新潟記念2009予想
ローテーションと夏の輸送を考える

スナフキン
09期 予想歴26年

◎サンライズベガ
  2着/6人気

○トウショウシロッコ12着/8人
▲エアシェイディ4着/3人
×ホッコーパドゥシャ


差し馬が目に付きますが、メイショウレガーロが逃げた時のラップはそう遅くなく、わたしのレースペース予想は平均ペース。

新潟のラップを見る時、他のコースより1Fが0.2~0.3秒速いですから、13秒掛かるとかなり遅いです。
2000mでは12.5を境に道中緩みがあったかの判断としています(自論)、そこで夏の新潟2000mの1F12.5を目安に脚質と照らし合わせて見ました。

3着以内の脚質では、差し馬が圧倒的で逃げ先行追い込みとほぼ同数。
道中の緩み(12.5以上)は、2ハロン計時して来るパターンがこちらも圧倒的。

特にこのクラスでは道中の緩みは少なく平均した流れに、瞬発力より持続脚が要求されスタミナのある先行馬に注意が必要で、今回このパターンになりそうな予感。

夏は輸送も控えてのレースとなるので馬なり調教になりやすく、きっちり追って来ている馬には要注意ですね。
最終追い切りの中で、6Fをしっかり追って来たサンライズベガに好調さを感じるし、夏は格よりデキ重視で。
先行して持続型、ストライドが大きく新潟の先行馬の好走例に良くあるタイプ。

レガーロをマークでの抜け出しが考えられ、上がりの掛かる展開が向きそうで、同様にシロッコも合う。

デキは今ひとつもメンバーを見たら、エアシェイディの底力は軽視できない。

アルコセニョーラが1番人気に推されているとは・・・、気楽な立場の追い込みがいいので。

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夏の新潟開催のトリ新潟記念ですから、ビシッと決めていきたいですね。
データ的に有利な枠はないか見てみました、なんとなくいい情報かと・・・

新潟2000mの3着以内成績は、

1枠 0回
2  2
3  0
4  6
5  5
6  6
7  6
8  2  4~7枠に集中し、勝ち馬は456枠の中枠が多く、包まれず直線も中から外目に持ち出しやすい利点でしょうか。
内2枠の2回の絡みは1人気馬、その1頭もスマートギアとあって納得。ちょっと頭の片隅に入れておいてもいいのかも。
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アルコセニョーラ
斤量とレースペースに左右され、好走例は限られます。
ですが、今回は54kと多頭数に差し馬の展開が予想され、アルコには当てはまってきそうです。
新潟のコース実績(1.2.1.0)は軽視できなく、近走を見ると
前走七夕賞53kで2着も直線の伸びは勝ち馬を凌ぐような脚、福島の2走の道悪では内をすくって2着と外から良く伸びて0.4差、ともに56kを背負い好内容。
重い斤量での好走の要因はタフな条件の方が良さそうですし、前崩れの傾向になって来ている馬場は差し馬にとっても有利、好条件が揃っているような。

トウショウシロッコ
前走内枠からの発走、道中痛みのあるぎりぎりのライン取りで同馬の外のラインを通っている馬たちの方がスタミナのロスがなくゴール前にその差が出ていました。
休み明け、-24kと状態は仕上がり途上でマイナス面は多々あり、今回上積みが期待でき、立て直す期間は十分にありますね。
エアシェイディとも僅差のレースがあり、一度叩いた効果は大きい。
切れのない詰めの甘さをカバーできる今の新潟はいい。

エアシェイディ
状態が整えば好走するわかりやすい調教と結びつくタイプ。
休み明けでも9分の仕上がりで出走できそうと伊藤師、初めてのコースも相性は良さそう。
少し気になる点は、中山と東京に出走と成績が集中していること、新潟への輸送はどうだろうか。
休み明けに初コース、夏はお休みのはずで7月に涼しい函館での好走はありますが、暑い8月の出走はなく飛びつきにくい材料もちらほら。


デストラメンテ
前走3角からペース上がりに対応できずとかなり長く追い上げる形。
それでもゴール前は勝負に持って来る、新潟のペースの変動の少ないコースはありがたく、しまいは確実にいい脚を使って来る。
過去に新潟でオウケンブルースリ54k、同馬57kと斤量差3kで勝ち負けしている。
コース実績も良く、時計の掛かる馬場が理想。


臨戦過程を考えると、小倉組より前走新潟か福島からの参戦の方に分があるでしょう。
夏の間隔のない長距離輸送には、馬への負担と仕上げの不安があります。
小倉⇔新潟の輸送には、太め残りや休み明け仕上がり途上の馬に上がり目があっても、牝馬や勝ち馬の状態の維持には影響がありそう。
そこで、七夕賞組の十分なローテとタフな馬場は新潟2000mと重なります。

(夏の好走例)
:小倉記念敗退からの小倉日経op好走
マストビートゥルー 8着⇒1着 小倉2走目の巻き返し
ニルヴァーナ 14着⇒3着
テイエムアンコール 16着⇒4着

:関屋記念敗退からの小倉日経op好走
バトルバニヤン 10着⇒2着 3カ月半休みを一度叩き輸送上積みありか

:七夕賞敗退からの小倉記念好走
エリモハリアー 13着⇒5着 約8カ月休みを一度叩き輸送上積みありか

:七夕賞好走からの札幌好走
グラスボンバー 6着⇒2着 約6カ月休みを一度叩き輸送上積みありか

東西への輸送を挟むなら、休み明け2戦目の馬は好走可能、連戦好走難。
関屋記念の上位陣は2~3ヵ月それ以上のローテでの好走。
近距離輸送なら敗退後の巻き返しあり。

これを踏まえるなら、
トウショウシロッコ
マルカシェンク
ハギノジョイフルの好走があってもいい

小倉のカノヤザクラにも敗退の原因はこの辺かも・・・。

このことからマイナス評価になるホッコーパドゥシャは、夏の休みのない過程に3度の輸送では厳しくはないだろうか。
3連続好走があるならわたしの考えなど、ひと蹴りで吹っ飛ばされる。


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新潟記念2009回顧
村山調教師、新時代の幕開け

スナフキン
09期 予想歴26年

次走狙い:ダイシンプラン
次走狙い:トウショウシロッコ


ホッコーパドゥシャに蹴り飛ばされて吹っ飛んだ回顧。

前日、直線の伸び脚に内外の差がなく先週とは違う感じは受けていたので、好枠の先行馬に分があることはなんとなく…。
馬券はベガから6点も、消し馬が勝ってしまう始末。うーん!?
わたしの場合は消しにする馬を選ぶ時に、来る可能性があるけど不安点がある考えだから来てもおかしくない。それでもよく来ちゃうんだよなあー、たまには消しでもと思ったらまた大当たり☆ ひやぁー。

レースは新潟2000mらしい落ち着いた流れ、4角まで来た時点で前残りが見えた。
しかし前の2頭は決め手のないレガーロと格下の粘り込みのベガ、ホッコーにとったら格好の獲物。七夕賞、小倉、新潟と厳しさをはねのけた勝利は馬はもとより、村山師の夏の仕上げの上手さに尽きるでしょう。
こういう新潟の馬場では、先行馬が有利で外枠が不利、外回りの方がより強い傾向が出ていますね。
次週のヒントにしたいです。

レガーロについては直線平坦が好走の見極めもあるので、秋は京都ぐらいしかないけど上がりが掛かるのが理想で、中京も難しい。

ベガは大きい走りが特徴、瞬発力勝負にならない選択が必要でOPでは条件の助けがいるでしょう。

巻き返しでは、外枠発走と追い込み勢になりますからエアシェイディと言いたいところですが、1週前では出走できるのかのデキで最終追いでなんとか8分程度。上積みは見込めてもこの先の相手はさらに上、追い切りの動きには注意したい。
次走は100%とはいかないので2走後が狙い目でしょうから、ちょうどいいのかも。

外枠発走のトウショウシロッコには、ペースが遅かったのと前に馬を置きづらい外より内の方が良く、道中スムーズに運ぶことが前提です。
もう少し長めからの追い切りが次回はほしいところ。

気性難が払拭できないダイシンプランは、道中素直なら決め脚を発揮もぷいっとすると弾けない。
パドックでも見分けが付かず、追い切りも馬体重でも同じですから難解です。
今回の先行策は馬場読みからのものでしょう、思い切った騎乗も馬にとっては寝耳に水、走る気をなくしやすい気性ですからやっぱり後ろから、勝負気配のない乗り方で直線だけの競馬が理想では、と思います。
人気になると早めに動き出しムダ脚を使うと弾けない、人気になりそうな騎手より直線を追えるだけのウデがあればいい。気楽な立場も必要なのかも。

ホッコーパドゥシャを管理する村山調教師はまだ2年目の新人です。
調教助手時代ウオッカを育てたことでは知られていますが、2年目ですでにリーディング48位と好成績。
騎手から助手への経験が生きていることは確かで、調教師界の改革派と注目していますし、とくに調教法の取り組みに期待しています。
村山さん重賞初勝利おめでとう!

ちょっと面白い話~村山師の管理馬でモンテローザ2歳牝馬は、父タニノギムレット母ベルナデッタ。
騎手時代に両親とも調教騎乗経験があり、特徴を知り尽くしていてのノーザンファームの管理依頼なのか?ですが、まさに適任とも思えるというお話。
まだ走ってないから、初戦のマル秘情報だったりして・・・おっとここだけの話に。


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