ファルブラヴ産駒も注目(=12年3着アイムユアーズ、14年ハープスターの母父はファルブラヴ)。
また阪神コース馬場改修後は、桜花賞好走馬が次走東京芝2400m(=ダービー・オークス)で好走することが多い傾向あり。以前の内回りの時にはスピードの持続性能が問われやすくなかなかつながりにくい傾向でしたが、外回りに替わり瞬発力のキレ勝負になりやすいことからつながるようになったと考えます。オークスでも狙いたい馬を評価するのもありと考えます。そのためスタミナ型サンデーサイレンス系(=ディープインパクト、マンハッタンカフェ、ステイゴールドなど)が好走しやすい傾向となり、瞬発力とスタミナが必要な適性と考えます。
牝系の傾向は、No.〔4〕〔8〕〔9〕〔12〕〔16〕の牝系が複数好走馬を輩出。
No.〔4〕とNo.〔8〕とNo.〔16〕の牝系は、スタミナを活かしやすい距離延長に対応しやすい牝系。オークスでの好走も多い牝系である。またこの時期の成長能力も豊富な叩き良化型のタイプ。
No.〔9〕の牝系は、スピード豊富なタイプで詰めは甘いが広いコースで好走の多いタイプ。特に分枝記号fが、前走好走の勢いに乗じて好走することが多い傾向。
No.〔12〕の牝系は、この時期の仕上がりの早さが好走に活きやすいタイプ。
ステップの傾向は、桜花賞と同じコース(=阪神芝1600m)を使用するチューリップ賞好走馬が好走しやすい傾向(=チューリップ賞→桜花賞:10年2着→1着アパパネ、10年3着→3着エーシンリターンズ、13年3着→1着アユサン、14年1着→1着ハープスター、14年2着→3着ヌーヴォレコルトなど)。特に阪神JF好走→チューリップ賞好走の阪神芝1600mで好走歴がしっかりとある馬は堅軸と考えて良いと思います。
また近年エルフィンS好走馬(=京都芝1600m)は桜花賞と相性が良い傾向(=エルフィンS→桜花賞:07年1着→2着ウオッカ、08年3着→1着レジネッタ、09年1着→2着レッドディザイア、10年1着→3着エーシンリターンズ、11年1着マルセリーナなど)。
また前走重賞3着以内の馬が好走しやすく、近走好調な馬を狙うレースと思います。フラワーC(=中山芝1800m)やクイーンC(=東京芝1600m)好走馬にも注目。
それから近年桜花賞は外枠の馬の好走が多く、近5年では馬番7番以内の好走馬がいなく、外枠有利と考えるべし。
★予想★
桜花賞のポイントは、
①流れは『中弛み』になりやすく、上がり特化の瞬発力勝負になりやすい。オプションとして『一貫』や『前傾』の流れになるときには、4コーナー10番手前後の馬が好走する。
②瞬発力勝負になりやすいため、キレるサンデーサイレンス系が中心。
③オークスとつながりやすくなっているため、オークス向きのスタミナを備えた馬も好走する(=やや重めの血統構成でも侮れない)。
④No.〔4〕〔9〕〔16〕の牝系が好走しやすい。特注はNo.〔9-f〕。
⑤阪神芝1600m好走実績は重要。阪神JF→チューリップ賞好走馬は軸として信頼性は高い。ただし非サンデーサイレンス配合馬はやや割引は必要。
⑥京都芝1600mオープン・重賞実績のある馬も要注目。
⑦近走重賞好走馬。ただしクイーンC・フィリーズR・フラワーC好走馬は2・3着候補と考えるべし。
⑧クイーンC好走馬なら、戦績重視で、すべて3着内好走馬なら好走可能。
⑨チューリップ賞組なら、前々走阪神JF6着以内or重賞好走馬なら好走可能。
⑩阪神JF好走馬も侮るべからず。
◎メジャーエンブレム・・・ダイワメジャー×オペラハウス=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔B3〕
前走クイーンC1着(=東京芝1600m)。阪神芝コースは(1-0-0-0)、芝1600m戦は(3-1-0-0)。
ダイワメジャー産駒はサンデーサイレンス系で、力強いスピードを持ち、芝1600~2000mを得意とするマイラーや中距離型。フジキセキに近いイメージで、自身がダートを圧勝した実績もあるのでダートの得意な馬力型のタイプと、芝で鋭く斬れる脚を使うタイプと存在するはず。ダイワメジャー自身が中山芝コースで好走が多かったように、また古馬で本格化するまでは直線の長い東京芝コースや京都芝コースなどで最後につかまるレースが多かったことからも、キレよりもスピードの持続性能を活かしたレースに向くと考えますが、完成度は高い。本格化すると鋭く斬れる脚も使えるようになり(=父母父ノーザンテーストの成長能力で引き出される感じと思います)、現在本馬はその本格化モードで、鋭い差し脚も使える。また直線の短い中山・阪神芝コースでは1着も多いが、東京・京都芝コースになると勝ちきれずに2・3着になることが多い。母父オペラハウスはサドラーズウェルズ系で、タフなスタミナ勝負に強い欧州型の底力血統。不良馬場など道悪にもめっぽう強い。好走が多いのは芝2000mで、ステイヤー血統とはいえ瞬発力が売りではないため、スローの芝2400mよりもペースの緩まない芝2000mの方が持ち味を活かせる。また福島・函館・中山コースなど直線の短い小回りコースなら、自ら積極的に動いて勝負ができるため好走が多い。コーナー4つならなお良い。底力を要する息の入らない流れや、タフな馬場ほど好走が多くなる傾向もある。
No.〔B3〕の牝系は、英国在来種と輸出されなかった非純血種の英国由来の牝系。「早熟」「短距離」「ローカル」がキーワードで、オープンや重賞は2歳~3歳前半の集中し、短距離での好走が多い。
◯シンハライト・・・ディープインパクト×Singspiel=サンデーサイレンス×サドラーズウェルズ 〔6-e〕
前走チューリップ賞1着(=阪神芝1600m)。阪神芝コースは(1-0-0-0)で、芝1600m戦は(2-0-0-0)。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父Singspielはサドラーズウェルズ系で、芝1600mを中心に好走が多く、1400~1800mで重賞も好走しているが、中距離以上でも侮れない。淀みなく流れ、底力の問われる展開でこそ真価を発揮し、成長力も豊富で、条件戦よりも重賞で勝負してこその血統。もたもたしていた馬に安定感が出てきたら本格化の兆しで、いきなり重賞挑戦でも勝負になる。
No.〔6〕の牝系は、直線の長いコース向きで、ハイペースの消耗戦に強い牝系。厳冬期や真夏などシーズンオフに強い特性をもつ。成長能力は早い時期から走るのだが、詰め甘にて人気を背負うと脆い傾向がある。3歳クラシックでは脇役の方が良い仕事をし、古馬になり本格化する。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
▲ジュエラー・・・ヴィクトワールピサ×Pistolet Bleu=サンデーサイレンス×マイナー 〔1-e〕
前走チューリップ賞2着(=阪神芝1600m:0.0秒差)。阪神芝コースは(0-1-0-0)、芝1600m戦は(0-2-0-0)。
ヴィクトワールピサ産駒はサンデーサイレンス系で、ネオユニヴァース産駒同様にややパワー寄りの中長距離型で、速い上がりも繰り出せるタイプ。ネオユニヴァース産駒は「レースにに使えば使うほど気性が難しくなる」と言われ、活躍時期の早さも特徴。同じような傾向が出るかもしれない点は注意が必要。ダートも走り、時計のかかる馬場は合うはず。母父Pistolet Blueはマイナー系で、詳細は不明。
No.〔1〕の牝系は、クラシックで好走が多く3歳春にはある程度完成する、完成度が高く仕上がりの早い牝系。3歳秋以降は緩やかに成長する。分枝記号eは、気性が荒く、平均ペース以上での雪崩れ込みが得意で、上がりのかかる消耗的な流れに強い特性がある。また重馬場やダートなど時計のかかる馬場に強いが、一旦調子を崩すと復活が難しく、調子のピークが短い。
△レッドアヴァンセ・・・ディープインパクト×ダンシングブレーヴ=サンデーサイレンス×リファール 〔9-f〕
前走チューリップ賞8着(=阪神芝1600m:0.6秒差)。阪神芝コースは(0-1-0-1)、芝1600m戦は(2-2-0-1)。
ディープインパクト産駒はサンデーサイレンス系で、広いコースで加速をつけながら全開になる末脚が武器で、スローで脚を溜めてキレキレの瞬発力を繰り出す。一瞬でトップスピードに乗れるタイプと点火に時間がかかるタイプがいて、前者は馬体重が軽い馬、後者は馬体重の重い馬が多い。それから母系がスピード型だと一瞬の反応が速く、母系がスタミナ型だとトップスピードに乗るまで時間を要する。また道中が速いペースだと脚をなし崩しに使わされて末脚が鈍るので、距離短縮の速い流れの時には過信禁物。逆に距離延長で緩い流れとなるときには狙い目。スローでしか好走歴のない馬の距離短縮時は、疑って掛かる方が良い。ゆったりローテーションに強く、間隔が詰まるのも良くない。母父ダンシングブレーヴはリファール系で、瞬発力勝負や緩急のある競馬を苦手とするが、淀みなく流れる展開になると、距離や格に関係なく、先行しても追い込んでも無類の強さを発揮する。母父としても、ここ一番で凄みを見せる血統。成長力も豊富。
No.〔9〕の牝系は、早い時期から好走できるが本格化前までは詰め甘なところがある牝系。小回りコースは鬼門だが、広いコースは好走が多い。人気よりもやや人気が落ちて伏兵の立場のときの方が好走しやすい特性もある。分枝記号fは、休養明けは苦にしない反面、叩いて一変が少ないタイプ。前走好走だと調子は維持と考えて好走が期待できる。また不器用だが、決め手鋭く瞬発力勝負に強い特性がある。
tipmonaとは?