16期 予想歴4年
◎マイネルアウラート
16着/8人気
○ダッシングブレイズ10着/1人
▲カオスモス13着/13人
△タガノエトワール6着/10人
1.今の中京の馬場をどう捉えるか
3月の高松宮記念が超高速馬場で、そこから継続してスピード馬場と言われている今の中京競馬場。例年タフな競馬になりやすい中京記念だが、今年もそうなるのかが焦点となる。
結論から言うとイエスだが、中身は少々異なる。個人的には高速馬場であるか否かは二の次で、重視したいのはマイル特有のタフなラップである。根本的な話をするが、マイラーという言葉はこの距離のスペシャリストがいるから存在するわけだ。中距離でも短距離でもない、この距離でこそ生かされる能力がある。それがスピードの持続性であり、例えば東京マイルのロベルト系・デピュティミニスター系、中京記念のトニービンのような血統がこういった舞台で活躍するのである。
なにを言いたいかというと、このレースのブラッドバイアスは馬場コンディション以外の部分の適性があってのもので、これをまったくの0にして考えなくてもいいということである。それを前提としたうえで初めて高速馬場化の影響を考えることができる。
2年連続2着ミッキードリームを筆頭としてトニービン持ちがこのレースの主流であるが、前述したように今年もこのブラッドバイアスを重視して間違いはないだろう。しかしそれを例年並みに重視するべきではない。高速馬場の影響でまったく違う血統が来るリスクが伴うからだ。
2.去年からあった兆候
それを踏まえたとき、去年の結果というのは非常に興味深い。基本的に差し馬の好走が目立つこのレースで、改修後1位のタイムで先行馬のスマートオリオンが勝ち、中京競馬場が改修されてから35秒台の上がりが普通だったが、上がり1位は34秒台前半をマークした。これは中京記念の前週から仮柵が設置されてBコースにかわる影響もあるが、裏を返せばきれいなコースで走ればそれくらいのタイムが出るという証拠であり、完全に高速馬場と化した今年はその延長と捉えていいはずだ。それを示す結果として、土曜の中京は前有利の傾向だった。
そして去年の傾向でもう1つ触れておきたいのが、1・2着馬の前走がパラダイスSだったこと。もっというと4・5着もパラダイスS組だった。このレースは一昨年までそれほど好走馬を輩出するような前哨戦ではなかった。なのに去年はこの固め打ち。これは中京記念に以前よりも単純なスピード能力が要求されるようになった裏付けと言えるのではないだろうか。ここ数年の中京記念週のマイル成績を見ていると前走1400m組の好走が目立つ。もちろん改修仕立てのころにも該当馬はいたが、それが去年、そして今年の土曜と非常に顕著だ。
◎マイネルアウラートはパラダイスS1着からの参戦。 スピード決着にも対応でき、マイル重賞の実績もメンバー随一だ。この馬をこの人気で買えるなら当然買うしかないだろう。調整も順調で、適性・状態ともに死角が見当たらない。前目で競馬できるのも今の中京では心強い。
○ダッシングブレイズは状態面と人気で評価を1つ下げたが当然優勝候補。ローテーション的には数段下げてもいいと考えたが、秋のG1を目指す域にいる同馬にとってはできるだけ早く賞金を加算して楽なローテを歩みたいはず。ここは勝負になるくらいの仕上げはしてくるはずだ。
▲カオスモスは去年5着。とてもちぐはぐな競馬だったが、あれでコンマ2秒差なら強い競馬と見るべきだ。去年は鬼調教で穴人気したが、今年の調教も誰が見ようと文句のつけようがない素晴らしい内容。内枠・乗り替わりで割り引いたが軽視禁物だ。
△タガノエトワールは数時間前まで本命・対抗評価。調教も文句なしで血統はミッキードリームとほぼ同じと、いかにも買ってください的な馬だが、前述した内容を踏まえたとき割引するほかなかった。ただ軽視は禁物で2列目までには据えたい。
ブログ
http://blog.livedoor.jp/anadaisei0402/archives/63921135.html
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