10期 予想歴19年
◎ワキノブレイブ
7着/8人気
○サドンストーム4着/6人
▲メイショウライナー12着/9人
馬場を見ていたらエアレーションの効果ゼロやな、というぐらい軽かった。メインも1:33.6と時計そのものも想定より速いんだが、ラップが異常といっても良くてこれでも10秒台をL2で刻んできてしまうレベル。かなり軽いとみていいと思うし、準OPのあのメンバーでもペースを46秒台まで入れていたら恐らく32秒台に楽に入っていただろうなと。それぐらいの馬場。まあ春の宮記念の時ほどかはまだ分からんが、それでもかなり軽い部類。
展開だがこの馬場とメンバー構成、枠の並びからこれはもう穴狙いすべきだと判断した。逃げ馬がベルカントでこれはほぼ確定的。ラインスピリットもラヴァーズポイントも前でゆったり入りたいタイプで無理に競ることはないのですぐに壁ができそう。これがそこまでテンが速くないエイシンブルズアイにどう影響するかというところ。馬場がある程度ソフトで出ても8秒台半ばという程度ならそれでも平均ペースぐらいかなと思ったんだが、ここまで軽いとなるとこのメンバー構成なら7秒台は楽に出てくる。控えめに見て1:07.5ぐらい出る馬場とすれば平均で33.7-33.8ぐらい。これがゆったり入られてしまうと34秒フラットぐらいならまずスローにシフトする。それより遅くなる可能性も十分あるメンバー構成で、テンの速さでベルカントがハナを取り切ってコントロールして3~4角の下りでブレーキを踏むような展開に持ち込む可能性が高いかなと。イメージとしては決め打つけど34.5-33.5ぐらい普通にあるんじゃないかというレベ
◎ワキノブレイブは今回の予想のスタイルを表しているというか、この馬でも勝負になるレベルとみている。エイシンはハイペースで良さが出たということは間違いない、スノードラゴンはトップスピードの質ではなくL1バテ差しが売りでスローで内でまごつくのは嫌、そしてこの2頭が内に入ってベルカントがレースを作るなら常識的に考えてペースを引き上げてわざわざアシストする必要がない。ベルカント自身ペースをコントロールして良さが出ているだけに康太でもあり無理せずコントロールしてくるだろうと。そうなるとスローからの決め手勝負で戦えるのはこの馬かなと。京都の場合は中京とは若干違いが合って、3角の下りでペースが上がってコーナーで11秒前後を連続する形になりやすい。例えば前走の鞍馬Sなんかは33.6-33.9とやや流れた平均ペースの中で10.9 - 11.1 - 10.9 - 11.9とコーナーで速いラップを踏まされる中で4頭分ぐらい外を回す羽目になった。ここで脚を使わされたことと、この馬にとっては33.6の入りはちょっと速かったかなというところ。この馬自身明確にスローバランスでこその馬で、かつ使える脚がちょっと短い。一方で中京では過去1度強い競馬をしていて、2年前の長篠Sだが33.8-35.0とハイペースも離れた中団で脚を残しながら11.5 - 11.5 - 11.8 - 11.7のラップ推移、外枠中団から追走、直線の坂の上りの地点で追い出されてからグンと伸びてきてしっかりと反応、L1は逆に甘くなって後傾型のロンドやアルマリンピアに差し込まれているが、瞬間的な脚が素晴らしいタイプなので京都よりコーナーで我慢、直線入りで加速というパターンになりやすそう、かつ今回は前半でスローになる可能性が高いとみているので余力を持って3~4角で我慢しながら直線の上りで一気に鋭くというパターンを期待したい。基本スロー向きではあると思っていて、かつスローで京都だと仕掛けが早くなりがちなので、中京で内に有力差し馬がいて、前が包んで支配、仕掛けを遅らせる意識が働くならこの馬が一番噛み合うはず。まあギャンブルだけど、ベルカントの逃げは確定的、番手勢がすぐ外にいて壁になって内に切り込むことを考えれば決して悪くないギャンブルだと思う。
〇サドンストームは前走春雷Sではワキノブレイブとの比較では見劣ったものの内容は悪くない。11.1 - 11.3 - 11.1 - 11.3と加速するラップにはなっていて、中団でポジションを取りに行ったが3~4角で待たされる形になったし、そこで進路を内に取り切ってから捌くという手順で勢いを上手くつけきれなかった感じはあるかなと。まあそれでも内容的には十分。今回は恐らく後方から進める形になると思うがスローで団子を想定しているし、そうなれば位置取りの差はさほど気にならない。余力を持った状態で直線2F勝負になればトップスピードの質、持続力で最上位なのと、昨年宮記念4着で11.4 - 11.6 - 11.3 - 11.6のラップ推移でL1でジリッと食い込んでいることでもわかるようにある程度上り坂での加速にも対応できる馬。今回は中団外ぐらいでもかなり楽に追走できるペースになると思っているので、直線での決め手勝負、上り32秒台を楽に出せるこの馬が切れ味でというパターンを狙う。ワキノブレイブとどちらを本命にしようか悩んだけど、長篠Sでの坂の上りの反応の良さと、瞬間的なトップスピードの質でワキノは良いものを持っているし実際前走でそこでは見劣っていたので、今の超高速中京だと届かない可能性の方が高いかなとみてこちらは対抗。
▲メイショウライナー
この馬は最序盤のポジショニングがカギだが、本来ゲートは速い馬のはずなので、一歩目でしっかりと前に出て内ポケットの2列目を確保してくれればチャンスかなと。この馬の良いところは坂の加速でもしっかりと動けていたことと、ポケットからでもやれるということが大きい。前走は33.6-33.9とそこそこは流れたこともあるし、ゲート自体は五分だったが3列目になってしまった。一瞬の脚は良いのだが3列目で直線を迎えてしまうとなかなか一足では詰めきれない。それにペースもこの馬にとってはちょっと速かった感覚。東京1400でも35.4-34.2とスローの中で11.9 - 11.4 - 11.2 - 11.7と直線半ばの上り坂まで加速していく競馬で番手からしっかりと抜け出し加速地点で先頭に立っているようにしっかりと緩い流れから動けるのが魅力。ベルカントの直後を取れればまずベルカントは一瞬は脚を使ってくれるのでそこで直後から進路を狙えると思うし、チャンスは大いにあるはず。エイシンより前に入れるかどうかがポイントかな。
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