10期 予想歴19年
◎レッドアリオン
14着/7人気
○サンライズメジャー6着/6人
▲ケントオー8着/12人
予想の前にまず土曜の馬場の考察から。まず去年ほど軽くはないなという感じ。雨が若干残っていたので恐らく土曜よりは日曜の方が軽くなると思うが、それでも昨年と比較して1秒近くは時計が掛かっているイメージ。まあ昨年が超高速馬場だったからこれでも十分高速馬場なんだけど、橘Sなんかを見ても時計が出やすい展開で結構良いメンバーが揃って21秒を切るのがやっとという感じだし、少なくとも乾いたとしても超高速馬場状態にはないかな。高速馬場想定で昨年よりは少し時計が掛かるイメージ。雨がぱらつくのでその辺りをイメージしつつも高速状態はキープしてくるかなと。
展開予想だが、正直ちょっと難解ではあると思う。サンライズメジャーが大外枠に入ったが、必ずしも逃げの手を打つわけではないし、その内にいるレッドアリオンは出負けがなければハナを主張してくるというタイプだが、結構な確率で出負けするので当てにしにくい。この2頭が外々、レッドなんかはリカバーしやすい枠で余程出遅れなければ基本的には前目を意識してくるだろう。これに対して内で対抗してきそうなのがクラレントぐらいしかいない。まあケイティープライド辺りもここで積極策はあり得そうな感じもするんだが、それでもこの2頭最近は出脚がそこまで速くないので、そこれという先行馬が内にもいない。サンライズは逃げるにしてもゆったりと入りたいし、レッドが逃げてくれればその方が競馬がしやすいかもという感じはある。そうなると外から内に切り込みながらの形で結構スローになる可能性が高くなりそうかなと。馬場が昨年ほど極端ではないがそれでも高速状態にはあると思うし、このメンバー構成なら流れれば32秒台には流石に入ってくる馬場は想定している。その中でペースバランスのイメージとしては、大体47.5-45.5ぐらいになる可能性が高いかなと。2秒近いスローを想定しておいた方が良さそう。砕くとすればクラレントかなとも思うが、今回のメンバー構成だとスローを前提にした方が良いとみた。決め打つ。
◎レッドアリオンは8番人気は流石に舐められたな、という感じ。この馬は関屋記念でもそうなんだがスローで脚を残す競馬ができればTS持続力を非常に高いレベルにまで引き上げられるタイプ。主導権を取った昨年のマイラーズカップでは2列目外で進めながら12.4 - 11.7 - 11.1 - 10.8 - 11.3のラップ推移で直線入りの最速地点ではトップスピードの質でサンライズメジャーに出し抜かれる感じになったがL1ではグンと伸びて持ち味であるトップスピードの持続力を活かし切った形。L3の4角地点でも11.1でトップスピードに近いレベルの脚を要求されながらロスを受けつつも最後までしっかりと脚を使ってきたという点では高く評価しないといけない材料。関屋記念ではドスローで逃げる展開、途中で遊ぶような感じになってL2で詰められたがそこからがこの馬の良さ。11.5 - 11.4 - 11.2 - 10.7 - 11.4のL1で踏ん張って再び2列目を引き離すぐらいの脚を見せての勝利。究極的な切れ味ではサンライズ辺りには見劣ると思うが、スローで残した時のTS持続力は非凡なのは言うまでもないしそれを前々で引き出せる。今回は外目の枠でサンライズも本質的には番手馬ではあると思うので、逃げの手を打ってスローに持ち込めるだけの条件は揃っているといえるし、スローに持ち込めればTS持続力は非凡で京都向き。前走は厳しい流れで勝ちに行って甘くなっての7着で個人的には評価していい内容。パフォーマンスを上げてきているし、追い切りも良かった。U字でスローに落とせれば違う馬になるので、ここは積極的に狙うべきだろうと。別に超高速馬場巧者というわけでもないし、洛陽Sで時計が掛かり気味の京都でも強い競馬ができている。前半さえ無理なく進められれば好勝負。
〇サンライズメジャーも何故かはわからんがちょっと評価を落としているなという感じ。基本的には後半型なのは間違いなくて、キャピタルSなんかは内有利の馬場になっていたとはいえ47.2-46.0から11.9 - 11.7 - 11.1 - 11.3 - 11.9とスローTS持続特化の中で2列目の内内からスッと抜け出し、バテ差しワールドエースを何とか封じ切っている。エンジンがかかった時のワールドエースは厄介な馬だしこれを前々で受けてねじ伏せたというのはラップ推移からみてもTS持続力で高いレベルのモノを見せたと言っていいはず。今回は逃げの手に出るかどうかは読みにくいが、それでも前々を狙うのは十分可能。レッドの番手外というのもあり得るし、外から内に向けてじわっと切り込みながらスローに、というのが狙いやすい枠の並び。スワンSは詰まったのが大きいし、米子Sみたいに後方から速い地点で外々となると厳しいが、前受しながらコーナーで速いラップを内内で踏む分には問題ないはず。去年のメンバーと比べてそれほどの強敵がいるとも思えないし、フィエロにしても微妙な枠で鞍上弱化。超高速馬場巧者ではあるが、極端にそれしかダメというわけでもないので土曜の感じなら問題ないとみて。
▲ケントオー
この馬はトップスピードの質、持続力は結構高いレベルにあって、3走前なんかは中団馬群で進めて11.3 - 11.4 - 11.1 - 11.7のラップ推移、L2の最速地点でちょっと壁になって外に誘導、そこからのL1の強襲は良かった。4走前でも阪神マイルでドスローからの12.1 - 11.9 - 11.4 - 10.9 - 11.7というラップ推移で3~4角で勝ちに行く形で先頭に立って直線、序盤ではしっかりと脚を使いつつL1の坂減速で甘くなった印象。この辺も京都向きの感じはある。そしてスロー想定でサンライズを行かせながらじわっと先行策を打てそうだし、今回は外主体の先行争いでスロー想定、前半無理なくポジションを狙っていける立場というのはかなり大きいな、という感じ。前走なんかは阪神1400で平均ペースではついていくのに脚を使わされてしまうし、実際ポジションもとれなかった。この距離で外目の枠というのは噛み合いそうで状態面がどうかかなと。スロー前出し抜き組のレッド、サンライズの展開になるようなら全力で狙いたい一頭。ペースが上がると微妙だけどね。
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