10期 予想歴19年
◎トーホウジャッカル
15着/6人気
○サトノクラウン6着/9人
▲ラストインパクト7着/11人
土曜開催中から終了後もしばらく小雨がぱらついていた。開催が進むにつれて時計が掛かっていたし、恐らくタフな馬場で行われるとみて間違いないだろう。表記的には稍重ぐらいには持って行くだろうが、実質的には土曜か幾らかマシ、ぐらいのイメージでみておくべきだと思う。予想に悩み過ぎて時間がないので、端的に。
展開予想はハッキリ言って難しい。個人的な予想なんだが、今回武豊とキタサンは逃げないとみている。内のアンビシャスがいて、そして恐らく田辺のワンアンドオンリーが逃げの手を狙うんじゃないかなと。この辺りを色々見ながら進めて、ひとまずハナでスタートをすると思っているが途中でワンアンドなり何かしらに譲る可能性が高いかなと。勿論誰も来なければハナをという形もあると思っているが、ペース自体は上げずに進めたいという意識が働きそう。馬場も重いのでハナを切るつもりなら強引に行けば行けると思うが、結構誰もがある程度チャンスがあると思ってそうだし、カレンも前走であの感じなら逃げの手はないとなると意外と最序盤は探り探りになるような感じ。入りはゆったりになる可能性が高いとみて、62-12.5-60ぐらいでスローロンスパを想定しておく。流れちゃったらごめんなさい予想だね。ちょっと色々考えすぎてまとまらなくなったのでシンプルに予想した。
◎トーホウジャッカルは不安は２つ、一つはやはり重馬場がどうなのか。もう一つは前半のペース。重馬場に関してはもう頑張ってくれというしかないが（500万下クラスで実績はあるものの判定できん）、ペースは恐らく今回は馬場も悪化するということで最序盤は探り探りだろうと思う。特にキタサンブラックの場合は別に逃げなくても良い馬なので行く馬がいれば無理に行く必要はないし控えてポケットでも器用に立ち回れるからそれならそれでいい。そうなるとやっぱり基本的にペースが上がる可能性は低いと考えた方が良いと思う。それでも馬場がかなり悪いので61秒ぐらいなら平均ペースになってしまうが、淡々とした流れではなく入りはゆったりからのロンスパにシフトしそうかなと。前走の天皇賞春を素直に評価した。宝塚記念は春の天皇賞で最速地点を外から動いて崩れた馬を狙うのが基本だとは思っていて、この馬の場合は崩れていないが12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.4 - 11.7 - 11.9とＬ３最速、Ｌ４でも速いラップの中で外外から押し上げる格好。３頭分ぐらい外を回してというのはなかなか京都の長丁場でコーナー最速では厳しいんだが、それでＬ１まで踏ん張れている。ポテンシャル勝負向きの感じはあるし、菊花賞は３角は完璧４角で勝ちに行って最内ピタッと立ち回ったサウンズにＬ１では寄せ付けなかった。とはいえこの世代はポテンシャル戦のレベル判定が難しかったし何とも。それでもハイレベルの４歳世代が混じった春天でポテンシャルで一枚上の競馬ができていたのはこの馬だと思う。後は３～４角でのポジションで上手く立ち回った馬が上位ばかり。基礎スピード面に不安があるので高速馬場でペースが上がってスピード勝負だと危うかったが、今回は2200だし重馬場でガンガン飛ばしていく逃げ馬は不在。ある程度スローの流れでコントロール去れた中なら３～４角外から動いていきやすい阪神内回りは面白そう。ドゥラメンテが動く後ろぐらいを狙ってくれれば。
〇サトノクラウンはスローロンスパならこれだと思っている。ただ、京都記念でも63.6-61.4と２秒以上のドスロー、重馬場で12.7 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.1 - 12.5とポテンシャル戦の中で前々から粘り込んで寄せ付けずの圧勝。ペースが遅い中ならポジションを取っていける馬だし、今回は外枠で様子を見ながら進められる、馬場も悪く展開が読みにくいということもあってこの馬にとっては最序盤のレースがしやすい状況が整ったと思っている。弥生賞でもブライトエンブレムをポテンシャル戦でＬ１むしろじわっと離したか？というぐらいの競馬ができている師、４歳世代のポテンシャル馬では最上位だと思っていたし、今回もペースが上がってポジションを取るのに脚を使うと前走の香港クイーンエリザベス２世カップの時みたいに崩れる可能性はあると思うんだが、今回はそうならないとみる。スローロンスパで好位外ぐらいから立ち回れればと思っているし本質的にはステイヤー色が強い馬だと思っているので、そういう競馬でこそドゥラメンテを逆転できる立場になれるかなと。京都記念でも評価が落ちていたが今回もやや舐められている。条件は合っていると思うのでここでの挽回を期待。
▲ラストインパクト
まあ正直カレンミロティックと悩んだんだが、今回はスローロンスパの想定でいて、ポテンシャル戦で2200ならこちらの方を上位に取ったという形。内枠なので捌きながら動けるかがポイントになるがこの面子ならそこそこ中団～好位ぐらいは意識できそうで、キタサンの直後を取れれば理想だが、３～４角で内目を立ち回りながら器用に動けるというのがこの馬の魅力でもある。４走前も59.3-60.5とややハイも実質は平均ペースぐらいの中で中団で脚を残しつつ12.6 - 12.7 - 12.5 - 11.8 - 11.5 - 12.0のラップ推移で内からスルッと伸びてきた。基本的にバテ差し馬で、ポテンシャル戦で高いパフォーマンスを見せていたのが金鯱賞勝ちの内容。ああいう感じである程度のペースから後半のロンスパになるのが理想だと思っているし、高速馬場の方が良いとは思うが渋っている馬場もこなせる馬、ポテンシャルタイプで内から捌ける器用な馬となるとこの馬とキタサン、アンビシャスぐらいになるし、スローからの長距離寄りの競馬でとなるとこの馬かな。
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