10期 予想歴19年
◎スーパームーン
7着/5人気
○マリアライト2着/1人
▲マドリードカフェ12着/10人
展開だがネオブラックダイヤの出方がどちらかな、というところでノリがある程度主張していくかどうか。内枠だと行き脚が微妙な馬なのでそこが鍵になるが、ひとまずはサムソンズプライドかクリールカイザーを切る形をイメージ、マイネルラクリマ、タマモベストプレイら２列目勢も積極的に先行していくと思うので最序盤がはそれなりに流れそう。まあ坂スタートなので入りはちょっと遅いだろうが、それでも60秒前後のペースになっていく可能性が高いだろうと感じる。今の婆だと30秒前後の走破時計になると思っていて、中盤少しは緩むがそれでもそこまで極端ではなく平均ペース気味を想定、流れる分だけ仕掛けがちょっと遅くなるかなと。例年ほどポテンシャル戦になるかは微妙で、基礎スピードをある程度持っている馬を優先したい。ただギアチェンジは恐らくそこまで要求されないと思うので、ある程度の位置からしっかりと長く脚を使える馬をベースにしたい。
◎スーパームーンは普通にこのメンバーに入れば最上位で戦えると思うしハンデも56kgで悪くない。AJCCなんかは60.8-59.2とスローからの12.0 - 12.0 - 11.8 - 11.6 - 11.8 - 12.0とポテンシャル戦でL3最速の流れになった。ここで３角内から上手く４角で外に出したディサイファ武豊と比べても最初からかなり外を回して４角最速地点では２頭分外。そう考えればしっかりと２着争いを制してきたというのは高く評価したい材料。それと、府中適性も高い馬で、３走前のアル共でもスローからの12.7 - 12.4 - 12.3 - 11.1 - 11.2 - 11.9とTS持続特化戦。重馬場で内目から外に誘導していく過程があったので伸び始めは微妙だったがL1まで食い込んでいる。ディセンバーSなんかでもトーセンレーヴが有馬でかなりやれたことを考えるとこのメンバー構成で普通に正攻法で勝負できる一頭のはず。今回は結構先行勢が揃ったので、無理なく好位～中団ぐらいで進めながら３～４角で仕掛けをワンテンポ早めてくれそうなミルコとのコンビというのも含めてここは積極的に狙いたい。
◯マリアライトは56kgがポイントかなとは思うが、それ以外で嫌う要素がまずない。日経賞でドスローからの13.2 - 12.4 - 12.2 - 11.8 - 10.9 - 11.2と究極的な2Fギアチェンジ戦で内ポケットから外に出した分だけ流石に置かれたがそれでも有馬で見せたとおり最上位の面々相手にL1食い込んでくる脚は見せていて結構反応できている方だろうと。このメンバー構成なら緩い地点から要所で動くギアチェンジそのものに不安はない。この枠である程度前目のポジションを取って進められればと。ポテンシャル戦に関してもオールカマーでショウナンパンドラには完敗したがかなり外外を回していたのもあるし、ハイレベル戦で最後まで伸びてきていた点は評価したい。トップスピード戦でのパフォーマンスを上げてきているので理想を言えばペースは落ち着いたほうが良いと思うが、今年のメンバー構成ならオールカマーだけやれれば、あとはそれを前々内々で立ち回れればポテンシャルでも勝負できるはず。強敵が外目の枠に入ったのも大きい。
▲マドリードカフェ
この馬は明らかに過小評価され過ぎだろうと思う。前走は２着なんだがそれでも恵まれた２着ではなかったと見ている。阪神芝外2400ｍ戦でかなりの高速馬場、12.2 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 12.4 - 12.7というラップ推移だが大逃げ馬がいたことでこの馬のように先行馬は早めに動く必要があったし目標になってそれでも早い段階で抜け出してきてL1で逃げ馬はとらえたが外から勝ち馬に差し込まれた。レースラップで見てもL3最速なわけで、後続はもちろんそれ以上に速い仕掛けを要求された中でしぶとく単独２着を確保できたのは素直に評価していい。それと、この馬は府中適性が掴みにくいところはあるんだが、2400のゆりかもめ賞では13.2 - 12.6 - 11.3 - 11.3 - 11.7のラップ推移で２列目ポケットからすっと反応して直線入りで加速しかけたがそこで不利を受けて下がってしまっている。動き出しは早い馬だと思うし、高速馬場巧者で２，３走前は明らかに適性外の競馬だったはず。普通にここに入っても内々で立ちまわって一足を使うイメージなら侮れない。
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