ラジオnikkei賞2016予想

カタストロフィ
10期 予想歴19年

◎ストーミーシー
  10着/7人気

○アーバンキッド3着/5人
▲ダイワドレッサー2着/9人


 まあこちらは想定通りの馬場かなという感じ。夏なのでやっぱり高速馬場になっているなあと。中京の方が軽い印象はあるが、ひとまず高速馬場想定。


 そのうえで展開だがまあちょっと難儀ではある。スピード不足っぽいロードヴァンドールがハナを主張、先行勢は多いが逃げまでとなると田辺のジョルジュサンクがという感じで、まあそこまで速い流れに持ち込むかは微妙なところ。先行勢はカープストリーマーやダイワドレッサー、キングハート辺りもいるし、外からアーバンキッドもある程度の位置は確保してくるだろうが、500万下でも1:46.7と好時計が出ていて、なかなか混戦だが割とハイレベルな今回のメンバーで考えると46秒前後ぐらいは出ても驚けない。47-12-47で1:46.0を一応の目途にしつつ、平均~ややスローでというイメージでいいかなと。ハイペースのバランスにまでなり切る可能性は低いと思う。ペースが上がって仕掛けが遅れるパターンになるか、落ち着いて3角からの競馬になるか。ちょっと読みにくいところはあるので地力を重視。適性的には遅くても入りは47秒台半ばぐらいでイメージしていてある程度基礎スピードは重視した方が良いかなと。


◎ストーミーシーは素直にこの中である程度厳しい流れになれば一番強いかなと。NZT2着は内に切り込んでという形で迷惑をかけたしあれが全てとは思わないがそれでも関係なく2着は確保したと思う。46.6-47.3とハイペースながら11.7 - 12.1 - 11.8 - 11.7 - 11.7と大きく落とさない流れの中で後方から進めつつ3~4角で大外から追走しながら直線でしっかりと伸び、L1の上り坂地点でグンと来て決定的に伸びての2着。ダンツプリウスを高く評価していて厳しい流れの中でダンツがそこから一伸びをしたが、L1の段階では3馬身は離れていたところから11.7で突っ込んできているならL1は概ね11.1~2辺りで使ってきていると。恐らくL1最速ラップで速い流れの中で脚を残しつつしっかりと鋭さを引き出してきたというのは良い材料。マイルでも無理せずに後半勝負で鋭さを引き出せたのは良い。逆に前走のNHKマイルCではハイペースでも46.0-46.8、11.7 - 11.7 - 11.3 - 11.5 - 12.3とL3最速で仕掛けそのものも速い。コーナーでも息が入らず、この馬も積極的に追走する形で序盤に脚を使い、仕掛けてから直線半ばまでの脚は良く、ここでは結構来るかな?という手ごたえだったがL1甘くなった。前半追走しすぎた感じを受けたし、NZTの内容からもゆったり無理せずあの流れで鋭さをという点でも個人的には距離延長は1800ぐらいならプラスに働く可能性もあるかなと。鋭さがあったし、厳しい流れの中で息を入れながら引き出していたので福島1800は噛み合うかなと。そのうえで3~4角で内を立ち回ってという競馬が狙える枠。相手関係でもNZT、NHKマイルCの比較で見ればスピード勝負の舞台なら幾らか楽。意外とNHKマイルCでも最速地点で動けていたし、トップスピードの質もある程度持っている馬だと思うので楽しみは多い。穴っぽいイメージだがNZTはフロックではない。


〇アーバンキッドは流れ切ったら不安も大きいんだが、馬場が高速状態でひとまず完全なハイペースにはならないだろうというのは一つ良い材料。それとアーリントンCでも46.7-47.4のバランスの中で好位でポジションを取って12.3 - 12.4 - 11.4 - 11.3 - 12.3と中弛みで取り付かれて仕掛けの速い展開になりながら直線入りでの一足の段階ではダンツやレインボーよりいい脚を使えていた。また毎日杯ではドスローからのトップスピード戦で12.7 - 12.4 - 11.3 - 10.6 - 11.4と加速していく過程のL2直線前半で内からスパッと反応できていて、まあ外から押し上げてきていたキレ特化のスマートオーディンには見劣ったものの他の先頭列~2列目勢とは明らかに瞬時の反応に違いを見せていたと。前走のNHKマイルCは46.0-46.8とややハイペースではあるが、入りが46.0と高速基礎スピード勝負の中でついていって脚を無くした格好。同じハイペースでも息を入れたアーリントンCで良さが出たこと、対ダンツプリウス比較でもジュニアCで48.1-46.1とスローからの11.9 - 11.7 - 11.4 - 11.3 - 11.7と早めの仕掛け、TS持続に近い競馬の中では直線で鋭く伸びてL1で抜け出したダンツに強襲できているように、スローバランスで良さが出たのも確か。基礎スピードの幅は広い馬だが、マイルだと最上位相手に苦戦していたので、この距離で息を入れながらという競馬ができるのはいいはず。器用な馬なので外枠を引いた段階でちょっと割り引きたいところはあるが、それでも地力、総合力の高さ、1800への延長がプラスに働きそうという点を総合的に見ればやはり対抗には推したい。…後は福永だけ、頼むわホント。バランスを上手く取ってほしい、ある程度厳しい流れでも対応できるが武器は後半の鋭さ、ギアチェンジの早さにあるし、前半無理をしすぎるとちょっと甘くなるので様子を見ながら2列目を確保するのか離れた好位ぐらいで我慢して3角までに取り付くイメージか。馬場は良いので前半無理をしなければ後半の要素は削がれないので、できるだけ緩い地点で前に取り付いて仕掛けを待って4角で一気に速いラップを踏んでというイメージが欲しいかな。良い馬なので頑張ってもらいたい。


▲ダイワドレッサー
この馬は人気が読めなかったんだが、個人的には想像通りの落ち着き具合かな。この馬の場合マイル重賞のパフォーマンスと前走距離延長でも良いところを見せたという点を総合的に見ても確たる弱点がない。詰まった4走前を除けば常に安定している。3走前は中山マイルで47.5-46.8と平均の範囲の中で12.1 - 11.6 - 11.2 - 11.9のラップ推移、好発から2列目中目を確保して直線、前がギアチェンジで出し抜くのに対してここではちょっと反応で見劣って、L1のバテでしっかりと伸びて2列目から抜け出して2着を確保。使える脚自体は結構見せたが要所の反応でこのクラスのギアチェンジではちょっと見劣った感じ。まあそれでも大きく置かれず悪くはない。2走前は高速東京マイルで46.1-46.4と平均ペースでぶっちぎられたが、この馬は中団外からジリッと最後まで伸びてきての4着で、このレベルまで来るとスピード不足かなという感じの内容だった。ただL1まで伸びてきた点は評価したいし、そもそもここの2,3着馬もそれなりに評価している。前走は東京2400で59.8-59.8と平均も中弛みから12.6 - 12.7 - 11.4 - 11.5 - 11.6とL3最速戦。仕掛け自体はそれなりに速く出し切りやすい展開だったが後方外から仕掛けを待つ形で直線。そこからジリジリとした伸びを最後まで続けてL1までいい脚だった。ジリっぽいが最後までという点でも中弛みから取り付いて長く脚を使ったという点でもマイルよりは長い距離の方が合いそう。この距離なら基礎スピード不足もそう気にならないし、本来もうちょっと前で競馬ができる馬。レースレベルで判断しても2走前はロスも多かったし、ここに入っても好勝負できるパフォーマンスを見せている。


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