10期 予想歴13年
◎ディーマジェスティ
3着/1人気
○サトノダイヤモンド2着/2人
▲マウントロブソン7着/10人
△スマートオーディン6着/5人
×リオンディーズ
×マカヒキ
史上最強世代の呼び声高い今年のクラシック。
その頂点を決めるダービーを、2つのデータから予想していきたいと思います。
データその1
【過去10年の連対馬の重賞タイトル】
ドゥラメンテ 皐月賞
サトノラーゼン 京都新聞杯
ワンアンドオンリー ラジオNIKKEI杯
イスラボニータ 皐月賞 共同通信杯
キズナ 京都新聞杯 毎日杯
エピファネイア ラジオNIKKEI杯
ディープブリランテ 東スポ杯2歳S
フェノーメノ 青葉賞
オルフェーヴル 皐月賞 スプリングS
ウインバリアシオン 青葉賞
エイシンフラッシュ 京成杯
ローズキングダム 朝日杯FS 東スポ杯2歳S
ロジユニヴァース 弥生賞 ラジオNIKKEI杯 札幌2歳S
リーチザクラウン きさらぎ賞
ディープスカイ NHKマイルC 毎日杯
スマイルジャック スプリングS
ウオッカ 桜花賞
アサクサキングス きさらぎ賞
メイショウサムソン 皐月賞 スプリングS
アドマイヤメイン 青葉賞
連対馬全てに重賞勝利の実績があり、牝馬のウオッカ以外は1800m以上の重賞を勝っています。
ウオッカは牝馬クラシックのレースプログラム上、1800m以上の重賞を経験していませんでした。
クラシック戦線は同世代での戦いであり、ダービーはその頂点です。
整備されたレースプログラムの中で戦ってきた馬達の頂上決戦であることを考えれば、そこに至るまでに残してきた実績を重視するべきだと考えられます。
大まかに考えれば「1800m以上の重賞を勝っている=中距離で世代上位の能力を示している」と言えますので、1頭ずつ、1レースずつを細かく分析する前に、この条件で絞ってしまいます。
【2016年出走馬の重賞タイトル】
○ディーマジェスティ 皐月賞 共同通信杯
×マイネルハニー なし
○マカヒキ 弥生賞
×レインボーライン アーリントンC(1600m)
×エアスピネル デイリー杯2歳S(1600m)
×アグネスフォルテ なし
×ロードクエスト 新潟2歳S(1600m)
○サトノダイヤモンド きさらぎ賞
○マウントロブソン スプリングS
○スマートオーディン 京都新聞杯 毎日杯 東スポ杯2歳S
×アジュールローズ なし
×リオンディーズ 朝日杯FS(1600m)
×レッドエルディスト なし
○ヴァンキッシュラン 青葉賞
×イモータル なし
×ブレイブスマッシュ サウジアラビアRC(1600m)
○プロフェット 京成杯
×プロディガルサン なし
かなり絞られました。
有力とされているリオンディーズもバッサリ消えます。
データその2
【過去10年、皐月賞で後方からのレースをした馬】
※後方の定義はTARGETに従います
0-0-0-22
1頭も来てません。
人気薄ばかりではなくて、ダービーで5番人気以内に支持された馬もいます。
ワールドエース 1人気4着
グランデッツァ 4人気10着
デボネア 3人気12着
セイウンワンダー 3人気13着
レインボーペガサス 5人気5着
22頭をさらっと見てみると
ワールドエース(マイラーズCレコード勝ち)
グランデッツァ(都大路Sで日本レコード、マイルCS3着)
トーセンラー(マイルCS勝利)
トライアンフマーチ(マイル戦線で活躍)
レインボーペガサス(関谷記念勝利)
スーパーホーネット(マイル戦線で活躍)
といったように、スピードのあるマイラーが多いです。
今年、このデータに引っかかるのはマカヒキ。1番人気濃厚ですが……
姉に短距離路線で活躍するウリウリがいますし、皐月2着から人気になったディープ産駒の先輩リアルスティール、ワールドエースは古馬になってマイル路線に活路を見出しています。
能力は素晴らしいと評価しつつ、距離に不安があると見て消します。
【結論】
◎ディーマジェスティ
○サトノダイヤモンド
▲マウントロブソン
△スマートオーディン
本命はディーマジェスティ。
後出しにはなりますが、実は皐月賞で本命にしていたんです。
買った理由は「共同通信杯からのゴールデンローテなのに評価低すぎ」というのと
「ディープ産駒なので、高速馬場でパフォーマンスを上げるのではないか」という推測からでした。
だた、能力では3強の方が上だろうと思っていましたので、3強の中で力を出せない馬がいれば食い込んでくるだろう、というくらいの評価でした
結果、3強を気持ちよく差し切ってくれました。
本命にしておきながら「こんなに強かったの?」と驚くようなパフォーマンスでした。
このように、ディーマジェスティには皐月賞での恩があり、思い入れがどうしても入ってしまいます。
それに加えて蛯名騎手の悲願やら、5/29開催のダービーは2冠馬誕生のジンクスやら、相性の良い1枠1番やらで、もう本命にせざるを得ない感じです。
ここまではオカルト的な話ですが、真面目な話、共同通信杯では時計のかかる馬場を内目を通っての差し切り。
皐月賞では高速馬場を出負けして外を回して差し切り。
どんなレースにも対応できる馬だと思います。
超スローで切れ味勝負になったら不安はありますが、今年は平均ペースにはなると思っていますので、大崩れはないかと思います。
対抗のサトノダイヤモンドは、皐月賞のレースぶりが期待したほどではなく、インパクトに欠けました。
しかし、厳しい流れを上位3頭の中では一番早めに動いて、直線でブレーキをかけながらの3着は、やっぱり強いと思います。
皐月賞で一生懸命、最後まで頑張れる馬だとわかったので、こちらも大きく崩れないと思っています。
デビューからのコンビであるルメール騎手も相当気合が入っているでしょうし、期待したいです。
単穴にマウントロブソン。
このレースに限りませんが、穴のパターンというのは「有力馬に差し馬が多いときの先行馬」であり「実績を過小評価されている馬」です。今年はマウントロブソンがそれかな、と。
皐月賞はきつい流れを前で踏ん張って6着。よく頑張っていると思います。
スプリングSをしっかり勝っているのも良いですし、個人的にはあすなろ賞が強かったと思っています。
平均ペースで先行して、後続がマカヒキあたりに気を取られる流れになれば、粘り込めるのでは。
押さえにスマートオーディン。
この馬も結構ドラマがありますよね。父が出走できなかったダービーへ、父と同じような裏路線からの参戦。
性格的にムラがあるのは明らかなので、共同通信杯の凡走とかはまったく気にしていません。
以前まではまっすぐ走れなかったのが、かなり改善してきているのが好印象。一戦ごとに相手は弱くとも自分の課題を克服しつつ、末脚も研ぎ澄まされてきたように思います。
展開次第では本命馬を撫で斬りにする可能性も秘めていると思います。
あとは、消した有力馬に関して
データ的には買える青葉賞馬ですが、ヴァンキッシュランはとにかくまっすぐ走れないのが不安です。青葉賞は強かったですが、今回はあんなにふらふら出来ないでしょう。力を出し切れないと見ています。
リオンディーズはデータ1で消し。2走続けて暴走気味なので、ここでの修正は難しいかと。
エピファネイアに重ねて人気になっている感じも嫌ですね。この馬はエピファネイアではありませんので。
エアスピネルもデータ1で消し。ただ、絶好調の武豊騎手、母エアメサイアは決してマイラーではなかったことを考えると、怖い一頭です。
マカヒキはデータ2で消し。マイラー説を唱えておきます。
まぁ、皐月賞で後方から来た馬はダメ理論は2014年のダービー予想でも披露して、ワンアンドオンリーにあっさりやられて恥をかきましたけど……
マカヒキはさすがに先行しないと思います。
【買い目】
印4頭の馬連BOXで。◎-○は少し厚めに。
今後、競馬がもっと盛り上がっていくような、素晴らしいレースになりますように。
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